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Posted by ブクログ
江戸時代の産婆修行の女の子を描いたシリーズの作家。
今回は、武家奉公に出た先が美味しい食べ物が好きで、奉行を歴任した重臣でありながら、自分でも台所に立って料理もする家だった。
大きな商家の娘で自宅にいた時は包丁さえ握らなかったおさゆ。
だがお家の家風に馴染み、美味しいものへの探究心でみるみる料理上手に。
奥方様と相性が良かったこともあって、嫁に行かずに歳をとるまで働いた。奥方様が亡くなって実家に戻るも、何もしないことに気分が膿み、一念発起で茶屋を。
そのきっかけは街中で偶然再開した幼馴染。
茶屋で繰り広げられる人間模様や、元奉公していた武家のつながりなどで、ただの茶屋にとどまらない人間の物語が。