感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2011年11月09日
収録されている話のバリエーションが豊かな巻である。
最も印象的なのは書き下ろしの「エンゲージ、シックス、セブン」。マオと宗介・クルツの出会いの話。どういう出会いだったかはそれだけで面白いが、ミスリルのメンバー選定がどのように行なわれているかという組織の体制の情報が加わることで楽しみ方は2倍である。基...続きを読む本的にマオ寄りの視点で描かれているためマオの良い所が沢山出ている印象。しかし短編とはいえ敵に妙なコミカルさを付随する必要はなかったのではないかと思える。
完全にコミカルな「磯の香りのクックロビン」についてはいつもの短編らしい面に加え、「暴走する宗介を止めるかなめ」という普段の構図が成り立たない状況を作り出している為新鮮な面白さがある。「おとなのスニーキング・ミッション」も同様の魅力がややある。
なお、林水の過去に迫る「追憶のイノセント」は、まとめ方は良かったものの過程がやや淡白なのが勿体無い印象。ただし、この話から登場する「お蓮さん」の今後の短編での登場に期待。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
「追憶のイノセント」ラスト付近の哀愁というか余韻が大好き。ええ話や・・・。 宗介とマオ・クルツの出会いの話もすげえおもしろい、マオ、てめえに惚れたよ―ーー(*´Д`)
Posted by 読むコレ 2014年01月29日
再読。サブキャラにスポットを当てた外伝的内容の多い一冊でした。
特に林水の重要性を実感する作品です。
長編が軍事作戦パートであるなら、短編は差し詰め諜報部パートとでも言いましょうか。
宗介というキャラは単なる軍人ではなく、我々一般人の「軍事」というイメージを総合的にデフォルメしたものであるので...続きを読む、ASを乗り回すだけでは良さを生かしきれないのだと思います。
つまりこれからも宗介を生かすのに、諜報部の親玉である林水の存在は欠かせないと言っても過言ではないのです!
・・と、林水贔屓の立場から的外れな力説でした。
頑張れ閣下。
Posted by ブクログ 2013年03月12日
栄螺と追憶と大人と選抜の話。シリーズ七冊目、短編第四弾。林水生徒会長とSRTの過去に関する話が大半を占め、内容もいつになくシリアス風味。林水敦信はフルメタの中でも特に好きなキャラで「追憶のイノセント」は彼の中学時代に触れる貴重なエピソードではあるのだが本人はちょこっと顔を出す程度なのが残念。