【感想・ネタバレ】先送りできない日本 “第二の焼け跡”からの再出発のレビュー

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Posted by ブクログ

農政はノー政σ^_^;
聞いたことはなかったですが言い得て妙ですね。
戸別所得補償制度とか農業ではなく農協(農家)を守る制度と言われても仕方ないです。
大規模経営からまた細切れに戻そうとしたのがあの政権やったと。
農業を守るためにどうすれば良いか。
株式会社を排除する社会主義的な政策が今の農業従事者の高齢化を生んでいます。
自民党の新しい世代が農政に力を入れてくれてるのがせめてもの救いかと思います。

「いい質問」とは情報の空白を埋める質問だそうです。
確かに知識に空白があると不安になるので埋めたくなるんですよね。
それが話者と共有できたら本当の意味でいい質問になるんやと思います。
ただ手を上げて発表すると難しいんですよねσ^_^;

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2017年05月11日

Posted by ブクログ

印象に残った言葉。

【TPPでどうなる日本の農家】
産業に関しては、過保護の子どもは育たない。温室育ちはひ弱ということです。
農業家の意欲をかきたてるような農政の転換を図ることができれば、結果として強い農家が生き延び、大きくなれます。

【国が変わるということ】
延命のために税金を使ってもいいのか、自由経済市場の原理に任せてつぶれるところは仕方ないとするのか。こと大原則を考えなければなりません。

【世界が知恵を絞る巨龍との付き合い方】
中国の国家としての挙動に違和感を覚え、中国人のモラルに驚くことがあったとしても、その歴史を知っていれば「中国人はけしからん」という発言にはならず、批判は中国の社会体制へと向かうはずです。

【今か、未来か?明日を決めるのはあなた】
日本の借金は900兆円。日本人は赤ちゃんから高齢者まで、まんべんなくならすと一人約700万円もの借金をしている計算になります。
実は、消費税の10%引き上げを前提にして、現在の日本の年金制度は設計されています。
若い政治家は逃げ切れません。自分が若い頃に取り組んだ政策がどうなったから、まだ、政治家である間に結果が出るからです。これでは先送りはしにくくなります。これが大事なのだと私は思います。
でて来るのは政局報道だけ。政治報道にはなっていないのです。

【あとがき】
「いい質問」とは、その欠落部分を埋めようとして尋ねている場合が多いのです。
大切なのは正解を出すことではない。考えることです。
国や行政が何をしてくれるのか考えるのではなく、自分たちに何ができるのか、自分に対して、「いい質問」を考えてみましょう。
事象Aを単なる感想Aで終わらせるのではなく、足りないジグソーパズルのピースを見つけ、いい質問ができる人であってほしいと思います。

池上さんは何事に対しても非常に分かりやすく説明できる人だけど、裏をかえせば本当に物事の本質を理解し、自分の意見をもっている人だとおもう。他の著書も読んでみよう。まずはそうだったのか!中国かな♪

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2013年01月25日

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一先ず近現代史を改めて勉強しようと思った。

過去の背景も踏まえた上で、
今を語れるような人間になりたい。
結局は、今は過去の出来事の結果、
だから、過去のプロセスを知って、今を理解しておかないといけない。
その上で、未来を考える。
そうでないと、過去と同じようなことをしていた、
ということに後で気づきかねない。

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2012年12月24日

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池上さんは、やはりわかりやすい。時事の有耶無耶にしてきた部分を補填するため、または知るための導入書としては良い本だと思います。問題意識が芽生える切っ掛けにもなるかと。特に若者に読んでほしい。自分も若者だけども。

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2012年05月12日

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ネタバレ

ざっくり言うとグローバル社会の中で日本はどうあるべきか?ということを書いた書です。
池上さんの本はやはり読みやすいなーと感じました。すらすら読めました。

まず経済面。
政治が介在して自国産業をガードするのは止めましょう、過保護はダメです、という主張が繰り返されています。
その材料として以下が挙げられています。
・IMF危機で生まれ変わった韓国
・過保護が原因で国際競争力を失った日本の米、米国の鉄鋼・自動車

