感情タグBEST3
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ビートルズのコピーバンドがタイムスリップした先は、ビートルズのデビュー前夜だった。出来心か魔が差したのか、彼らの曲を自作と偽った主人公達の運命は。そして本物のビートルズはー。
とにもかくにも、原作者のビートルズ愛がひしひし伝わってくる作品。かわぐちかいじという絶妙な伴侶を得て、先が見えないドキドキの展開にどっぷり引き込まれます。
やっている事はぶっちゃけ「盗作」なのですが、嫌悪感よりもワクワク感が上回ってしまう、実に不思議なストーリーです。話の根幹がしっかりしていて、ある意味真っ直ぐな作風が上手く作用しているのでしょう。
読み応え充分、目の離せない大人の冒険潭でした。
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これはたぶん一気に読んだから☆五個なんだと思う。一巻一巻発売を待ってて購入してたら星1つは絶対減ったんじゃないかな。
しかし鬱エンド大好きな私からすると堪らない終わり方だった。
…まぁ正直、最後のファブフォーは忘れ去られた、とか、歴史通りのデビュー曲だ!とかはしゃいでるシーンは納得いかないけれど。
あのアルバムを出しちゃった時点で、あの世界のビートルズはどうがんばっても、絶対にファブフォーの二番煎じ扱いになるはずなんだよね。
最後に謝罪会見開いてたけども、世間はどうしてもビートルズがファブフォーのパクりって思うだろうし。ビートルズ本人には曲を作った記憶がないんだし。
あの世界の現代、たぶんファブフォーとビートルズパクリ検証サイトとか大量にあるだろうよ。しかもビートルズ徹底的に叩かれてそう(笑)
ビートルズになり代わりたいわけじゃなく、自分たちがビートルズの一番のファン。
だから幻の新曲を聞きたい。
彼らが解散したのならビートルズを世に伝えることが自分たちの役目。
でもご本人がそれを楽々越えていくんだから自分たちはファンらしく外側から見てたい!
相当無責任だけど、4人の目的も行動も一貫してたし、話の流れが綺麗にまとまってた。
これが原作者の方のデビュー作っていうのが素晴らしい。
かわぐち先生の絵柄は苦手だったんだけど、ちゃんと読み直してみようと思う作品でした。
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9巻10巻同時発売!最後は一気に読めて良かったです。きれいにまとめたなぁ~。ビートルズに対するリスペクトは感じられるけど主人公達はちょっと可哀そう。気がつけば私が読んでる漫画ってタイムスリップばっかり。かわぐちさんもタイムスリップネタが好きなんだろ~な~。
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僕はビートルズ、ついに完結です。
連載中も読んでましたが9巻、10巻とあわせて一気に読むとまた感動も一段と上がります。
一部読者の中にはコピーバンドがビートルズをのっとる話なんて馬鹿にしてるとかいう人もいるらしいですが・・・作品やかいじ氏哲夫氏両方のあとがきを読むに絶対にそんなことはない、多大なリスペクトに溢れていることがわかります。
昔からのかわぐちかいじファン、音楽好きな方、なんかよくしらないけど面白そう、いろんな方におすすめの一冊です!
