【感想・ネタバレ】日本語の奇跡―〈アイウエオ〉と〈いろは〉の発明―のレビュー

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Posted by ブクログ

すでに読み方などわからない上代特殊仮名遣いがどのような発音であったかというのは、中国で漢字の発音を漢字で表現する反切法で使っている漢字の発音仕方がわかるかららしい。
本書は、ひらがなカタガナの50音表がどのように成立していったかを説き明かしつつ、日本語の中でのかなの果たした役割をといている。
かなの確立には、仏教でのサンスクリット語による経文解明が大きな役割を果たしたようである。50音表もサンスクリット語の発音体系に基づいて作られたとする。

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2014年06月11日

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もともと書き文字がなかったところに中国から漢字を輸入し、しかしそれでは日本で話されていることばをすべて書き記すことはできないので、サンスクリット語の音を漢字で筆記する方法に倣って万葉仮名が使われるようになり……と、文字の歴史を辿りなおすことができる本。入門書としては手ごろでよいと思います。

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2012年05月22日

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漢字の伝来から、平仮名・片仮名の発明、いろは順からアイウエオ順への変遷など、日本語の歴史を網羅的に学べる。

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2011年08月20日

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ネタバレ

<目次>
序章   「ひらがな」と「かたかな」
第1章  国家とは言葉である
第2章  淵源としてのサンスクリット語
第3章  万葉仮名の独創性
第4章  『万葉集』が読めなくなってしまった
第5章  空海が唐で学んできたこと
第6章  「いろは」の誕生
第7章  仮名はいかにして生まれたのか
第8章  明覚、加賀で五十音図を発明する
第9章  藤原定家と仮名遣い
第10章  さすが、宣長!
終章   素晴らしい日本語の世界

<内容>
日本語の表記の話。ルーツはサンスクリット語にあり、「いろは」から「あいうえお」になっていったのもそこにつながるという。小冊子なので、”ゐ””ゑ””を”の消えていった過程の話はさりげなくしか書いていないが、江戸時代には読めなくなっていたとか、それを本居宣長が解明していった話(解明するためにさまざまな本を校訂していった話は想像するにすさまじいが)とか、空海の話(お経がらみはよくわからなかった)とか、歴史と国語には密接な関係があるんだと、今更ながら納得!

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2021年02月03日

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「いろは」「あいうえお」「漢字」という3種類の文字を使う日本人は素晴らしいのだと思う。海外のモノを真似して使う。これは発展には重要だが卑怯と思われてしまうこともある(例えば韓国、中国への技術流出、著作権問題)。しかし、私たちの祖先はそこに日本独自のものを吹き込んでいった。そうした努力と国を思う気持ちが今私たちがしゃべっている日本語だ。
なんかちょっとゾクッときますね。

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2013年11月24日

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[ 内容 ]
「五十音図」に代表される論理的な「カタカナ」、いろは歌に代表される情緒的な「ひらがな」、そして中国から渡来した漢字。
これらを巧みに組み合わせることで、日本人は素晴らしい言葉の世界を創り上げてきた。
空海、明覚、藤原定家、行阿、本居宣長、大槻文彦…先師先達のさまざまな労苦の積み重ねをわかりやすく紹介しつつ、これまでにない視野から、日本語誕生の物語をダイナミックに描く。

[ 目次 ]
序章 「ひらがな」と「カタカナ」
第1章 国家とは言葉である
第2章 淵源としてのサンスクリット語
第3章 万葉仮名の独創性
第4章 『万葉集』が読めなくなってしまった
第5章 空海が唐で学んできたこと
第6章 「いろは」の誕生
第7章 仮名はいかにして生まれたのか
第8章 明覚、加賀で五十音図を発明す
第9章 藤原定家と仮名遣い
第10章 さすが、宣長!
終章 素晴らしい日本語の世界

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[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年05月23日

Posted by ブクログ

フォトリーディング&高速リーディング。日本文化についてのシントピックリーディング。あいうえおは明治から。この発明はすごいらしい。

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2011年02月16日

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ひらがなの成り立ちなど
日本語の歴史をさらっと追っていく感じの本でした。
ページ数もさほど多いわけではないですし、
知識として知っていて損はないかと思います。

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2010年12月25日

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