【感想・ネタバレ】おやごころのレビュー

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麻之助がとうとう父親に。なかなかに感慨深い。
言動も、悪友たちともに大人になってきている。
猫のふにちゃん、長生きしてねー。

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2023年06月18日

ネタバレ 購入済み

今回は無事に赤ちゃんが生まれる。いろいろあったから主人公はじっとしてられなくて走り回るっていう奇行に。

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2024年01月18日

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ネタバレ

まんまことシリーズ第九弾。「よめごりょう」では全然知らない男からおめえのせいだと言われた麻之助。麻之助はお和歌と一緒になる時にいつでも実家に帰っていい、気楽に嫁に来れるようと三行半を先に渡して結婚したんだった。そんな麻乃助にも子ができた。今度は無事にすくすくと育っていくことだろう。子にまつわる悩み事も増えるのだろうか。親が自分の子を贔屓にすることなんて考えられない。優しいまま続いてほしい。

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2023年12月31日

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つらい過去があったから、
無事親になれた主人公には素直におめでとう。

最後の「おやごころ」は、
なかなかしんどい設定だったな。
今は個人の自由を大切にする時代だが、
ちょっと前まではそんな感覚すらなかった。
明るい未来な向かえばいいなあと思う。

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2023年08月06日

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まんまことシリーズ最新作は、相変わらずの若き町明主である麻之助を中心に町で起こる大小さまざまな難事を仲間たちと共に解決していく短編6編でしたが、安定して面白い作品でした!そしてようやく今回は無事に麻之助が子を授かり、父親になった麻之助の今後の活躍に期待したいですね!

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2023年07月15日

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まんまことシリーズ第九弾。
お和歌を妻に娶った麻之助。支配町が四町増え、
更に妻が懐妊し、町名主の父と共に忙しい日々を送る。
しかも、何故か相談事や揉め事が湧いてくる次第に。
・たのまれごと・・・旗本の嫡男の悪行とは?明らかになるのは、
  家と自分と弟との将来への悩み。定まらない立場でもがく姿。
・こころのこり・・・江戸店の失せ物の行方。どの店も宮地芝居の
  影響と手代の中登りの事情があるが、実は原因は様々。
・よめごりょう・・・お和歌は自分の妻になるはずだったと話す、男。
  その話を皮切りに揉め事が重なる。書くか書かぬか三行半。
・麻之助走る・・・お和歌の懐妊で、不安を払うように走り回る
  麻之助だが、目の端に気になるものが見えて、調べ始める。
・終わったこと・・・与力の娘へのつきまとい。それは破談の相手?
  実は多くの大名家が関わる事件が浮上する。笠の男の正体は?
・おやごころ・・・息子が誕生し、幸せ一杯の麻之助。ところが
  ある親子の相談に関わったことから、知らないところで
  親子の揉め事をきっちりと片付けた噂が流れる。そして、
  町年寄たちから、元・御殿女中からの頼みを任される
  破目に陥ってしまう。

支配町の住民から頼りが無いと言われつつも、
実はしっかり頼られている、町名主の息子、麻之助。
前作であっという間に婚姻し、楽しい新婚生活にお和歌の懐妊、
ついに父親になるという日々を送っているようで、
実は支配町が四町増えた上に、様々な相談事や揉め事を
持ち込まれて四苦八苦。それでも解決への道筋を付けてゆく。
歳を重ねて立場も変化し、悪友三人も多忙となり、集うことも
ままならなくなってきました。それでも友、更に人の縁。
問題を持ち込むこともあるけど、解決への協力を惜しまない
人たちとの繋がりは、より顕著になっています。
丸三や両国の貞が出てくるのも嬉しい。
今回は、親子や男女の問題が多く、特に問題のある親や子の
話が目立ちました。現代の問題を意識したのかもしれません。

