【感想・ネタバレ】英語で話すヒント ――通訳者が教える上達法のレビュー

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Posted by ブクログ

a rocket-driven Sherlock Holmes

通訳者をこう呼ぶ人がいたみたい!


それだけですごくやる気が出てきてしまう単純な私。


長年の通訳の実体験も踏まえた英語学習へのコツが紹介されてます。インプットである聞くこと、アウトプットである話すことが連関してることなどは、その通りだと思うし、読むことが語彙、コロケーションの習得にとって効率的とも。最近は、というかこの8年近く英文なんてまともに読んでないので、耳が痛いですが、やはり基本に戻るしかないですね。

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2012年08月02日

Posted by ブクログ

第一級の通訳者が著した英語の“指南書”。「指南」という言葉がピッタリだ、と思うが、どうだろうか?
英語習得の極意が所狭しと並べられている。もっと深く知りたい…と思うが、これは新書の限界か。直接、お話を聴きたくなった。

“受験勉強”から解放されつつあるので、これから、今年の目標である英語の勉強再開だ。勉強のモチベーションを上げてくれる、そんな本である。

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2012年01月28日

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ネタバレ

非常に納得。自分の勉強法で足りないのは読むこと。最後まで言い切ること。継続は力。簡単に英語がマスターできる教材がよく宣伝されているが、やはり、死ぬまで努力し続けることが必要というのは納得。母国語ではないのだから。日本語でよく使う言葉で実は意味がよくわかっていない言葉がある。英語に置き換えようとする努力は日本語の意味を理解することにつながる。

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2012年01月22日

Posted by ブクログ

仕事や日常生活で、ときに英語が必要とされることもあり購読。

話すには英語力は大事、そしてバックグラウンドとなる教養・専門知識・準備も大事。
聞くには英語力は大事、そして話し手の論理を理解することも大事。

当たり前な気がするけど、果たして実践しているかというとしていない。そう、その大切さを改めて理解させてくれる。
私がこの本を、ありきたり、だなんて断罪するのはあまりにも傲慢。
私にとっては良書です。

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2016年11月13日

Posted by ブクログ

同時通訳者が通訳という立場で英語の勉強法を述べたものである。詩や文学を楽しんで学習することを推薦し、英語の学習は一生続くという当たり前だがあまり他の人が言わないことを言っていることは注目できる。
英語が不得意な学生が英語学習のひとつの立場として読んでみるのがいいであろう。

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2012年03月21日

Posted by ブクログ

同時翻訳者の観点から書かれた著作。
言語学や翻訳に限って言えば、ややテクニカルな内容も含まれているが、大変よみやすい。日本語に登場する比喩やオノマトペをどう英訳するか、巻末の章などは気軽な読み物としても楽しめる。

英語を外国語として学習する者固有のケースというよりも、外国語を使用するケース全般、ひいては「ひとの話にいかに耳を傾け、かつ自分のメッセージを伝えるか」という方法に着目しているという印象を与える。

著者のポイントは、

・話を聴く場合、言葉一つ一つに惑わされず、相手の意図(言いたい事)を把握する(リスニングの)
・発言する場合は、SVOまたはSVCという文構造を意識したシンプルなセンテンスをつくる(スピーキング)

といったところだろうか。語学力を鍛えるには実践あるのみだが、その心構えを知るには好著であると思う。ただ、リーディングの重要性や詩の朗読の効能は十分説得的というところまでかけているとは思えなかったのが残念といえば残念な点か。

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2012年02月13日

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ネタバレ

英語力を伸ばすには背景知識が不可欠。
まずは日本語でなんというかを考え、それを英語に変換する。何度もやっていると早くできるようになる。大人になってから英語を話せるようになるには効果的。
語彙力はまずは3000語まで無理やりにでもとにかく覚え、そこからは多読(と気になる部分を調査)で伸ばしていくと良い
発音は語尾に母音をつけないようにすることとリズム。詩の音読が効果的。
——
今まで漠然と疑問に思っていたことに答えが提示された気分。

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2024年02月27日

Posted by ブクログ

機中で読んだ本。
同時通訳者による「英語「で」話すヒント」。「英語「を」話すヒント」ではないと著者自身が何度も強調されている。
英語をネイティブとして身につけた訳ではない同時通訳者がどのように日本語と英語の間を行き来しているかが垣間見られて興味深いし参考になる。
ちょうど先日「英語で話すときは日本語で考えずに英語で考えろ」という人がいるが、そんなこと可能なのか??と話していたところ、この著者自身が「ムリ」と言い切っていらっしゃるのは我が意を得たりでした。

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2014年06月17日

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 アポロ11号の月面着陸を同時通訳したという、通訳で有名な先生による、英語を聞く、話すということについての指南。
 単語一つずつの意味をとるのではなく、話者が何を言おうとしているのかという意図を理解することや、また、誤解なく伝えるために日本語で言いたい内容を整理し、曖昧な表現を避けてはっきりと伝えることがいかに大切かということが強調して書かれている。
 特に印象的な部分は、「早く英語を読む練習は同時通訳にも効き目がある」(p.73)、という部分で、共感できた。さらに、(ネイティブのように易しい単語をいろいろに使って表現するのには慣れが必要で、日本人がそのような慣れで表現することは難しいので、)「ボキャブラリーについては、私たちはもっとレベルの高い単語を使った方が表現しやすい」(p.77)ということはとても面白く、語彙の学習の動機づけになった。簡単な単語で色々表現しなさい、とよく言うし、その大切さはよく分かるが、実は難しい単語を覚えて使うことよりも、簡単な単語を色々に使うことはとても難しいことだと思う。
 てっきりシャドーイングとかサイト・トランスレーションとかテクニック的なことが書かれているのかと思ったが、とても基本的なことが書かれていた。第6章の「日本語でこう言いたい時」の内容は、ソフトバンク新書の『訳せそうで訳せない日本語』の内容とかぶっているので、併せて読むと勉強になる。(12/08/05)

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2012年08月06日

Posted by ブクログ

読みやすい。
通訳は日常会話に終始せず、あらゆる分野で活動しなければならない。そのために、英語を学ぶというより、百科全書的な知識を必要とするのだろう。常に資料と共に学び続ける意欲がなければたいへんな職業だと思う。
しかし、やはり英語学習においては、通訳という手段を用いることが最適であることは著者の言うとおりだと思う。

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2012年02月25日

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