次に外交面。
・外交にはしたたかさが必要。レアアースを外交カードに使う中国などは見習うべき
・中国との付き合いは難しい。まずは中国の歴史を知ることから

次に制度面。
・スタート平等、結果不平等が理想
・落ちこぼれた人のセーフネット整備も大切
・小泉、竹中政権は前者を志向したものの後者はあまり出来ていなかった

あと印象に残った話。
・こんにゃく芋だけ関税がやたら高い(1700%)のは主要生産地が首相を多く輩出している群馬だから
・レアアースが中国でほとんど(9割)取れるのは、低コスト(環境を無視して処理をしない)であるから。昔はほとんど米国で取れていた
・政治はいまいち、ただしその人を選んだのは国民。国民も悪いが、情報提供を怠ってきたマスコミにも責任がある。マスコミは政局を話すばかりで、制度面の詳しい話をしない。理解していないから

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2012年01月07日

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ネタバレ

先送りできない日本 “第二の焼け跡”からの再出発 (角川oneテーマ21) 2011/8/10

主に貿易自由化について多く書かれている
2011年6月2日記述

池上彰氏による著作。

本書では主にTPPや農業、またそれに絡む政治問題などについて解説している。
分かりやすい解説に定評があった池上氏の本なのでニュースの話題に疎い人であっても
日本の問題点について把握できるだろう。

本書を読んで感じるのは今日本国内で閉塞感が覆っている要因のひとつが貿易自由化の問題である。
特に韓国にいたっては日本以上にアメリカとの自由貿易化を進めており日本もTPP参加をしない場合、
国際競争に打ち勝っていけるのだろうか?
また同時に日本国内の農業も10年も経てば担い手の高齢化がますます進み立ちゆかなくなる可能性が極めて高い。
農地の集約化も進めていく必要もあるが
戸別所得補償制度によって(兼業農家が専業農家に貸していた土地の返還を求めるようになったため)
それも上手く進んでいない。
あちらを立てればこちらが立たずと言った状態で動けない内に先送りできない状況に日本が追い込まれている事がよく分かります。

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2022年01月15日

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国の借金問題、環境問題、政治問題、どれをとってももうぎりぎりなんだなと思う。
借金に関しては、ある日突然ぽっくりいって国が破綻するようになるのではとしか考えられない。
税金は10%に上げてもらって構わない。でも、私たちが根底に必要な食料品だけはどうか税を課さないでほしい。これはアメリカでも同じ。
供手当なんていらない。それよりか、もっと保育所を作って、給食費を無償にするほうがどんなにためになるか。
こんなこと考えても、全然そんな世論なんか聞いてくれないだろうな。
ただただ、忍耐強く生きていかねば。

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2017年12月15日

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忘れもしない2011年。
日本中が未曾有の災害に恐怖し、今なお、その影響は続いている。
人と人とのつながりを再確認した一方で信じていた世界が一夜にして崩壊した。
そこから我々はどう立ち直っていくか。
そして、立ち直るために解決しなければならない問題は何か。
答えのない、しかし暫定的であっても答えを出さなければならない。

TPP交渉は依然難航している。
良い点、悪い点が当然あるわけだが、「参加しない」という選択肢は、現実的ではない。
しかし、懸念されるのは国内産業の保護だ。
安い商品がたくさん入ってきたら、国内の産業は衰退してしまうのではないか......。
著者はそこにそもそもの考えの間違いがあると指摘する。
そんなに日本の産業は国際競争力がないのか、信用がないのか?
いつまでもガラパゴスではいられない。
この指摘に私もハッとした。
多少高くても、国産を買うだろうな、と。
国産牛肉は無理でも、国産豚肉、鶏肉を買うだろう。
たまにはスペインやカナダ、アメリカ産を買うかもしれないが、きっと信頼している国内産を買うだろう、と。

消費税増税についても著者は切り込む。
もはや日本には借金を返せるだけの余力がない。
だとしたら、税金を上げるしかない。
私もそれは仕方のないことだと思う。
確かに出費は痛い。
だが、そうしなければいつ日本が終焉の時を迎えるかわかったものではない。

政治家も、官僚も、マスコミも、そして有権者も考えなければいけない。
今がよければ明日はどうなってもいいのか?
地元にハコモノを誘致するだけの政治家でいいのか?
批判するだけの報道姿勢でいいのか?
それがわからないほど、あなたたちは、私は、そんなに愚かなのか?

