【感想・ネタバレ】親といるとなぜか苦しい―「親という呪い」から自由になる方法のレビュー

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Posted by ブクログ

知人に勧められて読んだ。この本を手に取るような経験をしてきた人には、冒頭から心にグサグサと刺さる。読み進めるにつれて、今まで自分の中でぼんやりとしていた親の像が、少しずつ形を持っていくように感じた。親への解像度が上がり、客観視できるようになったのかもしれない。もう一度読みたい。

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2024年04月04日

Posted by ブクログ

ずっと、親との折り合いが悪くどうしていいかわからなかったが疑問に思っていたことが大きな氷が溶けるように解決した本だった。
親との関係に悩んでる人全てに読んでほしい一冊

目次
・精神的に未熟な親が子どもの人生に与える影響
・親の心理と行動を見抜く
・精神的に未熟な親がとなりにいるとき
・精神的に未熟な親の4つのタイプ
・重荷を背負い、乗り越えてきた人生
・一人でがんばるこをやめる方法
・回復がスタートする小さな瞬間
・人に巻き込まれず、新しい関係をつくら

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2024年04月02日

Posted by ブクログ

【感想】
この本で言いたい事は、精神的に未熟な親は子どもではどうにもできないことがある。その結果、助けて欲しいの一言がどうしても言えないことも。親に対して怒ったり、距離を置いたりして良い。そして自分を大切にすると言うこと。


特に後半は考えさせられる言葉が多かった。
親との関係に悩んでいる人、本当のことが言えないと思っている人、孤独感を感じやすい人、自分で1人で何でもやってしまう人、人の顔色を伺ってしまう人にはオススメ。
もし読んでいて、辛かったら無理に読む必要は無いけれども読めそうだったら、読んでみると「そうだったのか!」という気づきも多くあると思う。

【内容】

・精神的に未熟な親は自分のことしか考えないので、子どもを心の内に抱いている思いに気づかない。加えて、子どもの気持ちに取り合わず、精神的に親密になることを嫌がる。
自分自身の精神的な欲求にすら戸惑うで、子どもの精神的サポートする方法もわからない。


・精神的な孤独を経験する子供は、急いで成長し早く自立するに限ると考える。(早く就職、性に対しても積極的、早々に結婚、軍隊に入隊など)
大人になれば自由に過ごせると信じている。しかし、急ぐあまり間違うことも多い。

・自分の親を客観的に見る事は難しいが親がいろいろな面より冷静に見ていくことが大切。


・精神的に未熟な人の3つの特徴。
①融通が利かず、1つのことを思い詰める
②ストレス耐性が低い。
③自分が1番いいと思うことを押し通す。


・精神的に未熟な親は、行き当たりばったりに行動し、過去から学ぶこともなければ、未来に備えることもない。


・精神的に未熟な親は、子どもの頃、精神的な経験を伝えたり、活用したりすることを許されなかったため、一貫性にかける大人になっただろう。
自分を省みる心があったかどうかがキー


・親に憤ってはいけない、と思わなくていい。怒ってよい。

・怒りが内に向くと、実際に自分が悪いわけではないのに、自分を責めたりしがち結果、ひどい鬱状態になり、死にたいとさえ思う可能性がある。

・精神的に未熟な親4つのタイプ
①感情的な親
②がむしゃらな親
③受け身の親
④拒む親
共通するのはご機嫌取りに子どもを利用すると言うこと

そして鈍感で自分のことしか考えず、きちんとした感情を持って子どもに接することができない。
共感力が乏しいため、他の者とコミュニケーションをとったり繋がったりすることが難しい。


・問題を内在化する子どもは、自分次第で状況変えられると信じるが外在化することも他の人に変えてもらおうと考える。基本的にどちらか一方に傾いていることが多い。

外在化タイプは、常に他罰的で身体的な症状があったり、その行動に問題があったりする場合が多い。
一方で極端な内在化タイプは不安症やうつ病といった精神的な症状が見られる。

