毒 POISON

毒 POISON

440円 (税込)

2pt

わずか一滴で致死量に達し、しかも検出不可能という完全犯罪を約束する毒の小ビン。愛人をうとましく思う週刊誌記者から刑事、女性タレント、首相暗殺を企てる過激派へと“毒”は人々の手を転々とする。人々の心の深奥に潜む殺意を横糸に、軽妙な恋のかけひきを縦糸にからませたオムニバス長編ミステリー。

...続きを読む

毒 POISON のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年02月12日

    ほぼ20年ぶりの赤川次郎作品。
    楽しくスラスラ読み終えた。
    物語の構成が緻密だけとユーモラスで一級品だと感じた。
    違う作風か三毛猫ホームズシリーズを読もうかな。

    0

    Posted by ブクログ 2021年06月10日

    この本の鍵となる毒は、誰かに飲ませれば24時間後に誰にもバレることなくその人を殺すことができるモノで、その毒を使う殺人者の真理や、被害者に対する憎悪からくる殺人の動機など殺人者側の視点から楽しめる。また、いざ、簡単に人を殺せることになったときに、人はどのような行動、感情になるのかも楽しめる。殺人者は...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年11月30日

    現在、放送中のドラマの原作本。
    「毒」を通して、それによって、運命を
    狂わされていく人々の姿を描いている。
    これを読んで、運命って恐ろしいっと、改めて
    感じた。

    0

    Posted by ブクログ 2010年06月23日

    宮部みゆきの小説に少し似てるけど
    これはこれで早く次が読みたくなって面白かった。
    まさか最後
    今まで欲深い者ばかりが手にした「毒」を
    無欲な人間が手にしたとき
    こんなにも意外な結末が待ってるとは思わなんだ!

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月18日

    わずか1滴で致死量に達し、検出不可能という毒。しかも、24時間経たないと効果が出ない。その間に逃げられる。
    この設定のなかでストーリーを紡ぐわけなのだが、やはり抜群に上手い。さすが赤川先生。
    読みやすく、場面転換が鮮やか。

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月19日

    ミステリー短編集

    短編集と言えど、
    一編一編に、とある「毒」が共通して登場する。
    なので一冊を通して、「毒」を巡る物語を楽しめる構成になっている。

    「殺したい人はいるか」
    「文字通り〈誰にもバレず〉に人を殺せるなら、殺すか」
    あるカップルの、そんな不気味な会話から始まる。

    けれど「命の重たさ」...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年07月02日

    1滴で24時間後には痕跡も残さず心臓発作で死亡する‥そんな毒が次から次へと人手に渡る‥もうだいぶ前に読んだことのある赤川次郎さんの作品で、凄くその頃も面白く読めたこともあって手に取りました。やっぱりこういう作風が赤川次郎さんらしくて好きです!自分がもしこの毒薬手にしたらどうか??なんか、考えちゃいま...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年09月04日

    完全犯罪を実行できるはずの
    媚薬ともいえるその名も-毒-
    24時間経たないと死なないとなると
    殺人には使えても、自殺には向かない

    そんな薬があったなら
    どう使うのか?
    手にする者の心を侵す
    己を侵す-それこそ毒-

    巡り巡って死を招く物語。
    これを読んだ誰もが使い道を想像するだろう。


    0

    Posted by ブクログ 2021年08月04日

    一滴で致死量、しかも検出不可能。効き目は24時間後で心臓麻痺。完全犯罪ができてしまう毒薬を手に入れた人の話。
    285ページ。一瞬で読み終わった。

    言いたいことも言えないこんな世の中でこんな毒薬があったら人類は滅亡するだろう。滅亡していないということは現実には無いはず!

    毒というと白雪姫のりんごを...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年10月24日

    去年?ドラマ化された「無味・無臭、絶対に検出されず、効き目が表れるのは飲んでから24時間後」という“夢のような毒薬”にまつわる4編からなる連作長編。
    4編ともかなり悲劇的な結末を迎える。
    赤川次郎の初期作品は、本当に伏線の張り方とその回収どころが素晴らしい。

    余談だが、解説が故・氷室冴子なのもなん...続きを読む

    0

毒 POISON の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

赤川次郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す