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2023年07月03日

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このタイトルからして、ようやく麻之助が父になるのか、とほっとする心境です。今までいろいろあったものね。しかし町名主として解決しなければならない問題はやはりてんこ盛りでてんてこ舞い。なかなか頼もしくもあるのだけれど、まだいまいち信頼されていない感のある麻之助から目が離せません。なんだか保護者みたいに見守っている気分でした。
お気に入りは「こころのこり」。こういう時代背景は今の時代にはなかなか理解しにくいことなのだけれど、わかりやすく語られていたため共感はできました。どちらもつらい、だけれどおおごとにせず解決する方法がきちんと見つけられたのは本当に良かったなあ、と。
「おやごころ」で登場する問題のある人たちは、傍目には面白いのだけれどかなり大変です。しかしこういう人たち、いつの時代にもいそうなんだよね。そしてなかなか変われるものではないところがつらい。まさしく「おやごころ」であって、悪気はない(と本人が思い込んでいる)のがさらにたちが悪い。こんな時代からあったのか、親ガチャ。

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2023年06月08日

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まんまことシリーズも長くなったなぁと感じながら9冊目。
今回は麻之助が無事親になれて良かったなぁというのが私のメインの感想。それ以外のドタバタは毎度おなじみ。
しゃばけシリーズも含め、畠中さんの作品は良くも悪くも大きな進展があまりないまま世界観が続いていると思います。

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2024年02月24日

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なんだか前作でバタバタと初登場のお和歌との縁談が決まって,お和歌と麻之助の関係性があまり書かれていないので今ひとつ思い入れができないところで,もう少しお和歌の話を書いてくれることを期待していたのだがあまりそういう感じではなかった。一方で麻之助はますます忙しく,シリーズ当初のぐうたらな遊び人というキャラクターが崩壊しつつある危惧を感じる。取り上げられるエピソードもどうも歯切れが悪い感じがする。あまりきっちり解決解明されていないもやもや感というか。
清十郎の出番が少ないし,三人組の息の合った事件解決の話もないのが寂しい。
「たのまれごと」
ある旗本が,吉五郎のもとに嫡男の悪行が目に余るのでなんとかしてほしいという相談を持ち込む。しかしいくら調べても悪行の事実がつかめず困り果てて麻之助に助けを求めてきた。
「こころのこり」
町名主の高橋家に同時に3件大事なものがなくなったので探してほしいという相談事が舞い込む。
「よめごりょう」
高橋家に麻之助の妻お和歌の父西森町名主の従兄弟だという西森太助と言う男が現れ,お和歌は自分と夫婦になるはずだったと訴える。しかしお和歌は太助とはあまりあったこともないという。
「麻之助走る」
高橋家は前作の事件で支配帳が4つ増えたのだが,何故か相談事の件数が減っていることに麻之助が気付き,調べてみると同じように相談事が減っている町が他にもあることが分かる。気になった麻之助が原因を調べ始める。
「終わったこと」
吉五郎からの相談事。一葉の友達の八丁堀与力の娘美衣が許嫁であった内与力鳥井家の息子・虎五郎からつきまといを受けているという。
「おやごころ」
麻之助に待望の男子が生まれる。子どもに構いたいところだが急に相談事が増え,それもままならない。そんなおりある相談事が勝手に解決したことをきっかけに,親子の諍いの裁定は麻之助に頼むと良いと言う噂が出回ってしまう。その噂が元でややこしい話が町年寄から持ち込まれてしまう。

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2023年11月28日

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読み始めるまで時間が掛かるようになっちゃった~頼まれごとが多い中,妻のお和歌が懐妊したが,妻と子を失ったことを忘れられず,心配事をなくそうと町内を走り回っては厄介事を引き受けて,何とか解決しつつ,漸く男の子の親となれた~その世界に入り込めれば良いんだけど,それが難しいんだよ。畠中さんも難しい問いを仕掛けてきて,さらっと解き明かして良い気になってるんじゃないかと勘繰ってしまう

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2023年11月16日

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ネタバレ

まんまことシリーズ九作目。
本作とは関係ないのですが、ここ最近、脳内で像を結ぶ事が難しくなっている気がしています。アファンタジア、ではなかったと思うのですが、後天的になる人もいるとのことで、不安。読書体験はかなり変わって来ると思います。