外在タイプの方が現実的で、適応力に乏しく、対処の仕方が未熟で、そのせいできちんと人間関係を築くことができない。


・内在タイプにとって、大事なのは、精神的な関わりを求めること、本能的な欲求を前向きに捉えること。つながりを求めるのは普通の依存ではない。

・内在化タイプは、内なる経験を分かち合いたいと言う思いがある。
何よりも欲しいのは、心からの触れ合い。
しかし、自分の苦しみを過小評価して、内在化タイプは「くだらないこと」とか「つまらないこと」と言う。
自分よりももっと助けを求めている人がいるのだから、自分のために時間を割いてもらうのは申し訳ないと言う人もいる。
助けて欲しいの一言がどうしても言えない。

助けを求めることを申し訳なく思い、自力で解決しようとする。そのせいで手のかからない子どもとみなされる。そして、自分の感情を無視してしまう。

・内在化タイプは相手を想像以上にいい人、思いやりのある人とみなすことで、相手に欠けているところを補っている。
そして、しばしば自分が悪いことをしたのでは?と自分を責めがち

・本当の自分は何を求めている?

・親とは堂々と距離を置いていい、
 いつか親は変わってくれる、は幻想


・精神的に未熟な親に育てられた人は、子どもの時はもちろん大人になっても無力感にさいなまれているだろう。その無力感は大人になったときに挫折感や自分にできること何もないし、誰も助けてくれないんだと言う気持ちをもたらす。そして、犠牲者意識にさいなまれることも多い。
→自分のためにとった行動は、無力感と言うトラウマを解消してくれる

・相手は、今の自分が望むものを本当に与えてくれる人だろうか

・相手に受け入れてももらえてもらえなくても自分自身でいる。

相手を喜ばせようとするのではなく、自分の本当の気持ちを伝える。

ひどいことを言われたら別の考えを示す。相手の気持ちを変えようとせずに、その発言はなかったことにもしない。
いやいや、受け入れて、後で腹を立てて文句を言いそうと思ったら断る。


・自分は助けたり助けてもらったりするに値するしっかりした人間だと考える。

相手が努力してくれることで、自分の心が豊かになると思うならきちんとお礼を言う。

相手の言ってることが正しくなくても自分を助けようとしてくれているかどうかだけ考える。

相手にイライラしたら、自分たちの関係をもっと良くするためには、何を言えばいいか考える


・相手に心を寄せること。
ただし、相手が同じように心を寄せてくれなければ、もっと思いやりを持って接してほしいと伝える。後は相手次第

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2024年01月04日

Posted by ブクログ

なぜ自分が今、苦しいのかの一端を理解出来たように思う。ヒーリング・ファンタジーを捨てよう!毒親とは心理的距離を確保しよう!

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2023年11月16日

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ネタバレ

つらかったことを思い出してしんどくなりながら何とか読み終えた。夢にまで親が出てきてつらかった。
「精神的に未熟」な親の説明が腑に落ちた。残念だけど。

「ヒーリング・ファンタジー」と「役割としての自己」を紙に書き出す。
自分で理想や役割にはめ込もうとしていたことに気づけてよかった。

問題を「内在化」するか「外在化」するか。
条件反射的に物言う人は外在化してるんだなあと気づいた。バランスが肝心とのこと。難しい。

・親に相談も、伝えもしなくていい
・内在化タイプ:愛情に飢えた人を引き寄せる
・真の自己の望むもの:現実をありのままに受け入れて、心おだやかに生きていくこと
・「真の自己」「役割としての自己」
・精神的に成長するために内部でいきづまっている期間:「積極的分離」
・自分に関心をもってもらいたい、他者とつながりたいという思いは、人類の歴史と変わらず昔から存在していたものだといえる

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2023年11月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

