【感想・ネタバレ】読む・打つ・書く 読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

 自分のようなほんのちょっとだけの知的(情報)生産者にとっても、とても励まされる内容だった。
 方法論の指南書というよりは、考え方の地図という感じかな。

0
2021年09月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ゲンロンカフェで山本貴光さん、吉川浩満さんとの鼎談、山本さんのツイートをきっかけに購入。本書の白眉はなんと言っても“整数倍の威力“だろう。ウサギよりは亀につくという話で、1日に書く量と時間を決めてそのノルマだけは死守することで、1冊の本が書けるぐらいの分量にはなるという話。個人的には読めてすらいないので、コツコツ読むことから始めて一定習慣化したところから書き始めたいと思う。こういうといつまでも書くことはできないと怒られそうだが・・・。まずは一歩からということでご寛恕いただきたい。
本書で主張されている書くことにより、後から振り返った時に自分が書いた書評、紹介が一番役立つであろうというのはその通りと思う。人が書いた書評や紹介文はもちろん参考にはなるのだが、当然ながらそれまでの人生というか、蓄積に差はあるため、着目するポイントや視点というのは異なるわけで、自分が書いたものが一番自分に近く感覚的にもフィットすることにはなるだろう。また、書籍という形でまとめることの意義についても納得。これも自分のために知識を一つの体系としてまとめるという効果があり、一定量の文章をストーリーの通った構造にまとめることで、自分の知識が整理され、また、客観化もできるだろう。
そして、著者のこだわりである、索引、文献リスト、脚注は必ず残すこと。これは読者のためだけでなく、自分自身にとっての資料的価値を高めることにもなる。むしろこちらの理由が大きい。ただし脚注については著者は本文中に織り込んでしまえという立場で、これは読みやすさを考えると理解できる。対談とかだと難しいと思うけど。
その他、本を整理するなら、売って古書市場に流通させること(捨てたり寄贈しない)で他人の手に届く可能性を残すこと。電子書籍やWEBの保管性の悪さというか、後から参照した時に情報が残っていなかったりなど、不都合が多い。資料的価値という意味では、紙の文献を手元に残すことはやはり必須のようだ。
私もシルヴィア主義者、ポパー主義者となって漸進的に物事を進めることにして“整数倍の威力“を味わうことにしたい。

0
2021年09月20日

Posted by ブクログ

科学者の本を読み、書評を書き、著作を書くことのすすめであり、前の2者は著作につながるつまりインプットをする際にアウトプットを意識することで、書ける。書評は我田引水が著作に結びつく。体系だった知は論文ではない著作でまとめられる。ポールシルビアのたくさん書く方法を絶賛推奨。

0
2022年01月08日

「学術・語学」ランキング