【感想・ネタバレ】読書力のレビュー

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Posted by ブクログ

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初めて読んだ新書
思っていたほど堅苦しいものでなく、読みやすいと感じた。
「本屋で本を買わずとも見ているだけで刺激になるから毎日行くべき」という話で、毎日でなくともなるべく本屋に立ち寄るようにしようと思えたし、実際行った時にはいつもと違う分野の本を読んでみたくなったり、今まで関心のなかったトピックについての本を買いたくなる。

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2022年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読書とは趣味でなく、義務である。
してもしなくてもいいものではなく、しなければならないもの。
そして、読書できるようになるためには、スポーツと同じく、練習が必要だ。
読書を通じて自分をつくり、鍛え、そして広げること。かつての日本ではその手段としての読書は当たり前だった。その具体的な手段と、ものの見方を、この本から学ぶことができる。

本は好きなのだけれど、最近めっきり集中力が落ちで、読まなくなってしまっていた。
なにより、「読書したと言いたいがための読書」に成り下がっている感覚もあって、読むこと自体が空疎だと感じ、ならば意味がないのだからやめておこう、と避けるようになっていた。
読書とは、本来そんな甘いものでもなければ、避けていいものでもないのである。
「単なる娯楽のための読書ではなく」、「多少とも精神の緊張を伴う読書」(まえがき_ii)。
これをテーマに、時間を過ごすためではなく、入り込む読書を、毎日少しずつでも続けるつもりだ。

以下、個人的に印象的だった文を残しておきます。

p.18
本を読んだというのは、まず「要約が言える」ということだ。

p.59
自分から積極的に意味を理解しようとする姿勢がなければ、読書にはならない。読書の習慣は、人に対して積極的に向かう構えを培うものだ。

p.108
わからなさを溜めておく。
この「溜める」技自体が、読書で培われるもっとも重要な力なのかもしれない。

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2022年07月25日

Posted by ブクログ

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本作の訴え
読書を通じて人としての深みを増す
そしてその手段として最適なのが読書

読書力の基準 文庫100冊新書50冊
本を読んだ基準 要約が言える
Q.本をなぜ読まなければいけないのか
A.自分をつくる最良の方法だから
人間の総合的な成長は優れた人間との対話を通じて育まれる
 →読書は著者との対
単独者となる
 →群れてないと安心できない人にならない
体験と読書は相反しない
 →実体験前に読書することで物事の本質が見える
 →絵画を見る前に事前知識をつけておく
緊張感のある読書なら本に線をひき、何度も読む
 →本を味わう
相関図などイメージが難しければ書き出す
 →大事なのは書き出す<内容を対話する
本の内容を人に話す
本のプレゼント
 →生徒側は自分で選びつつも、師からもらった本として印象に刻まれる

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2022年06月12日

Posted by ブクログ

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齋藤孝 「読書力」

0.読書力とは何か
 読書力がある人は本の内容が分かるようにして線を引いたり、キーワードに印をつけている。そして、そういう人は本の要約が言える。そして、この読書力があるかどうかの基準として著者は、文庫百冊・新書五十冊を目安にしている。

1.自分をつくる
 本を読む必要がある理由は、本を読むことにより自分をつくるためだ。そして、「自分をつくる」とは色々な種類・著者の本を読むことにより、多面的な考え方や幅広い教養を身につけることである。これにより、多くの言葉を知り、思考力を養うことができる。また、多くの物事の考え方を知ることで自身の置かれた困難な状況を打破できることもある。

2.自分を鍛える
 読書を上達するためのステップは4つある。

STEP1 本を読み聞かせてもらう

 この読み聞かせにより、言葉から映像や音、匂いなどを想像する力を養う。そして、それに最適な本が宮沢賢治さんの作品である。彼の言葉は具体的に色や音、匂い、などが想像しやすいのである。

STEP2 自分で声に出して読む

 音読することにより、黙読より機能している脳の範囲が広くなる。また、言葉の意味や文の構造に意識がいき、文章に慣れてくる。これにより黙読で大量の本をこなす基礎を作る。

STEP3 線を引きながら読む

 線を引くことで、本に対して積極的になる。著者が言いたいことに線を引く意識を向けることで要約力を鍛えることができる。

STEP4 本ごとに緩急をつけて読む

 大事なところはゆっくり読んだり、自身にとって意味のないと思うところは飛ばしたりする。これにより、合理的な読書ができ、複数の本を並行的に読めるようになる。

3.自分を広げる
 読書は自分をつくるだけでなく、コミュニケーションに良い影響を与える。コミュニケーションにおいて重要なのは脈絡のある会話をすることである。そして、脈絡のある会話をするためには相手の話の要点を抑え、それを自分の言葉にして相手に返すことが必要である。読書は会話と似ており、著者の主張の要点を抑えるため、コミュニケーションにいい影響を与える。

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2022年02月28日

Posted by ブクログ

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この書籍では、「読書力があるか」の判断基準として「文庫100冊、新書50冊を読んだ」を挙げている。この基準が正しいかどうかはともかく、明確な目標を提示してくれている点と、読書は「してもしなくてもよい」ではなく「しなければならない」と言い切る点など読書欲を駆き立てる内容が書かれています。

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2024年01月04日

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