予約して購入し、8割以上読んで最後のワークを熟成させており…本日ようやくやり終え読み終わりました笑

付箋の量がとんでもない。

いわゆる"毒親"を"精神的に未熟な親"とし、掘り下げて書かれています。

このね、"精神的に未熟な親"っていう定義が、新しいなと思ったのと同時にとてつもなく腑に落ちて。
最初からなるほどーの連続。私はHSP(HSS型)だから(と思ってる)"不安型愛着スタイル"なんですって。

うちの父親は…自分の意見と考えが絶対に正しい。親の自分より子供の思想や言動が良いとは絶対に思えないタイプ。(対子供というか全ての他人に対してそう。子供には特に強いと思う。)
自分のこと以外は認められない受け入れられないタイプだから反論されるといきなり声を荒げたりする。何に怯えている?
他人に全く興味がない。共感力が乏しすぎる。想像力が足りない。他者への配慮や我慢が出来なくて、いつも周りがヒヤヒヤ振り回されて尻拭いさせられて。先読みもできない。当然深い話なんてできない。いつでも自分の気持ちや欲望が最優先。

会話のキャッチボールができない。自分の興味のあることしか話せないし、相手の受け答えも全部自分の話にしちゃう会話泥棒。自分が思ったことを相手がどう思うか関係なしに口にするから、返事の予測ができないし、いきなり傷つけられて怖いし、本当につまらないから会話をしたくもないしなんなら一緒に食事をするのがとても苦痛。

自分の言うことをきく?支配できる?自分が絶対に上に立てる?相手としか(動物とか子どもとか?)関係を築けないから、つまらない人間を通り越して、哀れな人だなって思ってる。


母親は。
感情ジェットコースター。子どもは親の言うことを聞いて当たり前。機嫌が悪くなったらフキハラして周りが私に気を遣いなさいよ。そして重度の察してちゃん。めんどくさ過ぎる。
他者からの目がとにかく気になるタイプ。自分に甘いのに、良い人素敵な人上品な人と思われていたいみたい。自分を持ち上げてくれて自分の言うことを聞いてくれて思い通りに動いてくれる人が大好き。

私は人をよいしょするのも嫌いだし、母の自慢話も大嫌いだし、エスパーじゃないし。そもそも考えが母親の考えとは違うから私は好かれてないなっていっつも感じてる。

"私と同じ苦しみを味わうべきよ""私より良い思いをするなんて許せないしありえない"って凄く感じる。

大学入ってからかな。なんかある時からすんごーく同性が苦手になって。
女性特有?というか女性に多い"表面上では仲良くしてる風だけど、影では物凄く悪口を言ってる"とか、"言わなくてもわかって!"とか、なんか"女性の嫌なところを全て煮詰めました!"みたいなのがうちの母親だなって気がついてしまったのだ。
私は女性というか母親が苦手なんだなってある時気がついたんだよね。

こんなやばい父親と一緒にいる母親ヤバすぎって思ってたけど、どうやら母は"夫を支える良き妻"みたいな役割を自分に酔いながら演じてるのかなって最近気がついた。同じ穴の狢なんだなと思った。

人に贈り物とかするの大好きで一見気配り上手なようで、実は見返りを求めるタイプ。それが私には透けて見えるからマジで気持ち悪い。

お誕生日とか祝ってあげないと返信に絵文字が一切なく短文になっちゃう。わかりやすく不機嫌。だから仕方なく送ってるけどいい加減にして欲しい。
父親が私の誕生日忘れてるってブチギレたりしてくるし。知らんがな。カレンダーにわかるように書いて一週間前から毎日お伝えすれば良いのでは?察せません。

私に対して「あなたは感謝が足りない」が口癖なんだけど、お祝いも感謝も他人から強要されてすることじゃないですと…本当は言ってやりたい。言わないけど。
墓参りとかしたい人がするんだから、いちいち"兄弟くんはいつもお墓参りしてくれるのよ"って私に報告しなくて良いです。信仰の違いです。


