【感想・ネタバレ】駆けてきた少女のレビュー

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Posted by ブクログ

再読なのに、解説を読んで時制問題に初めて気がついた。言われてみればそうですよね。
作品自体はいつも通りの魅力が詰まっているので、今回は解説に加点して満点にしよう。
いつ読んでも色褪せない名シリーズです。

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2015年04月10日

Posted by ブクログ

もう、「俺」の言葉のキレが相変らず。
ほとんどの言葉を引用に記録しておきたいくらい。
この作品は、人物描写とか、「俺」の交友関係などを楽しむ内容でした。
事件自体がどかん!と起きるわけではないので。

ここに出てくる柏木とか松井君が絡んでくる別シリーズもあるらしいので、そちらもぜひ読んでみたいです。
「熾火」「ススキノハーフボイルド」「後ろ傷」

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2012年02月26日

Posted by ブクログ

ススキノ探偵シリーズ7作目らしい。
初めて読んだ。
「探偵はバーにいる」は、映画で観た気がするのだが?
こんな感じだった?
全然覚えてない。

けど主人公のキャラが立っていて、
面白かった。
ケータイ嫌いとか、
タバコふかして酒飲みながら、半身浴とか。

1作目から読んでみようと思った。

一日で読めるくらい、読みやすい本。

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2024年01月03日

Posted by ブクログ

ススキノ探偵シリーズ。
《俺》はビルの8階にあるスナックで飲んだ後、そのビルの階段で若い男女に出会う。女性が嫌がっているらしいのを見て男を窘めると、女に唆された男にナイフで刺されてしまう。
腹の脂肪が厚いお陰で傷は浅く済んだが、犯人は捕まらない。

入院中に見舞いにきた霊能力おばちゃん・濱谷に、最近濱谷のところに入り浸っている女子高生のことで相談を受ける。
退院すると女子高生の素性を調べ始めて、更に自分を刺した犯人も追い始める。
その内、犯人と思われる男を割り出すが、その犯人・加賀埜という男と仲間のもう一人が別々に遺体で発見される。


なんというか、あれもこれも 色々な人間が複雑に絡んで、あちこちに話が飛んでいく感じです。

柏木のことも居残のことも、サンドラのこともちょっとスッキリしない。
うーん、でもこういう終わり方もあるのかな。
苦いけれど。

でも相変わらず途中、面白いんですよね。

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2016年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

東直己『ススキノ探偵シリーズ』の特徴-事件の顛末、模様を描くのは当然だが、読んでいてそれ以上に登場人物たち、それも主人公以外の人物描写に熱心な様子が窺える。本書でも冗談ではなく、よくぞここまで並べたものだなと感心するほど、懐かしい顔ぶれが登場してくる。冒頭から『探偵はひとりぼっち』の協力者だった霊能力者・聖清澄の名が。『消えた少年』『探偵はひとりぼっち』では刑事だった種谷努が退職してからも重要な役で絡んでくる。
本書は『ススキノ、ハーフボイルド』『識火』の三作が合体して初めて完全形となる物語の一篇でもある。柏木香織の末路が描かれている。

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2011年01月29日

Posted by ブクログ

「ススキノ・ハードボイルド」・「識火」とリンクする壮大なコラボレーション作品。

ススキノの俺シリーズとしては40代になって初めての本格長編。

是非とも三作読み比べてみてくださいw

氏の凄さを体感できる出来ですよw

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

悠然とあたりを睥睨へいげい 若い燕 キチ…ええと、今の言葉で言うと、世界に一つだけの花の中で、兎に角、何かこう頭の中で主張が渦になって止まらない、…頭の中で主張や真理が唸りを上げて飛び交い、沸騰している人、常に悪意に満ちた声に攻撃されている人、という逃したいて、そういう人が経営or運営している喫茶店や食堂などが、あんな外観をしていることが多い 拗音ようおん 稀の上にも稀だろう 地産地消が大切 鴨鴨川 蜷川 高中正義のサウダージのあの淡い哀しみも加味したつもりの命名だ 耳に快いこころよい 屯するたむろする キャバクラや射精産業に勧誘する連中だ 白石区しろいしく 天花粉てんかふん 道庁赤煉瓦の庭を突っ切り 高砂の一夜雫 勝呂麗奈 自分の短慮を悔やんだ 這々の体 君子危うきに近寄らず 化膿姉妹 金浜突飛〜 中山峠 盤渓学園 シボレー・カプリス むこ無辜の民 渡世 スリー・ピースのスーツ 柏木香織 登場人物諸賢の健闘を讃え 花岡組支配 足刀 ミンボーの女 逮捕連行される伊東四朗が 監督の伊丹十三はヤクザに顔を切られたんだったなぁ クラフトワークが好きだから それにはブライアン・イーノで応酬するんだ ひとつの型を教えたんだよ クロック・ムッシュ 去勢ショー トランスベスタイト 大橋巨泉が絡んでるはずだ ヒポクラテスの誓い 公序良俗に反する 福建省 こべつさわ小別沢トンネル ノウハウが確立されてるんですね 衷心ちゅうしん 呻いて 斜里町 栄転なのか左遷なのか

