【感想・ネタバレ】毒 POISONのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ほぼ20年ぶりの赤川次郎作品。
楽しくスラスラ読み終えた。
物語の構成が緻密だけとユーモラスで一級品だと感じた。
違う作風か三毛猫ホームズシリーズを読もうかな。

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2022年02月12日

Posted by ブクログ

この本の鍵となる毒は、誰かに飲ませれば24時間後に誰にもバレることなくその人を殺すことができるモノで、その毒を使う殺人者の真理や、被害者に対する憎悪からくる殺人の動機など殺人者側の視点から楽しめる。また、いざ、簡単に人を殺せることになったときに、人はどのような行動、感情になるのかも楽しめる。殺人者は最終的にどんどん追い込まれる立場になるのもまたハラハラして面白い。

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2021年06月10日

Posted by ブクログ

現在、放送中のドラマの原作本。
「毒」を通して、それによって、運命を
狂わされていく人々の姿を描いている。
これを読んで、運命って恐ろしいっと、改めて
感じた。

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2012年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本書を読んで、Deth Noteを思い出しました。
素人が,他人に気が付かれずに殺人ができるという共通部分。

殺人できる能力が,毒の所有者という,ある物の所有者によって権利が移って行くという部分。
デスノートの場合はノートでした。

面白いのは,同じような人に伝わるのではなく,
とっぴょうしもない,無関係な,たまたまそこにいた人が引き継ぐという発想です。

これは赤川次郎の傑作ベスト7に認定したいと思いました。

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2011年08月12日

Posted by ブクログ

宮部みゆきの小説に少し似てるけど
これはこれで早く次が読みたくなって面白かった。
まさか最後
今まで欲深い者ばかりが手にした「毒」を
無欲な人間が手にしたとき
こんなにも意外な結末が待ってるとは思わなんだ!

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2010年06月23日

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わずか1滴で致死量に達し、検出不可能という毒。しかも、24時間経たないと効果が出ない。その間に逃げられる。
この設定のなかでストーリーを紡ぐわけなのだが、やはり抜群に上手い。さすが赤川先生。
読みやすく、場面転換が鮮やか。

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2024年01月18日

Posted by ブクログ

ミステリー短編集

短編集と言えど、
一編一編に、とある「毒」が共通して登場する。
なので一冊を通して、「毒」を巡る物語を楽しめる構成になっている。

「殺したい人はいるか」
「文字通り〈誰にもバレず〉に人を殺せるなら、殺すか」
あるカップルの、そんな不気味な会話から始まる。

けれど「命の重たさ」「善悪」「自制心」
そんな重たいテーマではなく。
ライトなミステリー。

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2023年08月19日

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1滴で24時間後には痕跡も残さず心臓発作で死亡する‥そんな毒が次から次へと人手に渡る‥もうだいぶ前に読んだことのある赤川次郎さんの作品で、凄くその頃も面白く読めたこともあって手に取りました。やっぱりこういう作風が赤川次郎さんらしくて好きです!自分がもしこの毒薬手にしたらどうか??なんか、考えちゃいます。

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2022年07月02日

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完全犯罪を実行できるはずの
媚薬ともいえるその名も-毒-
24時間経たないと死なないとなると
殺人には使えても、自殺には向かない

そんな薬があったなら
どう使うのか?
手にする者の心を侵す
己を侵す-それこそ毒-

巡り巡って死を招く物語。
これを読んだ誰もが使い道を想像するだろう。


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2021年09月04日

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一滴で致死量、しかも検出不可能。効き目は24時間後で心臓麻痺。完全犯罪ができてしまう毒薬を手に入れた人の話。
285ページ。一瞬で読み終わった。

言いたいことも言えないこんな世の中でこんな毒薬があったら人類は滅亡するだろう。滅亡していないということは現実には無いはず!

毒というと白雪姫のりんごを思い浮かべてメルヘンな感じかと思ったら全然違った。それでも面白かった。







以下ネタバレ!!!