著者の意見に全て賛同できるわけではない。
ただ、本書から伝わってくるのは、本当にこの人は「愛国心」のある人なのだ、ということ。
国旗や国歌をやたらと掲揚、斉唱し、他国を批判することが「愛国心」ではない。
この国を良くするために、未来に繋ぐために何ができるのか、何をしなければならないのか、何を伝えなければいけないのか、それを考え実践することが真の「愛国心」だ。
著者がたくさんの番組に出演するのはそういうわけなのだろう。
自分一人じゃ変わらない、ではなく、自分一人から変わっていく、それがこれからの日本に必要なことなのだ。

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2015年08月01日

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東北の震災で、被災地の人々は世界に大して日本人の美徳を示してくれた。今こそ我々は、かつての日本人が持っていたような自信と誇りを取り戻し、世界の競争に挑むべきであることを教えてくれる本である。

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2014年06月01日

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この本は、東日本大震災のころ出版された。この震災から日本は立ち上がることが出来るか否か、というよりも政治家だけが考えるのではなく、一人一人が世間に目を向けて行かなくてはならないと話している。第二次世界大戦から立ち上がったまでの経緯や、過去の首相の行動、発展した技術についてもわかりやすく説明している。一番理解できたのは、中国問題だ。中国問題の本質は、人ではなく国家にあるとのこと。消費税増税問題がどのような経過であったのか振り返ることが出来た。

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2014年03月18日

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誰にでも分かりやすい切り口で、時事問題を説いていく流れは、テレビで見るのと同様、さすがと思える。自分で考え続けていれば、少しくらいまともなことが話せるようになる気がして、そんな努力をしていこうと思う今日この頃です。

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2013年06月25日

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主に、TPP に絡めて、グローバリゼーションでの日本の立ち位置、貿易の問題を扱っていた。また、財政のことも触れていた。基本用語や歴史的経緯から説明されていたので、頭に入りやすかったです。

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2013年02月03日

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さすが池上彰、日々ニュースで聞き流しがちな話題を、分かりやすくも核心に迫る「ヒント」を沢山与えてくれる。とても読んだ後に満足感のある一冊。

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2012年12月22日

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震災直後に発刊され、TPPなど現代日本が抱える諸問題をわかり易く解説。さすが池上彰、と感じさせてくれるわけですが、学問的なアプローチでなく視聴者の目線で解説してくれるので新聞のお供には本当に最適だと思います。主観が少ない印象がありましたが、このくらいは解説として持論を入れているのかな?という雰囲気も。今後どっちに寄せていくのかによって、また好き嫌いがわかれていくのかもしれません。

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2012年08月21日

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ネタバレ

アメリカ政府が車産業を保護した為、GMは企業努力をせずに衰退した。
日本の農業も政府に圧力をかけて、守られている現状。
しかし、一部の産業を保護しすぎてしまうと、工夫や改善がされなくなり
結局淘汰されてしまう。政府も反発を押し切って政策を進める力が必要となる。もう先送りできない

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2012年08月14日

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ネタバレ

この本が出版されたのは約一年前。
それなのに、日本が抱えている問題のほとんどはそのままのような気がします。このままでは本当に立ち行かなくなるかもしれません。

あと、現代史の本を読んでみようと思いました。
特に中国。
嫌いだけれど、それですむ問題ではないのも確かです。

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2013年03月24日

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現在の日本で何が問題かをハッキリ書かれている一冊。現代の日本を見つめ直すのは用度いい書籍である。とても分かりやすい 昨年の東関東大震災後にこれからの日本はどのように、国内、そして国外に対しての接し方、対応すべき点が分かりやすく開設されている。

