「ファンタジスタ不要論」。1990年代にその言葉が聞かれるようになってから、ロベルト・バッジョを始めとする数多のファンタジスタたちはその存在意義を問われた。
しかし!現代の日本に、とびきりのファンタジスタが現れた。
その名も関くんである。もちろんサッカーマンガ、ではない。
関くんが教室で織り成すトリッキーな「遊び(暇つぶし?)」の数々に、我々は魅了され、時に鋭いツッコミを入れたくなるだろう。関くんにツッコミを入れたくなったら、ぜひ彼の横の席の横井さんとツッコミ対決をしてほしい。彼女が心の中で繰り広げるツッコミのスピードと着眼点は、関くんのトリッキーな動きに負けず劣らず、珠玉の輝きを放っている。
サッカー好きのあなたにも、お笑い好きのあなたにも、もちろんマンガ好きのあなたにも、自信を持ってオススメできる作品である。
テレビアニメ化、ドラマ化もされているので、そちらも要チェック!(書店員・アンコウ)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
安定して面白い関くんの一人遊びも、四巻目を迎えている。
ロボット家族失踪事件や体育祭での奇行など、結構大胆な展開がちょろちょろと見られるこの巻もまた身が詰まって大変面白く仕上がっている。
50時間目のクリスマスツリーなどは「さすがにそれは先生気づくやろー」とツッコみたくもなるが、しれっと知らんぷりをする横井さんが面白いのでそこは目こぼししたい。
今回も星五つで評価している。発想力と切れ味に衰えが見えないのは恐るべきことである。
Posted by ブクログ
もはや「安心」して関くんの遊びと横井さんの掛け合いを見ている自分がいる。時々反撃できた横井さんも良いが、関くんワールドにハマって自己嫌悪の横井さんも良い。夢枕やテストの神懸かり的なパフォーマンスは面白かったが、これが続くとイヤだな。やはり、関くんには真っ当な遊び(?)をしてほしい。