【感想・ネタバレ】関東軍―満洲支配への独走と崩壊のレビュー

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Posted by ブクログ

 戦前の日本による中国大陸統治の象徴ともいえる組織機関「関東軍」に関する概説書。関東軍というと「謀略」や軍事組織として見られることが多く解説等もその流れのものが多いが、この本は中国(満洲)や日本の政局とも絡められており、単純に軍事組織のものを期待して読むと困惑すると思う。
 著者は満洲国軍について研究をしている。満洲の歴史とくに張作霖等の有力者が群雄割拠していた事に関する分野に詳しいため、その方面については詳しく書かれている。対して支那事変以降の関東軍については割かれている分量も少ない。もう少し満ソ国境紛争について書かれていたと思った点がちょっと残念。
 とはいえ、関東軍創設期について知りたいと思う方には、最初の入り口としてもいい良書である。より詳しく知りたいと思ったら、巻末の参考文献を利用して他書を当たればいいと思う(私もこれを活用したいと思った)。

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2023年12月03日

Posted by ブクログ

関東軍という目線からその思惑と出来事が記録されている。
似た書籍があるが著者の個性的な表現もあり、追求されたい方にはとても良質な書である。

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2023年11月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ノモンハン敗北があったとはいえ、梅津が司令官になったら独断専行が収まったというのは、考えさせられます

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2023年08月12日

Posted by ブクログ

関東軍の誕生、そして、如何に独走していったのか。
石原莞爾の行動が、その後の日本の方向に影響を与えたか分かる。

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2023年06月11日

Posted by ブクログ

かなり細かく、関東軍の成り立ちから崩壊、それを取り巻く状況を述べていただいている。

ので、お腹いっぱい。

「真面目に」読み込む価値あり。なのだが、ちょっとそこまで興味のあるものでもなかったのでかなり飛ばした。
やばい時に国益優先でないこともよく分かった。省益、利権、利害。

悲しい。

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2023年10月02日

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