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2019年07月24日

Posted by ブクログ

畝原シリーズ「熾火」、ハーフボイルドシリーズ「ススキノ・ハーフボイルド」の2作品とリンクしている物語。
別に「駆けてきた少女」だけでも十分に話は出来上がっているけれど、3冊を読めば事件の裏に隠された「駆けてきた少女」ではわからなかった面も見えてくる。
面倒なことが嫌いなくせに、やけにおせっかいなところもある。
そんな憎めない「俺」も、気づけばけっこうな年齢になっている。
それでも、基本的なところはまったく変わらないのが嬉しい。
ススキノという限られた地域を舞台に繰り広げられる物語は、一匹狼的な探偵が巻き込まれるのは不相応なほどいつも壮大だ。
今回も、警察幹部を含む闇の癒着問題から、海外マフィアを巻き込んだ見世物ショーまでスケールは大きい。
そんなスケールの大きさなんて関係ない。
自分の周りだけしか見えていない、ある意味汚れていない女子高生の思いはまっすぐだ。
望むことにやけに正直で悪びれない。
「俺」はどこか気後れしつつも、彼女に協力することを約束する。
何の得にもならないのに、そうやって首を突っ込んでしまう「俺」が好きだ。
そして、いつも影ながら…たまには突撃隊長を兼ねながら行動する高田が好きだ。
ハードボイルドというものに暗いイメージがあったけれど、このシリーズを読むようになって意識が変わった。
こんなほろ苦い明るさのあるハードボイルドもいい。

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2017年03月12日

Posted by ブクログ

探偵はバーにいるシリーズ第七弾。

面白いのは他社の物語ともリンクさせているところ。時代背景、プロット、様々な要素を絡めている。
構想が凄い。
よくもまあ、ここまでできるものだと。

ただ、今回の去勢ショーに関してはいかがだろうか。というか、『駆けてきた少女』
石田衣良の『池袋ウエストゲートパーク』をまんま、パクってしまったんじゃねーか?と云う程に、内容が八割以上まるかぶり...

まあ、面白かったから良いけどね。

物語の主人公"俺"も当時は大学生だったのに、本作品では47歳か。
大分、時がたったな。

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2013年09月05日

Posted by ブクログ

すすきの探偵シリーズ。

道警の内部告発を中心にストーリーは展開。
北日の松尾さんが暗躍。

結果的には大風呂敷を広げた割には・・・って感じの終わり方なんだけどこれはこれですすきの探偵シリーズなのかなぁ。

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2013年05月26日

Posted by ブクログ

さて、これから3冊読むのだと心に決めて読む。

世の中、何を信用して生きてけばいいんだろうか、と
思うほどに、警察の腐敗と癒着と保身に
口はあんぐりとあいたままになりそう。

結局、世の中はかわらず、
残念な感じで終わってしまった。
後半の展開はもう少し丁寧にしてほしかったなぁ

あと、二冊読めば、印象も変わるのかしら・・

しかしながらに、47歳の「俺」は、大人になってというより
親父なっちゃって、段々頑固の度合いが増す、というか
頑固の場所が親父だ。
やめときゃいいのに、妙な正義感がムクムクと湧きあがる。
きっと、本人は認めないけれど。。。
真面目よねぇ。

主人公なんだし、
もうちょっと活躍させてあげてほしかったなぁ
脂肪でナイフが刺さらない、、なんて。。。
あー、主人公なのに・・

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2012年07月25日

Posted by ブクログ

人様の日記で知ったディナーショー(?)を思いだしちゃって、いやぁ〜ぁ!
主人公の台詞がやっぱり良い。後味が期待した感じではなかったから、星は少ないけど。

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2012年05月21日

Posted by ブクログ

ススキノ探偵シリーズ7作目。

他のシリーズ・作品とリンクしているとか。
やりたい放題だな…とは思いつつも、そっちも読んでみたくなる。

大きく括ると性犯罪。生々しい題材なのに、のめり込んでしまう。
そこは相変わらずの表現力。
そして登場人物の魅力的な人間味。

40代後半になった主人公・「俺」に対し、
シリーズ当初と比べ感じる回数は減ったが、やっぱかっこいい。

こんなおっさんになりたいとは決して思わないけど、かっこいい。

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2012年04月26日

Posted by ブクログ

ススキノ探偵シリーズ7作目。
今回は他作品とのリンク作ということもあり
今までの作品とは少し感じが違います。
内容は過激だけど、いつもより少しパンチは足りないかな。
そこまで俺が活躍してないというか…
でも気になるからリンクしている二作品も読みたいと思います。

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2012年03月27日

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