またこの二人のコンビで新しい作品が読みたいです。
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マコト、ショウ、レイ、コンタ。
4人が今、本当にこの時代を生きているような気がする。
彼らがビートルズに憧れたように、私もTHE FAB4の4人に会いたい。
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怒涛の勢いで読んでしまいました。
話の構成の仕方がうまいのか本当にとまらない。
大団円。
少し、まっとうすぎて物足りない気がしたけれど全体的にはとても面白かった。
コピーは本物を越えられるのか。
そして、才能はコピーできるのか。
考えさせられました。
本物の持つ輝きの前で一瞬に吹き飛ばされるファブフォー。
それがちょっと残念でした。
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かなり無理のある展開をしていたから、どういうふうに終わるのかなと思っていたのだけど、まあある意味思った通りというか、無理のあるところを無理矢理ごり押しして結末を着けたという印象。論理的に考えれば、頭の中にたくさんの?が生まれてしまう。だって、おかしいでしょ、タイムスリップものの基本を無視しているし。
じゃあダメなのかというとまったく正反対で、とてもさわやかですてきなラストだった。論理的なつじつまの安房なさが気にならないくらい、ビートルズに対するリスペクトが感じられる。また、登場人物たちに対する愛情がぐっと伝わってきて、気持ちよく読み終えることができた。特に最後の1ページがとってもすてきで、改めて最初から読み直したくなる。
あっという間に読み終わってしまう10巻ものだけど、読んでみてよかったなと思った作品。ビートルズが好きな人には是非読んでほしいと思う。
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1〜10巻を一気に読みました。
ビートルズを愛してやまないコピーバンドの4人が、何故かビートルズがデビューする直前の日本にタイムスリップしてしまうところから始まる物語。
この物語、原作はかわぐちかいじ先生ではないけれど、なんだか「ジパング」に似てますよね。歴史を変えないように生きるのか、新しい歴史を作るのか…そんな部分でハラハラしながら読みました。
でも、10巻まで読み終わってみれば、この物語は歴史が云々が重要なのではなくて、「やっぱりビートルズはカッコよくてスゴい」ということが言いたい物語だったのかな。ロンドンでのビートルズの演奏の回は、音がない白黒の紙面だけのコミックスなのに、その演奏に圧倒されて涙ぐむ自分が想像できましたもの。かわぐち先生の絵が、その感動にリアリズムを与えてくれていて、なんだか本当に若いころのビートルズを自分の目で見ることができたような気がしました。
(以降、多少ネタバレ)
細かいツッコミどころはあったけどね。FAB4として出してしまった曲は、ビートルズはきっとレコーディングしないだろうから、歴史のつじつまあわせで「213曲」になったとしても、私が聴いたことがない曲はあの1曲だけではないんだろうな。ちょっと聴いてみたいなぁ…なんて思ったりして(笑)。
なんにせよ、面白かった。
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1ー10巻まで読み終えました。
ストーリーがビードルズのまだいない時代にタイムトリップするところで、時代の流れを変えないようにするのかな、と思っていたのに全く逆をいく形の展開がすごく面白かったです!
タイムトリップの話で「信長協奏曲」という私の好きな漫画があるのですが、こちらは時代の流れを変えないようにしつつも、今までにない展開が広がっていてとても面白い作品です。
タイムトリップすると、その時代を風靡していたものがとても目立ちます。その時代の流れを壊さないように話が進んでいくものが大半の作品なので、僕はビードルズの展開はとても新鮮でした!!!
また、私はビードルズについてあまり詳しくありません。でも、この作品を読むとやっぱりロックの神様はビードルズなんだろうなぁと思えてビードルズが聴きたくなりました。
かわぐちかいじ先生の作品を読んだのは僕はビードルズが初めてだったので少し最初は絵が苦手な気がしましたが、読んでいくうちに不細工に思っていたコンタがとてもイケメンにみえてきました。時間ができたら他のかわぐちかいじ先生の作品も読みたいです。
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本物の力を見せつけた最終巻でした。
でも、結局、「彼らを過去に連れていくことで時間は彼らになにをさせたかったのか?」ということは棚上げでした。
そこが、弱い気もする。
ただ、タイムマシンがあったら、アイデア盗んで……って思うよね。その思いへのかなりモラルの高い回答ではあると思います。
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コミックの特徴を逆手に取った快作!読んだ全ての方に、鳴ったのはビートルズのソレだと思う。ソレでこの作品は成立しちゃうと思う!ビートルズのコピーバンドの音でなく…!
Posted by ブクログ
よくあるタイムスリップものだけど、モチーフがビートルズで絵がかわぐちかいじと聞くと読まずにはいられない。ビートルズを日本人がやるなんてこと自体、熱心なファンにはあり得ないだろう。とは言え、作品はしっかりとビートルズに対する畏敬の念は忘れてはいない。最後はビートルズはやっぱりビートルズにしかできない、ということで落着。