男が恋人を、刑事が容疑者を、スターがファンを、ボーイが客を…と4章あり、1つの毒薬の瓶が手から手に渡りそれぞれの使い道があるのが面白かった。

娘を見つけて「帰ろう…」と言った父親のセリフと、ボーイの最後の展開は胸が詰まった。

毒の効き目があるのか試すためとか、そんな簡単に殺してしまうのかと思うほどあっさり毒を盛っていた。恐ろしい。
完全犯罪が約束された毒薬を手に入れると人間はこうなってしまうのだろうか…?証拠不十分で捕まらないからといって、人を殺した過去を背負って生きていくのは私には無理だ。

解説から一部抜粋↓
「作者にいいように翻弄されたくて、本を手にするんですよね。ドキドキハラハラさせられれば、させられるほど、読者冥利に尽きるってものです。」

まさにその通り。

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2021年08月04日

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ネタバレ

今まで人生40年間読まず嫌いをしていた赤川次郎さんの本を初めて読んだ。夏の100冊の景品に釣られただけだけれど、こういうことが起こるのがこのキャンペーンの良さ。
デスノート世代なので、この手の話を読むとまずそれを思い浮かべて比較してしまうのが良くない癖。
とはいえ、話の進み方はまったく違う方向である。読みが当たった部分もあれば外れた部分もあるが、最後のオチはなんとなくそうなるだろうな、という感じではある。ただ、発明した教授は毒の弱点を知ってたのではないかと思うんだが、そのへんに設定の甘さが少し。
あと、瓶のかたちが報道されてしまっていることに時代を感じるな。
とはいえ、終始非常に読みやすい本だった。赤川さんの本が流行るのも分かる。

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2021年07月22日

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ネタバレ

毒薬がきっかけで毒薬と関係ないところでも人が死んでいくのすごく怖かった、けれどいいものでも悪いものでもああいう夢のような(?)薬ができてしまったら必ず起きることなんだろうな…
2話目がちょっと怖すぎた

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2020年07月25日

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去年?ドラマ化された「無味・無臭、絶対に検出されず、効き目が表れるのは飲んでから24時間後」という“夢のような毒薬”にまつわる4編からなる連作長編。
4編ともかなり悲劇的な結末を迎える。
赤川次郎の初期作品は、本当に伏線の張り方とその回収どころが素晴らしい。

余談だが、解説が故・氷室冴子なのもなんとも切なかった。

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2013年10月24日

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短編集だが、連続して一つのストーリーを成し、良く出来た話だと思った。証拠も残さず、人を毒殺でき、それも病死に見せかけられる完全犯罪の毒薬。それを手にした時に人はどうなるのか?

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2013年02月24日

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さすが、赤川さん、ストーリーテーラーですねえ~

ドラマ化されると云うので読んでみたが、ドラマよりやっぱいいですね、ドラマはまだ始まってませんが^_^

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2012年09月29日

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小学生の頃にたくさん読んでた。
棚の隅からどんどん読んでいっても、
ぜんぜん読み終わらなかった記憶が。。
分かり易さも量も質もすごいなと思う。

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2009年10月07日

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そんなバカな!?っていう展開が続く、一つの毒薬をめぐるミステリー。
毒薬に関わった人間はみんな不幸になっていくというのに、開発した本人と、人の手にわたることを阻止しようとする直子は割と幸せに暮らしているという、、、、
話の内容としては読みやすく、どんどん毒薬の持ち主が変わっていくので頭の中で整理しながら読むのが面白かった。ただ、あまりに突然終わってしまったな、、、という感じはある。
毒薬の特性の変化についても納得できるとは言えない。

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2023年03月29日

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オムニバス形式だけど、「毒」でそれぞれが繋がってゆく作品です。
大前提として「毒」の設定が面白く、一度は考えたことのあるであろう夢の「毒」。
それに翻弄される人たちも多種多様で良かったです。
最後にやや物足りなさを感じましたが、私の読解力が乏しいのかもしれません。。

