【感想・ネタバレ】羅針盤の殺意 天久鷹央の推理カルテのレビュー

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『羅針盤の殺意 天久鷹央の推理カルテ』— 師匠の謎死と医療ミステリー

知念実希人氏の『羅針盤の殺意 天久鷹央の推理カルテ』は、シリーズ第15弾にして、新たな展開を迎える一作です。本作では、天才医師・天久鷹央が、自らの師である御子神氷魚の不可解な死に直面します。師匠の死に隠された真実を解明するため、鷹央は医療の現場で推理を展開していきます。

この物語は、師弟の絆と医療現場のリアルを組み合わせ、読者にスリリングな医療ミステリーを提供します。特に、鷹央と彼女の部下であるコトリとの関係が深まり、二人のコンビネーションが事件解決の鍵を握る場面は見どころの一つです。一方で、常連キャラクターである鴻ノ池の出番が少ないのはファンにとっては少し物足りないかもしれません。

このシリーズがテレビアニメ化されることも発表されており、その動向がさらに期待を集めています。アニメ化によって、鷹央のキャラクターや医療ミステリーの魅力が新たなファンにも伝わることでしょう。

『羅針盤の殺意』は、医療ミステリーとしての魅力とともに、人間ドラマの深さも感じさせる作品です。シリーズを追い続けるファンはもちろん、新しくこのシリーズに触れる読者にとっても、引き込まれること間違いなしです。次回作とアニメの両方に大いに期待したいと思います。

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2024年05月07日

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15作目。今回は短編3作だったが、特にメインの話はムチャ良かった。今回は舞がわりとおとなしくて良かった。実写化を望んでいるのだが、アニメ化されるそうで、いつから放送か気になる

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2024年04月17日

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見た目は高校生の様だが、その頭脳は天才と言える天久 鷹央先生のシリーズものですが、どれも面白いですが、本作もピカイチです。

御子神 氷魚、帝都大学の元主任教授で、現在は総合病院の院長を勤める人物。
かつての鷹央が『恩師』と仰ぐ唯一の人物。
しかし、その氷魚が脳梗塞で亡くなった。

場所は、病院地下のカルテ室で、誰もいない密室の部屋。謎めいた言葉を残した氷魚の死の真相を探るため、鷹央達が動き出す。

そこには、病院関係者を巡る大きな闇があった。
果たして、鷹央達は、事件の裏の裏の、更にその裏まで辿り着けるのか。

最後のどんでん返しに、必ず驚きます。
エピローグに、ウルウルです。
『ありがとう、そして...さようなら、氷魚先生』

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2024年03月24日

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これはよかった^_^
ただ、名前が…チヌって
知念実希人さんに直接逢えてサインしてもらった本、星4つや3つに出来ないや^_^
出来れば短編より長編で^_^

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2024年03月19日

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やはり私は『天久鷹央シリーズ』が大好きだ.同じ著者の作品の中で一番好きだ.このシリーズの成功のポイントは,もちろん秀逸なトリックにもあるが,それにも増して登場人物のキャラクターにあるように思える.主人公の天久鷹央,ワトソン役の小鳥遊優,そして鴻ノ池舞.中でもワトソン役が良い.本巻は短編2編と中編1編から構成される珍しい形式で,それぞれが十分に楽しめる作品である.

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2024年02月29日

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今回もめっちゃおもしろかった!!


タカタカペアも相変わらずのおもしろさ&可愛さが詰まってたし、鴻ノ池の茶化しもよかった。


真相もまさか、まさかの繰り返しだった。
最後まで楽しめた一冊。

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2024年02月19日

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タカタカペアは癒される。
今回は鷹央ちゃんの師匠の不可解な死の真相を暴く医療ミステリー。犯人は……そうきたかぁ~。
さすが普通には終わらせないね。