そんな両親に育てられた私ですが、同じ親に育てられた男兄弟は全然私と感じ方は違うみたい。

私は典型的なHSS型HSPだけど、彼は表向きは母親の思想に近い感じだけど、中身は空っぽで共感力と想像力に乏しく会話もあまり成り立たないケッコーやばいやつ。(個人的な感想)
何の疑いもなく素で両親を尊敬しているそうなので、両親にとても好かれている。かわいいかわいい。どんな奇行をしても許されてる。

はいはいって感じです。


子育てしながら何度も何度も自分のインナーチャイルドと向き合ってきた。

たくさん愛されたかった。あの時こうして欲しかった。どうしてあんなひどいことをしたの?ありのままの私を見て欲しかった。たくさん私の話を聞いて欲しかった。私の好きなもの、したいこと、見ているもの全てを肯定して欲しかった。たくさん抱きしめられたかった。勉強をしなくてもピアノを弾かなくてもあなたがあなたのままでいてくれればそれで良いよって言って欲しかった。無条件の愛情が欲しかった。

もっと友達と遊びたかった。中学受験なんてしたくなかった。成績が悪くて怒鳴ったり殴ったりみんなの前でして欲しくなかった。門限もあってバイトも禁止で勉強勉強。しかも自室での勉強はしてないとみなされてずっと親の前でやりなさいって。
どんだけ私のこと信用してないの。

何かしたいと言ったら、勉強したらよいよ、とか〇〇したら良いよとか必ず条件付きだった。
もう嫌になった。
親が言うからこんなに勉強頑張ってるのに、いざ大学受かったら「そんなところ行かないだろ、浪人するだろ?」って言ってきてさ。……最低。

そんなに自分の子どもの出来が悪いと怖いの?あなた達と私は別人格なんだよ?

人格なんて認められたことなかったね。

歌を歌えば、下手くそな歌を歌うなと言われたし。
自分で選んだ服は下品で汚い色だから着るなと言われたし。

どうしてね。子供にこんなこと言えるんだろうね。
いつかは巣立っていなくなるのに。
子どもといられるときは限られているのに。

どうしてなのかな。どうして。どうして?

自分がそう育てられたからまた子供にするの?
どうして?

そのやり方しか知らないなんて言い訳、人を育てると言う大仕事の前では通用しないよ?

大切な人格形成を何だと思っているの?

どうして?

どうしてそんなこと出来るの?


自分の子どもは幸い私の親のことをすいているようなので、会わせる努力頑張ってる。自分の子どものために。今は。

でもね、やっぱり早く子供が会いたいって言わなくてならないかなーとか圧倒的な物理的距離が欲しいなって思っちゃうんだ。子供にも被害が及ぶ前に。そんなことされたら私絶対崩壊しちゃう。心が。


どうしてそうなの?って思うけど、考えても仕方ないね。相手は変わらないから自分が色々変えないといけない。


老後覚えてろよって本当に思ってる。
それどころかもう一生会わなくて大丈夫って思ってる。
この世からいなくなっても知らせてくれなくて結構って。

そう思ってると少し楽になるよ。

自分の子供に優しくするたび、抱きしめるたび自分のインナーチャイルドが少し癒されている気がする。
私は絶対同じ悲劇を繰り返さない。

そして、世の中にいる毒親に傷ついた人たちの心を癒すお手伝いがいつか出来たら良いな。
負のサイクルをこれ以上増やさないように。


親に愛されたかった。あー愛されたかった。

でも、その欲しかった無条件の愛を夫と子ども達がくれた。

もし…もっと早くこの愛を知っていたら私はどんな人生を歩んでいたのかな。

死んで生まれ変わったら今度は、生まれた瞬間からたくさん愛される人生になりますように。


良い本でした。
たくさん読み返すと思う。
感想というか独り言。

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2023年10月20日

Posted by ブクログ

読んで良かったと素直に思った。
本屋に行くたび、手に取っては棚に戻すを繰り返していた。
やっぱり、自分が目を背けたい部分に焦点を当てた本は買うのを躊躇してしまう。
でもそういう本ほど読んだ方が良いことは、経験上理解している。
読む前から感覚的に分かっていた部分もあり、まるで答え合わせしている気分だった。
それでもちょっと救われたなあ。

