感情タグBEST3
Posted by ブクログ
死はそれを感じ、経験することで初めて言葉にできる。
美しいモノを前にした時、言葉は目の邪魔になる。
言葉は人間の理解と行動のための道具にしかすぎない。
感動は消えてしまう。
美しさを感じるために知る。
耳を澄ますとは、音楽の明示する音を絶対的な正確さで捉えること。
私の人生から割出した結論。
自分を受け入れる、過去現在を。
自分なりの文体を持つ。
働くことが平和なのである。
Posted by ブクログ
「2」に完敗した。いやまるでその難解さに歯が立たなかった。悔しさと劣等感とで仕返しのように流して読んでやろうと、再度齧り始めたら驚きの咀嚼易さだった。しかも今まで読んできたどの文化評論よりも内容が濃く、今まで触れてきたあらゆる言説を網羅していた。
現在までの文化批評なんざ、およそ小林秀雄の焼き直しに過ぎないということがわかってしまった。
軽いのも、重いのも、わかりやすいのも、難しいのも。
Posted by ブクログ
何度も何度も読み返している。
小林秀雄の凄いところは、一旦小林秀雄を離れて周遊し、別のジャンルで知見を得た後に、再び小林秀雄に戻った時に感じる。新たな発見がその都度出てくるのだ。
Posted by ブクログ
「夢もまた人生に必要ではないか、と。しかし、夢とは、覚めてみればこその夢なのではないか。日常の通念の世界でわれに還るからこそ、あれは美しい夢だったと言うのではないか。そして、通念とは万人の夢ではないのでしょうか。」(私の人生観)
考えるヒントは私にとって、food for thought(思考の糧)であり、とてもすべてを理解したとは言い難いが、それでもなお率直な語りに刺激を受け、開眼させられることが多い。氏の文章を読むにつれ、もう一度日本の歴史を、中でも文学の歴史を、万葉集、西行、芭蕉、本居宣長と辿ってみたくなった。