第1章-ドアを開ければグローバル会社
この章では
【感想】東西冷戦終了後を契機に、人件費の安い国に工場を建てて、人件費の安い労働者を雇用することが可能となり、ASEANをはじめ、先進国の工場が進出し、新たなマーケット(可能性)が誕生しつつある、等など…
更に、WTOやTPPについて…

第2章-TPPでどうなる、日本の農業
【感想】TPPの説明だけではなく、今まで国内でどのような農業対策されていたか、今後の危機や可能性、する必要の改革など。

つづいてほかの章でも分かりやすくテーマ別で開設されているので、飽きずに読むことができる。


第3章-国が変わるということ
【感想】隣の韓国の通貨危機の体験やその後の対策

第4章-世界が智慧を絞る巨龍との付き合い方
【感想】ここでいう、巨龍とは中国のことである。

第5章-物作り大国日本、新ステージ
【感想】どうも、日本は物作りは善くても、その売り方が今いちみたい…

第6章-今か、未来か?明日を決めるのはあなた


等など

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2012年03月24日

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ネタバレ

 「いまここ」でおきている問題を、意見を交えて解説している。ものすごく読みやすい。わかりやすい。

 同時に、この国の未来に対する大きな「憂い」、そして「決意」を感じた。
 
 経済、貿易、農業、ものづくり、財政、日本に山積する多くの問題。それが、震災をきっかけに、いよいよ先送りは許されなくなった。

 その現実に、とにかく、この国を動かすのは、政治家でも、国でもない。私たち1人1人なのだ。池上氏は、そういうことを、伝えたかったと感じる。

 この本を通して、「いま日本がすべきこと」「いま日本国民が考えるべきこと」「私たちはいま何を考え、何を解決していくべきか。」そのきっかけを与えてくれる。

ただし、このような類の本は、きっかけである。本の内容を鵜呑みにせず、ここを軸に、自ら学び、考える姿勢が必要である。

わかりやすいからといって、それが正解とは限らない。

 震災からの復興、同時にこの国の復興。国民みんなの知恵を絞って、いまこの日本を生まれ変わらせよう。再出発の時である。

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2012年02月23日

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ネタバレ

 111126 この本のタイトルは「先送りできない日本」ですが、読み進めて行くと「世界が先送りできなくなりつつある」と感じます。地球の恵みをむさぼってきた人類は、私たちの地球の存続させるために、立ち止まって考えなければならない時が迫っていることに気が付かなければならないのです。
 それぞれの国の政権は、自らを守るために短期的な政策を講じています。
 しかしながらそれは、どうしても「誰かが獲得して誰かが失う(win-lose)」の攻撃的な政策になりがちです。
 地球の環境が悪化し、資源が枯渇することが明白になった今こそ、先進国も、発展途上国も「両方とも得られる(win-win)」の政策を目指して、世界が手を結ばなければならないのではいでしょうか?

 日本がこれから目指すべきは、開発した新技術を使うことで実現するシステムを丸ごと売るという発想でしょう。例えば、日産リーフが家の電池も担えるように、個々のモノが別々に存在しているのではなく、大きなシステムの一部としてモノが存在するという考え方。モノづくりには哲学が必要です。どんなタイプの商品であっても、考え抜かれた哲学によって生産されたモノは、世界から受け入れられるのです。新しい知識は、いままで曇っていた視界を少し明るくしてくれます。私たちは、正解のない答えを自分なりに考えて見つけていく時代に入っています。

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2013年04月21日

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最近よく聞くようになったTPPについて、自分なりの考え方を深めようと思い購入。TPP参加に賛成派の意見はなかなかみることができないので、なるほどなぁ、と思いながら読んでおりました。
内容としては、TPPに対する言及がやや薄いかな?と感じましたが、池上さんお得意のわかりやすい説明で進んでいったので非常にわかりやすくコンパクトにまとまっています。
あとがきも面白かったので、是非読んでみることをおすすめします。

