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Posted by ブクログ
首藤瓜於の小説は初めて読みました。タイトルを見て面白そうだなと思って購入しましたが、当たりでした。
動坂署は別名、刑事の墓場と呼ばれ、不祥事などを起こした者たちが異動してくる。管轄地域も狭く、事件があっても隣の署が事件を受け持つような状態だった。
雨森はそんな動坂署に異動になり、当直室で毎晩過ごしていた。
そんな時に、管内で殺人事件が発生した。捜査本部はこんな動坂署にはおかれないが、上層部は動坂署を無くすため解決ができない動坂署に本部をおいたのだ。
刑事課の面々は過去はさておき、それぞれ得意分野があり、本部に隠れて捜査を行い、真犯人を突き止めてしまう。
痛快コメディーのような感じでとても面白かった!
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脳男と比べるとキャラ設定はずいぶん普通ですが、何か断然こっちのが面白かった。まあ色々無理だろ!って感じですが。あと親切伏線設計なせいか、途中で犯人分かっ…てもいいけど、もうちょっとフォローして下さい。…しかしストーリーと全く関係なくキャラの名前がこれだけ気になる本も珍しい。変わった名前が多いんですけどなんか意味あるんでしょうか?特にメインの女性の名前。コスタリカ。フルネーム連呼される機会が多くてここは笑うとこなのか何なのかわからない、コスタリカ。南米の共和国。多分設定とは関係ない。
Posted by ブクログ
2009/4/18 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2013/3/19〜3/22
久しぶりの首藤作品。「脳男」が映画化されたから、というわけではないが、永らく首藤作品を読んでいなかったので、巡り合わせでこのタイミングとなった。警察の吹きだまりの動坂署で起こる騒動。ユーモアミステリ風でもあるが、しっかりとしたWho done it?系の作品。寡作の作家であるが、作品のは上質。映画化されたのを機にもっと作品を書いて欲しい。
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ええ感じのミステリーとあり得なさそうな設定とか被ってる感じ。
「刑事の墓場」って、何か、警察幹部にとってマズイ事をやらかした人らを飼い殺しにしてる動坂署。
なので、警察組織とか幹部が、都合悪くなるぐらいなんで、元々、優秀な人が多いって事か。
小さな管轄やとしても、そんな暇なとこあってええの?税金やで!
でも、出世はないかもしれんけど、ちゃんとお金貰って楽なんはええかも?^^;
そこで、はじめての捜査本部が置かれる!殺人事件で!
ほぼ、置かれている状況で、他の署、捜査一課から除け者にされ…
元々、優秀なハグレモノ達なんで、本気出すと…
こういう人らを有効に使って下さいね!
警察の上の人!
動坂署に居たい理由みたいなんが、何かなぁ〜上に対する小さな反抗みたいな…
全然、設定とかも違うんやけど、「プリンセストヨトミ」を思い出した〜
Posted by ブクログ
上手く立ち回っていたつもりなのに、何故か「刑事の墓場」と呼ばれる動坂署に異動になった雨森。
何が起きて、誰の意図でこうなったのか見当もつかないが、当てのない希望を捨ててはいない。
そんなとき、動坂署に初めての捜査本部が立った。
ワケあり警察官ばかりが集まった動坂署の刑事たちにも意地がある。
本部の連中に能無し扱いされたあげく動坂署の取り潰しまで噂になれば、やる気を出さないわけにはいかない。
「脳男」の強烈なインパクトを思うと、この物語は緩く派手さの欠片もない。
所轄と本部の対立。
不貞腐れていたはずの雨森の心情の変化。
そして、事件解決までの過程。
もう少し丁寧に描いてほしかったようにも思う。
主人公の雨森があまり好きになれなかったせいもあるだろう。
魅力的なキャラクターを見つけることが出来なかった。
どこかに共感できたり心を動かされるところがないと、満足度は低くなってしまう。
つまらない物語ではないけれど、あと一歩、何かが足りないような気がしてしまった。
Posted by ブクログ
おどろおどろしいタイトルの割には爽やかなミステリーです。
読みやすくリズムが良いのかトントン読み進められます。
最後の最後に分かる刑事の墓場の秘密。。
おい、そんなもんかと思うほど下らないです。
Posted by ブクログ
問題のある警察官が左遷される『刑事の墓場』と呼ばれる動坂署に異動になって腐り気味の主人公・雨森が、ひょんなことから殺人事件に遭遇してしまう(警察官だから遭遇も何もないか…)ミステリー。
腐りまくり周りを見下しまくりでもちょっと夢見がちな主人公を初め、一見どうしようもないようで曲者揃いな動坂署の面々のキャラの立ちっぷりがいいですね。
ここまで読んでそのオチかい!って本を投げたくなるラスト(※誉めてる)もニクいね。
ミステリーとしては割とオーソドックスですが、この面子の話をまた読んでみたくなりました。
同じ作者ってことで『脳男』も読んでみようと思います。
その前に映画かな〜
Posted by ブクログ
ライトな感じの警察小説。
様々な理由で窓際に追いやられた刑事達が集められた、警視庁のお荷物、動坂署。
その窓際刑事達が署の存続をかけて事件解決に奮闘する。
落ちこぼれのはずが実は凄い実力の持ち主で、エキスパート揃いだった、というのはお約束ながらもワクワクする展開。
本書に出てくる謎は2つ。
メインとなる殺人事件の真相。そして刑事達がどうしても署を守りたい理由。
殺人事件の方は比較的オーソドックスに解決。
さあ、いよいよ刑事署を守りたかった理由が明かされる!
って最後思いっきり肩透かし喰らわされた。まさかこれだけ引っ張っておいてバカミスで着地するとは。
どんな凄い理由なんだ!って勝手に期待値が高くなってた分、ちょっと笑えなかった。
Posted by ブクログ
警察ものの推理小説。
ラストはちょっと意外さがあったけれどオーソドックスな感じで特に目新しさもなく、といった印象。
まぁそれなりに面白かったかな、と。
Posted by ブクログ
うーん、そこそこ楽しんで一気に読んだので3(普通)より少し上だけど、とても4とは評価できない。
序盤で主人公が、すぐばれる嘘の報告をした気持ちがさっぱり分からず、それが引っかかり続けた。何であんな報告を???
全体的に人にあまり深みが感じられなかったけど、状況設定は面白かった。
(本屋のポップに「続編希望!」とあったけど、希望しないなぁ)
Posted by ブクログ
不祥事を起こした刑事ばっかり集まる警察署の管内で起こった殺人事件を、一見やる気なさそうな刑事たちが解決していくお話。
内容はオーソドックスなタイプかという印象だけど、どこかほのぼのとした感じの街の表現とか警察署の面々とか、何か不思議な感じの小説。
ラストも、何か大きな権力の隠れ蓑になっているのかと思いきや、まさかの真相で。それもまた良い。
この著者の「脳男」もおたぎ市が舞台になってるらしいので、ちょっと読んでみたい。