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2023年09月11日

Posted by ブクログ

とても参考になり、心がスッと軽くなった。親との関係に疑問を抱くたび、どうしても自分を責める気持ちが少し捨て切れずにいたが、嫌いでも苦手でもそれはわたしの感情であり間違ったものではない。
本著で繰り返し言われた、親と精神的に親密な関係を築くことを諦めるということが、悲しいけれど納得した。何度もこれまで心を尽くして伝えてきたけれど、無理なのだ。親は理解してくれる、ありのままのわたしが帰れる場所がある、というヒーリング・ファンタジーを手放すことが少しずつできそうな気がする。

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2023年09月11日

Posted by ブクログ

親は毒親ってほどじゃないかもしれないけど、親への違和感がどう頑張っても消えない。そんな感情を抱いてる人たちに読んで欲しい一冊。
自己肯定感がない私は、自分と親の間にある価値観の違いに気づき、改善しようと頑張ってきたがやはり難しかった。とても自分を責めた。
でもそんな必要なかった。今まで頑張った私を評価し、間違ってないと教えてくれた1冊。
落ち込んでいるのは必要な感情。成長への一歩を記しているから。そんなメッセージをもらい、これから自分のために自分らしく頑張っていく決意ができました。
少しでも共感したら絶対読んでください。

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2023年06月22日

Posted by ブクログ

私の今の状況にめちゃくちゃぴったりだった。親も自分も非難するのではなく客観的に見られて良き。読み返す。心も、体も心なしか軽くなった。
精神的に未熟な人はまさに私の両親であり姉であり。記憶にある先生のほとんどであった。両親が当てはまる精神的に未熟な人の特徴で、思わず笑ってしまったものは「仲直りが下手すぎる」
私が気持ちをわかって欲しかったのも、否定されたと感じて辛かったのも。精神的な繋がりが欲しいのも、全部健全なことだったんだと思えて気が楽になった。家族と精神的に繋がれなくても役目を下りても、自分で自分と繋がってくれる人を見つけていけるんだと思えてすごく力になる。

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2023年06月02日

Posted by ブクログ

これは!親という呪いだけでなく、人間関係で生ずる辛さに繋がる内容でした。ただ、元をたどれば親に行きつくということになってしまうのでしょうか…

この場では差し控えますが、やはりいろいろ考えさせられ、身につまされました。
呪われていたし、さらに自分も誰かを呪おうとしているかも…と。
一生考え続けるかもしれません。ただ、最近呪いから解き放たれる些細な行動をしたと思っていて、本書を読み、それも大事な一步だ!とわかり、ホッとしています。

いろいろな症例(事例)、チェックリストも掲載されており、個人的に有益でした。

この本で全てが解決できるわけではありません。
たぶん解決はできない。
ただ、自分を苦しめている原因がわかり、対症療法を見つけることはできるように思います。
ハウツー本のような明るさ、前向きさはないですが、本当に困っている人が出口を見つけられるかも、と感じられる本だと思いました。
親だけでなく、配偶者やパートナー、「友人」や、同僚、上司など、ありとあらゆる人間関係に対して…
満点にしないのは、やっぱり本書のテーマが重いので…4.8くらいです。

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2024年04月25日

Posted by ブクログ

毒親・親ガチャという言葉が一般的になった昨今、親としてどういうことに気を付けないといけないか興味があり本書を手に取りました。

「精神的に未熟な親」から感受性が豊かな子が一番影響を受けやすくといったことから、まずは親が精神的に自立していること・自己成長が必要と感じました。
これまでの親としてこうあるべきという意識は本当は必要ないもので、子に依存せず子を一人の人間として尊重することという当たり前のことを再認識することができました。

