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Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
エレベーターのRボタンを押し惑う飛降り自殺志願者。混み合うデパートの非常ベルを見つめる主婦。
彼らの目前に、突然、“指”が現われた、まるでためらう気持ちにふんぎりをつけさせるかのように。
そして、指はボタンを押す―。東京各地に指が出現する事件が続発。
幻なのかトリックなのか?やがて指は大量殺人を目論みだした。不条理な恐怖があなたを襲う。
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突然「指」が現れ色んな事件を巻きおこす。
読みやすくて
これは面白かった!
Posted by ブクログ
自殺するためにエレベーターのボタンを押そうとしながら押せずにいる。その時どこからか現れた指がボタンを押す。
不倫相手から別れを切り出され、その男が勤めるデパートの非常ベルを押そうとしながら押せずにいた。その時現れた指が非常ベルを押す。
指の行動はエスカレートし、東京に混乱を引き起こす。
ゆび はいったい何なのか。何をしようとしているのか。
ひとつひとつは誰もが持つ欲望であり、嫉妬であり、羨望であったりするが、それが集合した時悪意は増幅する。
ただ、現実がゲームと融合するというのはどうなのだろうか。
Posted by ブクログ
この人のホラー小説は初。
誰のか分からない指がボタンを押す。
最初はその程度だったが行動はエスカレートし、ついには死亡者が出てしまい…という話。
こういった話は日本らしいなと思って読んでいた。下手にゾンビや悪霊が出てきてしまうよりも、神出鬼没で意図が読めない指が現れて押ボタンやエレベーターのボタンを押す。それによって事故や死亡者が出る方がだいぶ怖い気がする。多数の視点主が調べていくと何と指紋は死亡者や行方不明者というのだがそんなもの警察は信用できない。それは仕方ない気もするが、そんな中に旭とナリさんの行動は英断だったなと思う。
ラストが微妙に感じたがまあ最後のああいうのはホラーのお約束か。
Posted by ブクログ
ホラーとミステリーが融合されてて、また夫婦間の重いテーマも織り交ぜ大変良かった。非現実的だけどリアルに想像すると、恐ろしい…。最初と最後の少女の登場は寒気がするほど怖かった。誰しもが大なら小なり持ってる悪意が怖くなりました。暫くは人差し指見ないようにします。
Posted by ブクログ
意外、と言っては失礼だけど、このアイディアで最後にあのスケールまで話をデカくする手腕には、かすかに呆れつつ、それでも楽しく読めた♪
ラストがいかにも米ハリウッド製ホラー映画のそれと同じような感じだったので、確信してはいたものの、調べてみたらやっぱり続編とか色々とあるみたいですね~
そっちを読もうかどうかはまだ迷ってしまう段階ですが、この作品を読んだら、この著者のことも気になってくるw そんな1品だと思いました♪
Posted by ブクログ
妬みや恨み、負の感情は人を徐々にむしばんでいく。
悪意はふくらみ、そして増殖する過程で、その対象を拡げていく。
誰かを恨んでいたはずなのに、いつの間にか誰も彼もを怨みたくなる。
目にうつるすべての者を怨みたくなる。
そして、悪意にあやつられ、人は人であることを自らやめていく。
悲劇は、悲劇を起こす側から見れば喜劇でしかない。
Posted by ブクログ
ホラーなのかSFなのか、、荒唐無稽すぎてある意味おもしろかった。
続きが気になってサクサク読めたし、指が夢にまで出てきたよ。(笑)
イタおもしろいお話でした。
柴田さんの作品はけっこう読んでるけど、ホント幅広いなぁ。
ゆびシリーズ、2作目も読んじゃうんだろうなぁ。
Posted by ブクログ
結末がなぁという印象。なぜならSF的なのが苦手だから尚更。
人の悪意は膨らんでいくという話でもあるよね。
どちらにせよ、読まなくても良い本だったなぁという印象。
設定が面白かった分残念…
Posted by ブクログ
飛行機の待ち時間に読破。
ストーリーの発想は面白いけど、展開にあちこち無理がある。
細部まで練り上げられてないホラーやファンタジーほどウソ臭いものもない、と思う。
少なくとも感情移入はできないでしょう。
指。うん、怖いけどね。
Posted by ブクログ
「ゆび」は確かにそこにいて、意志があって。
不条理きまわりない…!
ホラージャンルになるんですかね…ラストも怖いよ…
場面が細々と変わるので、ちょっと「あれ」ってなりますが。
Posted by ブクログ
■会社のひとにかりました17
すっごいつまんないうえにオチも特にない、みたいに聞いたけど、全然そんなことなく。悪くない、というか普通です。
悪意、とかかと思いきや、猟奇的な殺人で。夫婦とか、社会とか生きることとか案外いろんなことが散りばめられていて。結構深いかなーともとれる感じ。
Posted by ブクログ
帯に【戦慄ホラー!】みたいなコピーがあったので、しばらく買うのを躊躇っていたんだけど、続編の『0(ゼロ)』を先に読んでしまったものだから、結局読まざるを得ないことになり購入。
ホラー、というよりオカルトだとおもう。
どっちにしろ、ジャンルとしては苦手。
でも柴田さんの文体のおかげで気持ち悪くならずに読みきれた。
つーか、わし、仏教徒だから、いまいちよくわかんない世界観だったなあ。
キリスト教の背景世界観て、勉強してもピンとこないんだよなー。
Posted by ブクログ
ホラーって最後まで読まないと、
気になって気になって、
落ち着かなくなります。
そういう意味では合格点。
悪意に対する恐怖はなかなか。
でも、なんか肝心の指、
っていうのが…どうも面白くて。
怖さ、という意味ではものたりなかったです。
なんだか想像すると、
ちょっと面白い…。
そして、原因もなんかよく分からない。
ただ在る悪意、にしては佐々木がイマイチだったかなぁ、と思いました、
Posted by ブクログ
1999年初版なので9年前の作品、かぁ…
この頃はこういうホラーが流行っていたのかな?
ノストラダムスの時代だし。
ご都合主義すぎて逆に不条理ホラーとして楽しめます。
お勧めはしませんが。