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2023年03月09日

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ミステリーは何冊か読んでるけど、恥ずかしながら赤川次郎は一冊も呼んだ事無かったなと思い購入。
下世話なバラエティで見た事があるけど、実際こういう毒ってあるらしいですね。どうなるんだ…と思ってたら、意外にファンタジーでした。女は逞しい。

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2022年12月03日

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ネタバレ

数十年ぶりの赤川次郎先生でした。
沢山の人が死んでしまう割にはサラサラと読めてしまいました。
これほど完璧な毒だと、殺人に至るまでの葛藤とかが薄れてしまうのかと思いました。
普段は葛藤とか経緯が恐ろしいのですが、ここまでハードルが下がってしまうことも、それはそれで怖いことだと気付かされました。

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2021年04月14日

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ネタバレ

殺したい人がいる。証拠の残らない毒を手に入れたら人は殺人を犯すのか。短編集で読みやすい。しかし悲しい結末に胸が痛む。

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2021年02月18日

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毒薬が人の手を渡り歩いていく連作であるところがおもしろかった。
完全犯罪を成立させられる毒があったとしたら、人はこんなにも短絡的に毒を使用するのだろうか?
その結果訪れる各編のオチも、また人間の滑稽さを感じさせるものだった。

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2020年08月28日

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その毒の致死量はわずか1滴。
検出不可能なうえ、効果の発動は24時間後。
まさに完全犯罪にうってつけ。
ひょんなことから4人の男女の手に渡り、悲劇が起こる。
ストーリーとしては愛憎渦巻くサスペンス、のはずなのに驚くほど軽やかに読めてしまう。
全四話。あのクライマックスも悪くない。

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2020年08月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編で読みやすい。けど、結構ハラハラする。

因果応報というか、いい意味で後味の良いストーリーが続く。「大いなる力には、大いなる責任が伴う」というやつでしょうか。

一番怖いのは最初の台詞の人。

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2020年07月05日

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一切証拠を残さず人を殺す事が出来る毒薬を巡る四つの話。
毒薬がメインかと思いきや・・・いやーな人間関係、縺れ、が中心。
本当にこんな薬があったら・・・イヤイヤ考えるのよそう。

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2016年09月09日

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20年以上前に購入したものと、この表紙が違う…

証拠の残らない毒、自分だったらどうするかなあと、当時物騒なことを妄想していた記憶が(笑)

結末が残念。

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2015年08月27日

Posted by ブクログ

毒(ポイズン)という題名から、暗殺殺人の、人の裏の裏をかいていく薄暗い話しなのかと思ったら…。いい意味で裏切られました。こんなミステリーもあるんだなあ。

話しは4章に分かれていて、どうやって繋がっていくのかが気になって一気に読んでしましました。ただ、オチが少し弱いなあと思い、星は3つ。赤川次郎の作品は初めて読んだのですが、今までにない雰囲気のミステリーでした。

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2015年07月29日

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以前TVドラマを観ていたので原作も読みたくなりました。
たった1滴で殺人が出来てしまう、しかも証拠が残らないと言われたら…。もし憎んでいる人がいたら、使ってしまうかもしれない。

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2014年12月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んだきっかけはドラマでこの作品を知って、絶対に検出されない毒という設定がとても面白かったので買いました。そして初の赤川次郎作品です。読んだ感想は、事件が起きるたびに毒薬が転々と新しい人に渡っていきそれぞれで全く異なるドラマが描かれているので読んでて常に新鮮で飽きずに最後まで楽しめた。そして毒薬を使った人の人生が狂うというのもまた毒々しい。面白かったです!

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2014年05月12日

Posted by ブクログ

TVで特集していたので十数年ぶりに赤川次郎作品購入、証拠が残らず24時間後に死亡する毒にまつわる連作短編集。会話が多くサクサク読める。世にも奇妙な話見たいな展開、教授と助手の関係も本編に絡まない。最後に毒が無毒化される理由もなし、全てが消化不良。漫画みたいな話だった。

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2012年11月30日

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