【感想・ネタバレ】塩の街のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

友人に勧められて読んだ本。
すべてを塩が埋め尽くす塩害の時代、崩壊寸前となった世界で生き延びようとする男女の恋愛模様を描く。

SFとの前情報をいただきましたが、人間ドラマの方にフォーカスされているのもあるためか、そこまでSFチックでは無いと感じました。

グリーングリーンの歌詞と、「塩害が起きなければ秋葉さんには出会えなかった」という真奈ちゃんのセリフが印象的でした。

世界を救うか、好きな人を救うか。自分だったらこんなにスパッと決断できるだろうかと思ってしまいました。秋葉さんの覚悟と男らしさに憧れを感じながら読んでいました。

とてもとても良かったので、続編も近々読みたいと思います。

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2023年09月22日

ネタバレ 購入済み

大好きなお話。

大好きで何度も何度も何度も読み返しています。いつでも読めるように電子でも購入しました。

優しくて不器用な自衛官と強くてか弱い女の子のお話。真奈の軽い荷物であろうとする姿にとても非常に共感します。
世界の運命をかけた大恋愛。大好きなあなたしかいらない、という真っ直ぐで熱い気持ちが響きます。

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2021年02月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

誰かを片側から思う時間は苦しくて楽しい。あの人はこちらを振り向いてくれるだろうか、笑ってくれるだろうか、自分をどう思っているだろうか、自分があの人を好きなように、あの人も自分を好きになってくれるだろうか。

「女っていうのは、元来男よりも度胸がよくて図太い生き物だよ。男は頭でしか考えられないけど、女は違う。男は理屈を越えられないけど女は越えちゃう。頭以外のどっかでね、理屈を追い越した先にある何かをしっかり掴んでるんだろうね」

きっと、最後の瞬間まで恋をしていた人たちはいっぱいいる。(中略) 好きな人を守りたくて、守り切ったらついでに世界も救っていた。きっとそんなものだったのだ、この世界が救われたのは。

正の声は由美を肯定して心地好い。

あたしたちは大丈夫。真奈ちゃん、あんたも。こんなときでも幸せになっていい。こんなときでも幸せになれる。

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2024年04月13日

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有川浩のデビュー作ということで読みました。

有川浩のベタベタな恋愛ストーリーは大好物なのでとても楽しませてもらいました。

1番好きなキャラは入江です笑

あとがきに有川浩さんが入江には手を焼いたと書いてありましたがそんな舞台裏みたいなものも知れて読書として嬉しかったです。

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2023年12月26日

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謎の塩の結晶によって人類が壊滅的な被害を受けた世界。そんな世界の残酷さに晒される真奈に胸が痛くなった。物語前半の真奈は弱者で常に強者から搾取される立場だったが、後半になるにつれて彼女の強さを感じた。秋庭の重たい荷物になれたのだ。

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2023年09月18日

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初めはぶっきらぼうな男性だと思ったけど大切になった瞬間過保護になっててただ不器用なだけなんだなあ、と。度胸のある主人公の方も良き。塩になった彼女しょってる男性の話切なかった。塩害の実態がそこで分かった。

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2023年08月29日

ネタバレ 購入済み

自衛隊三部作1作目!切ない場面も多いですが、それぞれ一人ひとりの人生がとても丁寧に描かれている印象でした!

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2019年11月19日

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「海の底」に続いて…。
こちらもなかなか有り得ない設定。
SFと恋愛を織り交ぜた感じ、後日談があるから良さが成立した気がする。もちろん嫌いじゃないけど個人的には「海の底」の方が好み。

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2024年04月29日

Posted by ブクログ

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個人的に有川浩といえば、胸がきゅんとしてあたたかくなる恋愛ものを描くのがうまいイメージだったけれど、あらすじを見てSFなんだと驚いた。恥ずかしながら本作がデビュー作であることすら知らなかった。ちょうどSF小説を読んでみたい欲が湧きだしたころで、ワクワクしながら読みはじめた。が、やっぱりちゃんと恋愛ものだった。それも恋愛要素多め。勝手ながらちょっと、期待とのギャップにがっかり。スケールの大きい話に思えたが、実際描かれるのは主に真奈と秋庭の二人の世界で、どこまでいっても誰かの恋愛の話だった。

とはいえ、印象的で好きだった部分は一番初めに出てくる青年と塩になった彼女の話。愛に優劣をつけるのもなんだが、一番綺麗な愛の形だと思った。小説らしくて美しい。それから物語は真奈と秋庭の話へと移るが、作中主語がなだらかに変わっていくのが不思議な感覚で面白かったな。

本編は秋庭が無事突撃から帰ってきて終わるが、えらくあっさりしたラストシーンに物足りなく感じる。設定を面白く感じた分、科学的な見地からももっと描かれていれば物語に深みが出たのでは、とまったくの素人がほざきたくなった。メインテーマはそこではないというだけのことか。

今読み返すと拙い、と作者があとがきで語っているが、拙さゆえなのか、単純に好みではなかった、あるいは私の読む時期が違っただけなのかは分からない。大人に向けたライトノベルだともあったようにとても読みやすい作品ではあった。

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2024年04月12日

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数年前に途中で読むのをやめてしまって放置してたのを読み返した。

秋庭さんの「先に死なれたら俺がたまらねェんだよ!」のセリフの部分がグッときた。

登場人物の状況と重なる部分があり、共感できるところがちらほらあって引き込まれた。

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2023年12月30日

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ネタバレ

「海の底」とは違い、
どちらかと言うと恋愛小説でした。

自衛隊のかっこよさはあまり見られません。
でも秋庭さんがかっこいいです。

塩による文明崩壊。
そんな中でも、いやそんな中だからこそ恋をする人々。

「彼が世界を救ったとしたら彼女のためだけに救ったのだ。彼女がその世界にいるから。その世界に彼女が生きているから。そのほかの僕らは、きっとおまけで救われたのだ。」

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2023年10月19日

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