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2024年02月17日

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ネタバレ

『推理カルテ』シリーズの最新刊。
天久鷹央シリーズは『推理カルテ』が短編集、『事件カルテ』が長編になるので、これは短編集。
『禁断の果実』『七色の猫』『遺された挑戦状』の全3作を収録。
『禁断の果実』……特定の時期に起こる肝炎を患う高校生。意外な原因とは?
『七色の猫』……鷹央が保護した野良猫が不自然な色で塗られていた。しかも、似たようなケースが、60件も。誰が何のためにしたことか?真相を見抜いた鷹央は犯人に罠を仕掛ける。
『遺された挑戦状』……鷹央の師匠である御子神氷魚。彼女の余命は1年足らずだが「それよりも前に私が死んだとしたら誰かに殺されたということだ。その時は犯人を暴いて欲しい」という言葉を遺していた。その言葉通り氷魚は突然死を迎える。鷹央は部下の小鳥遊とともに真相解明に乗り出す。
気が付いたら読み終えてしまえる素敵な1作。
鷹央が作中で『硝子の塔の殺人』を読んでいたのも面白かった。

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2024年02月11日

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ネタバレ

 愛して止まない人気シリーズの最新作。三つの短編が収録されており、どれも面白かったが特に「遺された挑戦状」がメチャクチャ面白かった。主人公の天久鷹央の恩師、御子神氷魚が密室で殺された事件を捜査していくという内容だったが、解決編が終わったと思ったらもう一つの大きな盛り上りがあって一気読みだった。「自分はやはりこのシリーズが大好きだなぁ。」とつくづく感じた。ラストで恩師との絆を再認識したのとちゃんとお別れができていたのも良かった。

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2024年02月10日

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短編2つと、中編ひとつ。
・禁断の果実
見た目の麗しい男子高校生が入院してくる。毎年同じ時期に肝炎を起こす。この3年は起こしていなかったのに、なぜまた発症したのか。
・七色の猫
鷹央は染色された子猫を拾う。それは簡単には落ちない特殊な染色。獣医に予防接種と検診に連れていくと、このような子猫は9匹目だという。染色ネコの面倒を見てくれるNPO に連れていくと、その団体の人に鷹央がへんなことを言い始める。
・遺された挑戦状
鷹央の恩師、御子神氷魚は自閉症スペクトラム障害を有する点で鷹央と同じ。今は病気を患い、鷹央の患者でもある。余命一年の彼女が、もし自分がそれより早く死んだら、誰かに殺されたと考えて、調査してほしいと言っていた。そんな彼女が、脳梗塞で亡くなる。
好みとしては、短編2つの方。相変わらず仲良しの小鳥遊と鷹央でした。信頼度は上がった気がしますが、恋愛度は変わらない感じ。

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2024年05月19日

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羅針盤の殺意という題名だが、3つの短編だ。短編といっても布石が入っている。遺された挑戦状に導かれている。そういった意味で「羅針盤」なのだろう。

禁断の果実では、鷹央が硝子の塔の殺人や十角館の殺人を読んでいるのがユニークだ。毎年2月3月に肝炎になる男子高校生、銅が関係するが、小鳥遊と鴻ノ池のやり取りで推測できるが、病名は初めて聞いた。

七色の猫はそのまんま、特殊な塗料で色を付けられた猫、何らかの病気が関係するのか・・・。

遺された挑戦状、鷹央の師匠である御子神氷魚が脳梗塞で亡くなる。自殺なのか病死なのか殺人なのか、鷹央が究明していく。そして最後には意外な結末が・・・。
医療エンターテイナーの知念実希人さんらしさが溢れた作品だった。ミステリーだけど切ない涙を誘われる。

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2024年04月30日

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恩師が密室で亡くなった。自殺なのか?他殺なのか?警察でも捜査が揺れる中、鷹央が真実を見つけ出す。
いつもの三人のやり取りがとても楽しい。最後には意外な事実が発覚した。

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2024年04月22日

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ネタバレ

続けて読ませていただきました。

今回は恩師の物語が中心でしたね。
しかし、意外にも動物好きな鷹央先生。なんかかわいかったです。
こういう人の死なない話も良いですなぁ。

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2024年04月20日

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今作の刊行後にアニメ化も発表された人気シリーズの第15弾。鷹央の師匠が亡くなり、その真相に挑むというキャラクターの背景を掘り下げられるくらい積み重ねてきた強みが発揮された一冊。そのためシリーズの中でも屈指の人間ドラマ回であり、ミステリー部分が弱いというのはどうしてもある。個人的には『刑事コロンボ』にも『古畑任三郎』にも『相棒』にも、そして本シリーズにもたまにはそういう回があっても良い派。

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2024年04月17日

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御子神先生の死の謎解きは、なんとも切なかった。今回も全く想像がつかない結末だったなぁ。
小鳥遊とのやり取りも、だんだん夫婦漫才みたいになってきて面白い。
アニメ化も決まって、今後がますます楽しみ!