畠中さんの作品は良くも悪くも畠中節満載でやさしくゆっくり進むのが特徴だと思うのですが、本作は最近の中ではちょっとエンタメと言うのか、整っていたと言うのか。特に『たのまれごと』『こころのこり』は編集さんが手を加えたのかな、と思う程、畠中さんぽくなかったような……。展開などがこう、綺麗にまとまっていたんですよね。読み物として磨がれているような……。

『よめごりょう』も最初、「え、これどう言うことなんだ?」と興味を惹かれました。オチもちょっと落語っぽさあったりして。

ただ、『麻之助走る』は「なんだ?」がだらだら続き過ぎて、更にオチもあまりしっくり来なかったんですけど。はぁ……ってなっちゃいました。事件と言う事件でもないような。点と点の繋ぎ方も「え、そうか?」って感じでついていけなかった。
麻之助が走る理由が書きたかったのかも。

『終わったこと』は、小説って普通無意味な描写がないと言う認識なので、見事にミスリードされてしまった。身分によって身につけるものが違うって話のフリだったのかな。終わり方がジリジリしたところで終わってそこが面白かったかも。伏線とかちょっとした脇役の人物描写があったらもっと読み物としてわくわくしそうなんだけどな。

『おやごころ』は世に言う毒親の話でした。私の周りでは、独りっ子の友達に毒親育ちと言っている子が多い気がします。そしてその人達は子どもが二人いて、兄弟でつい差をつけてしまうと時々洩らしている。私は二人兄妹の末っ子長女と言う立場しか経験していませんが、両親にそう言った差別をされた記憶はありません。それでもこうして小説で読むと嫌な気分になる。寧ろ経験がないからなのかも。そんな親がいるのか、と言う苛立ち。
結局噂の元ははっきりしないままでしたけど。何故そんな噂が立ったのやら。
清十郎の長男と許嫁って話、微笑ましく思ったけれど、こちらも男の子でしたね。今後活躍があるのかな。

そう言えば今回麻之助はお寿ずと最初の子を思い出すことはあっても、すっかりお由有さんのことは出てこなくなりましたね。今を生きている。

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2023年09月21日

Posted by ブクログ

正論で立ち向かえない事柄って実は多い。あるべき姿にこだわって、ぺしゃんこになるぐらいなら、落ち着ける場所を探したほうがいい。
朝之助の身の回りもいろいろあったので、酸いも甘いも嚙み分けた大人になってきたって感じでしょうか。その分、やんちゃが好きだったお人にはちょいと物足りないかもしれません。

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2023年09月03日

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まんまことシリーズも長くなったなあ。
麻之助が父になろうとは。よかったねえ。
今回も持ち込まれる厄介ごとがやっかいすぎて大変そうだった。

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2023年07月20日

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【収録作品】たのまれごと/こころのこり/よめごりょう/麻之助走る/終わったこと/おやごころ

シリーズ9。
麻之助が父親になる。
親子関係、立場の弱い者の意地、人の欲、毒親……
なかなかすっきり解決とはいかないが、それが人の世の営みといえばそうなのだ。

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2023年06月26日

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まんまことシリーズの9作目。無事麻之助が父親になる。辛い思いをしたし、めでたい。描かれる話はそれに関連してではないのだが、親子の話ばかり。毒親はいつの時代にもいるのね

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2023年06月23日

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まんまことシリーズ第9弾。

お気楽者だった麻之助も父親になる。
町名主の跡取りとしての展開が多くなり、問題に無理やりさも感じる。

清十郎と吉五郎もそれぞれの立場を持ち、以前のように連れ立つこともままならない。
以前のようなとまではいかなくとも、二人との絡みがもっと読みたい

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2023年06月12日

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ネタバレ

まんまことシリーズ。

どうもこのシリーズとは相性が合わないのか、
この前の作品を読んでいないらしい。
とにもかくにも、麻之助の妻お和歌が無事出産をのりきり、
息子が生まれて良かった。

大阪が本店の大店の番頭事情が知れたのは面白かったし、
お和歌と結婚するはずだったと言い出す男にも、
全くゆるがない麻之助は男らしかった。

それでも物足りないのは、
毒がないからなのか、
涙がないからか。

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2023年06月04日

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