【感想・ネタバレ】同窓生のレビュー

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

ある日史子は、マンションの階段で倒れていた。携帯電話で目覚めた彼女は、仕事でこのマンションに訪れた事を知るがマンションに来た時の記憶が無かった。
家に帰ってきて、少人数で同窓会をやろうと誘いの電話が来た。そこでの会話では、「鈴木友子」と言う同級生の話題があがった。史子と仲が良かったと言われたが、史...続きを読む子の記憶にはまったく無い人物だった。
倒れた時に脳が異常になったのか?と不安の気持ちを持って、同窓会に行ったが、そこでも「鈴木友子」の話になり、みんなが知っていてやはり史子と親しかったとみんなが言う。
史子には、どうしても思い出せず、ますます自分の記憶に不安を抱いていく。そして、同窓会に出たメンバーの所にも「鈴木友子」からの電話が・・・。

記憶を題材にしたホラーであります。ふつふつと近づく怖さがちょっとした魅力の作品です。こういう感じの新津さんの作品は、魅力的です。
新津さんの中では、お薦めの作品ですよ

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Posted by ブクログ 2018年01月28日

ドロドロとしたホラーは苦手なんだけど少しサスペンス寄りのホラーで最後はちょっとほろっとさせるところもあって読後感は爽やかだった。
三文字シリーズということでなので他の作品も読んで見ようかと思います。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

大学時の同窓会で再開した、彼女達が作った架空の人物、鈴木友子が、なぜか、実在の人物と化し、独り歩きを始めるが、誰のところに現れるかによって、シチュエーションが違っているのが、混乱を招き、そこがまた、面白かったりする。
彼女はいったい誰なのか、終わりの方で明かされてゆく事実は、驚きと共に、切なさも加わ...続きを読むり、うまくまとまっていると思う。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

長編ホラー・サスペンス。

梗概を書くと、14年ぶりに同窓会に出席した主人公は、そこに集まった友達と懐かしい話や近況報告に花を咲かせる。その中で、「鈴木友子さんとあなた、とても仲良かったわね」という話題になる。しかし、みんなが覚えている「鈴木友子」という女を全く思い出すことができない・・・。自分は健...続きを読む忘症ではないかと不安を募らせる主人公。「鈴木友子」を軸に、主人公とその周りの人々の様々な記憶が複雑に絡み合い、事件は意外な展開を見せる・・・。

今回もおもしろかった。新津きよみさんって、前回の作品もそうなんだけど、どんでん返しの結末とか衝撃の結末とかを書いて読者を楽しませるんじゃなくて、結末に至るまでの過程をすごく楽しませてくれる。臨場感あって、グイ×2引き込まれて、どん×2読み進めてしまう。ページをめくる度に手に汗握ったり、続きを読むのがこわくてページを閉じたりしたくなったり(笑)

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Posted by ブクログ 2023年01月04日

初読み作家さん。 大学時代の友達と久々に集まることになった史子。 思い出話の中で、みんなが記憶している史子の親友といわれる「鈴木友子」の存在を、史子はどうしても思い出せない。 記憶って曖昧になりがちだけど、仲の良かった友達を思い出せないって…。 ホラー小説ということだけど、ミステリー要素もあり面白く...続きを読むサクサク読めました。 結末が結末なだけに真実味がないのは仕方ないけど、ちょっともやもや感が残るのが残念だった。

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Posted by ブクログ 2011年11月29日

女の怖さ+記憶が曖昧な怖さ=ホラーでした。

現代人、36歳にもなると親になったり社長になったり金持ちになったり借金に追われたり、人生の勝ち負けが半分くらい見えてきて、同窓会とかやると人間のどすぐっろーい部分が見え隠れする時期だと思う。
プラス女となると、それはそれは、嫉妬と羨望と自慢と比較が入り乱...続きを読むれ見え隠れ、この世の地獄のような風体になるのではないかと。
仕事で成功してても子供がいなきゃ駄目だし、子供がいても主婦だと毎日に刺激がないし、パートしてても生活に余裕がなくて駄目だし、そもそも正社で子供がいる人は同窓会なんてそうそう行けないし。
そんでまぁ、そういうちょっと時間に自由が利く中年女子が集まると、一気に中学校に逆戻り。グループ化に差別にゴシップってなるよね、普通は。
そんでリーダー主婦的な人が一番幸せそうな人を攻撃し始めるんだけど・・・

もうさーーー!!!中年にもなったらそんな阿呆なことから卒業しなよ!!大人になれ!!
そして中年にもなったら本気で話せる友達を作っとけ!!外に出ろ!!

と、思うわけよ、10年後輩としては。

幻影とか陰口とか記憶力低下とかよりそういう小さい世界にとどまってビクビクする人間になってしまうのがいっちゃん怖いわ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年01月30日

主人公・鳥居史子は、14年振りに大学時代の友人たちと逢うことになった。近況報告や思い出話をしながら、楽しいひとときを過ごしていたのだが、誰もが憶えている「鈴木友子」という同級生のことを、史子はどうしても思い出せない。皆に「鈴木さんと一番親しかったのはあなたのはず」と言われ、史子の不安はますます大きく...続きを読むなる…。そんな時、仕事上でのお客様のお宅に訪問しようとしたいた史子は、事件に巻き込まれその前後の記憶を無くす。「私は何をしていたのだろう。何故ここにいるのだろう?」と不安が増大していく中、誰にも本当のことを言えずに史子はひとり苦しむ様子が描かれている。展開がどうなるのか、鈴木友子とは一体誰なのか...と、不思議な気分で読んだ。 読み進めると、最後には見事に話がつながっていく感じ。でも、登場する同窓生の一人一人のキャラクターに、私はあまり好感を持てなかった。

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Posted by ブクログ 2010年07月30日

角川ホラー文庫のタイトル3文字シリーズです(←勝手に命名)

ホラーっぽくもなくどちらかというと感動系?
思い出せない同級生、記憶の欠落、消された思い出・・・
ハラハラドキドキですがラストはちょっと泣けて
読後の爽快感があります。ホラー文庫なんだけどね(笑)

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Posted by ブクログ 2009年11月11日

ホラーが読みたいと思っていて何も考えず借りた本
大学の時の友人と同窓会をしようという事になり、集まった5人
大学時代に主人公と、とても仲が良かった子の話になるが主人公はその子のことを全く覚えていない。
その同窓会が終わった後その5人に不可解な事が起き始めるっていう内容。

いや、やっちゃったよね。笑...続きを読む
とにかくオチがひどいです。
これもあんまり面白くなかったなと思う。

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