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2024年04月09日

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天久鷹央シリーズは全て読んでいる。
久々の短編集だった。
恐らく書き下ろし以外は、他の文芸誌掲載時に読んだ気も…
書き下ろしの、御子神先生との対決は清々しくて良かった。

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2024年04月07日

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今回は短編集で猫のお話や美少年の話と続き、最終話の羅針盤の殺意がメイン。鷹央の研修時代の恩師が登場。余命幾ばくもなく切ないお話。

天才は天才を知るではないですが、鷹央の先生も負けないぐらいの変人。鷹央が医師として人を救いたいという気持ちがヒシヒシと伝わってくる。珍しく恩師に対しては、対応も勝手が違う。
とんなに天才で孤高の存在どうしでも、人を救いたいといういう部分があったからこそ、分かち合えたのかな。

ドタバタの中で小鳥との距離も急接近

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2024年04月05日

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大好きな天久鷹央シリーズ。このシリーズはすべて読んでいるが、この本の中ではまだ鷹央と小鳥遊が出会ってからまだ8ヶ月しか経っていないことに驚く。いっぺん時系列を整理しないとよく分からなくなってきた。今回は鷹央の師匠である女性が出てくる。2人の絆、友情がテーマの1つ。小鳥遊と鷹央と鴻ノ池の掛け合いが相変わらずとても楽しい。

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2024年04月04日

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ネタバレ

鷹央の学生の頃の恩師・御子神氷魚が不治の病に冒され、最後に不可解な死を遂げる。氷魚は、鷹央と同じギフトの持ち主で、唯一「先生」と呼ぶ人だった。氷魚から自分の死の真相を解明して欲しいと遺言を残されて…

あの鷹央が師と仰ぐ人物だけあって、中々厄介な事件でした。

ギフトが授かる反面、人の気持ちにあまり関心がない2人だったけれど、本当に信頼できる姪と部下がいて救いがありました。

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2024年03月19日

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新作短編集

短編3編の最初2編はも一つだったけど、3編目の「遺された挑戦状」が面白かった。私的には短編より長編の方が好きなのだが‥。

鷹央と唯一張り合える頭脳の持ち主の師匠の、命をかけた挑戦。
作を追うごとにどんどん人間的にも成長し続ける鷹央から目が離せない。

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2024年03月14日

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大切な人からの信頼
想いに応えるために為すべくは
大切な人から教えられたことを
別の誰かに伝えていくこと
伝え続けていくこと

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2024年02月23日

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ネタバレ

場所のページの部屋の模式図から事件を考えながら解いていくのが面白い。答え合わせをした時のなるほど感がすごい

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2024年02月18日

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今回は間に別の事件をはさんで
鷹央ちゃんの恩師の死をめぐる事件。

スポーツマンの高校生が
幼い頃から突然の肝炎にかかる謎。
そんなことが原因でかかる病気があるのか。
これは知らないと判断できないよなぁ。

特殊な塗料で色をつけられた猫が
多数保護される事件が発生。
この章は病気は関係なかったけど
日常の謎が犯罪に結びついていた。

そして最後に、恩師の不審死。
状況から持病のせいで死亡したと思われるのに
恩師にあらかじめ言い含められていた鷹央は
殺人を否定することができない。
密室と思われる状況にも
きっと細工があるのだと調査を始める。

鷹央ちゃんが『硝子の塔の殺人』を読んでて
ニヤッとしてしまった。

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2024年03月17日

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はじめて天久鷹央シリーズを読んで見たがなかなか個性のあるキャラ設定がとても良かった。内容もライトな感じで読みやすい。

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2024年03月09日

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