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2012年04月11日

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池上彰さんの本。日本の課題と可能性を、とってもわかりやすく解説しています。これを読めば、問題のポイントがだんだん見えてきます。読めば読むほど、待ったなしの日本ですネね…。

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2013年02月17日

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ネタバレ

中国を見る場合、民族ではなくて、国家体制を問題視すべきです。中国の現代史は中国共産党によって、人々が翻弄されてきた歴史でした
政治とは、所得を再配分することです。国民からいったん預かった税金を、何にいくらずつ配分するかを決めるのが政治の仕事だという意味です
中国のレアアース発掘は今のままでは持続不可能。
中国産の安さの理由は簡単です。付随して出てくる放射性物質を放置しているからです。環境汚染をそのままにしているのです

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2023年05月02日

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震災でもう一度ゼロからやり直そうよ、というメッセージ。だが現実にはまた先送り。この国はアメリカ様から命令されないと変われない国だ。きっと近い将来金利の急上昇(国債の暴落)が起こってIMF=アメリカ様から強権的に国造りをやり直させられるまで何も変わらないと思う。

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2014年10月23日

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中立を信念にしているとずっと見受けてきたが、実は本音が明確になって見える先生には珍しいシリーズだ。TPPには基本賛成、原発は条件付きで反対。リバタリアンでもある。

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2013年10月19日

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発刊されてから1年半も経過しているが、取り上げられた課題は未だ議論中であったり、先に進まないものも数多い。新政権は、これらの問題をどう対処していくのだろうか?

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2013年01月14日

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すっかち池上彰ずけになっている。本来あまり興味のない分野であったが、いい勉強になった。レアアースの実態や就職氷河期時代の学生たちの真の敵?は、とか、身の回りも、日本も先送りできない状況ですね。

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2013年01月12日

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なんとなく疑問に思っていたTPP・FTAや韓国経済(アジア通貨危機後)・中国との付き合い方について、わかりやすく解説してある。TPPは農業に与える影響について主眼がおかれている。
印象に残ったのはあとがき。対応の遅い国や行政に頼るのではなく、自分でできることに注力していきたいと思った。

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2012年12月30日

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主にTPP問題などをベースに、中国・韓国企業の進出など様々な「先送りできない」経済問題を描いた一冊。

さらっとした語り口の中に、意外と辛辣な意見があり、TVとは違った一面が見られる。

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2012年11月19日

Posted by ブクログ

本屋で並んでいた池上彰著書をまとめ買いした際の3冊目。
改めて「民主主義とは如何に税金を徴収し、徴収した税金を有効活用していくか」だと認識させてくれる。
成り立ちから考えてみても、王政時代は王様のポケットと国会財政の区別がない・・・すると必ず無駄遣いが起きて財政赤字になる
→そこで税金を上げるが重税に国民が耐えかねて国が滅ぶ
→そこで議会でチェックしようという動きになる・・・租税民主主義の始まり
→次に憲法があって議会に意見を諮るが、最終的な決定の責任者は君主・・・立憲君主制(明治時代の日本、イギリス)
→。。。そして現代に至る。
これから先、誰も経験したことのない超高齢化社会を迎える日本でのあるべき税制を、消費税10%という局地的な議論を政局にせずにしっかりと政策を取り交わして欲しい。
個人的には、サラリーマンを含めて全員が確定申告を自分でやるようにすべき。自分の税金の額を自分で計算して、納めて、初めて納税者の意識と義務をリアルに感じれるから。
と、ここ2年間、フランスと日本の確定申告をそれぞれ自分で必死に書類作成している経験者は語る。

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2012年04月01日

Posted by ブクログ

すぐ読める感じの本だった。

人の言うことを受け身になって聞くだけというのはやはり良くないことだと確認できた。

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2012年02月22日

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