関東軍―満洲支配への独走と崩壊

関東軍―満洲支配への独走と崩壊

1,012円 (税込)

5pt

3.8

関東軍は、一九一九年に中国・関東州と南満洲鉄道附属地の保護を目的に成立した。しかし、一九二八年の張作霖爆殺事件や三一年の満洲事変など、日本政府・陸軍中央の統制から外れて行動し、多くの謀略に関与した。「独走」の代名詞として悪名高い組織は、どのようにして生まれたのか。軍事・外交史研究の蓄積に、中国側の史料も踏まえ、組織制度、軍人たちの個人的特性、満洲の現地勢力との関係から解き明かす。

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関東軍―満洲支配への独走と崩壊 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年12月03日

     戦前の日本による中国大陸統治の象徴ともいえる組織機関「関東軍」に関する概説書。関東軍というと「謀略」や軍事組織として見られることが多く解説等もその流れのものが多いが、この本は中国(満洲)や日本の政局とも絡められており、単純に軍事組織のものを期待して読むと困惑すると思う。
     著者は満洲国軍について研...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月12日

    関東軍という目線からその思惑と出来事が記録されている。
    似た書籍があるが著者の個性的な表現もあり、追求されたい方にはとても良質な書である。

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月11日

    関東軍の誕生、そして、如何に独走していったのか。
    石原莞爾の行動が、その後の日本の方向に影響を与えたか分かる。

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月02日

    かなり細かく、関東軍の成り立ちから崩壊、それを取り巻く状況を述べていただいている。

    ので、お腹いっぱい。

    「真面目に」読み込む価値あり。なのだが、ちょっとそこまで興味のあるものでもなかったのでかなり飛ばした。
    やばい時に国益優先でないこともよく分かった。省益、利権、利害。

    悲しい。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年08月12日

    ノモンハン敗北があったとはいえ、梅津が司令官になったら独断専行が収まったというのは、考えさせられます

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