【感想・ネタバレ】「一風堂」ドラゴン(中国マーケット)に挑む! 中国に進出した外食企業は何をつかんだのかのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「博多一風堂」店主、㈱力の源カンパニー社長である、河原成美氏の本。
1952年生まれ(59歳?)、九州産業大学商学部卒。
2007年1月初版。

中国マーケットに進出した日本の外食産業の実態を赤裸々に描いた一冊。
前半は、一風堂と中国の企業との合弁会社の展開の中で
実際体験したことを綴り、
後半は、上海での他の外資を含む外食企業の状況を描いている。

読んでみると、上海の外食産業の実態がよく分かる。
これを読むと、中国だ、上海だ、と言われていても、
やはりまだまだ中国は発展途上国で、
インフラがきちんと整備された日本のレベルになるには、まだ時間がかかりそうな印象を受ける。
この本だけで判断するのは危険ではあるが、
正直な感想だと、足元未整備のまま経済だけどんどん膨らむバブルの様子を感じる。
しかし、それでもこれから成長し続ける魅力的な市場であることも伺える。

上海人の気質や、中国の飲食の裏事情など、色々と示唆に富む内容であり、
また、現場感に溢れた内容で、ドキドキ感を与えてくれる。


「一風堂」についてというよりは、
上海市場について書かれている本なので、
そちらに興味のない人には面白くないと思う。

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2011年12月08日

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