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2024年04月21日

Posted by ブクログ

身近な問題すぎて1ページ1ページ内容が重く感じ、なかなか読み進められなかった。読み終えると何故か少しすっきりした気分に。
何かある度に振り返りたくなる本。

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2024年03月08日

Posted by ブクログ

精神的に未熟な親に育てられた子が大人になっても抱える人間関係の問題や、そういった親に対してどう対応すればいいのかなどを例をあげながら解説する。毒親というほどひどくないが子供が満たされない思いをする事例はあてはまる人にはとても助けになると思う。あくまでも悪いのは未熟な親であって、子供はその被害者であるというスタンス。
私自身にはハマると感じるところが少なかったが、親も子も千差万別なのでそれは仕方ないかな。親という存在に幻想を持っていて、かつ親の愛を求めてやまない不安型愛着を持つ人にはしっくりくるのかも。

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2024年01月19日

Posted by ブクログ

子供の立場から親にどう接するか、がメイン。自分が親なので、いまさら取り返しがつかない気はしましたが、深い分析でずしりと響きました。響きすぎてかなり重かった、、。子どもの体験談がたっぷり出てきてヘビーでした。成熟してない感情的な親だったな、と反省してます。いまさら遅いけど。

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2023年12月31日

Posted by ブクログ

親との関係に違和感を持つことは、子どもの頃は難しい。
ただ不幸にも、未熟な親であった場合、将来その子どもが大人になったときに、反面教師になれないことが往々にある。
ある程度精神的にも成長し、分別がつくようになると、自分の親が、他の親と違うことに気付くだろう。

親側の課題を客観視することで、自分に非を背負わせるのではなく、その重荷から解放されることに力点を置いていると言う通り、悩みがある人にはこの内容は、蜘蛛の糸となるのだろうな。

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2023年12月25日

Posted by ブクログ

こういうタイトルの本はなかなか、手に取るのもためらう。
ペンギンはいるけど。

どうも、親の影響で苦しんでいるんじゃないかという人が身近にいたので、試しに代わりにその人に勧めても大丈夫か考えてみるために自分が読んでみた本。

まぁ大丈夫なんではないかと思ったけれど、やはりセンシティブな内容なので、結局その人が自分で親との関係を振り返られるようになってから勧めてみた。

とても、あてはまると言って、なんかすっきりしていそうだった。

こういうのを読むこと自体が、自分がいけないんじゃないかって思ってしまうかもしれないけれど、そう悩んでいること自体が、もうがんばってるよと言ってあげたい。

こういう親はやばいんだなと、自分が親の立場として大丈夫か確認するため、という体で読んでみるのもありかもしれない。

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2023年11月23日

Posted by ブクログ

最近読んだ宗教本や啓発本でも似たような内容があった気がする。
改めて、ずっと親との関係がうまくいかないのはいつか親が自分を認めてくれる、愛してくれるというファンタジーを心の中に持っているからなのだと実感。そして、親が精神的に未成熟だったが故に私の要求に応えてくれなかったこと、そして、これからもおそらくその状況が変わることはないことも理解した。
心の中に内包して、勝手に自分で傷つかなくて済むように、外から観察して、相手の様子を言葉にしてみる事。できるだけおだやかに、客観的に自分の言いたいことを相手に伝えて、結果をコントロールしようとしない。結果に意識を向ける。未熟な人に精神的に巻き込まれず、目標に向けて付き合いかたを管理する。
これからは意識して人との関係性に対処しよう。

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2023年09月23日

Posted by ブクログ

昔から何で親のことをあまり好きじゃないのか自分でも分からなくてずっと悩んでいました。
ただただ私の心が狭く、親に対して求めるものが大きくわがままなのか、、、自分が悪いのかと思っていました。でも最近親の介護をするようになって親のことを改めて考えるようになり、そのタイミングでこの本に出会いました。
毒親というほどではない 愛されていない訳ではない なのに違和感がある 
同じ思いで悩んでいる人がいる事を知れただけで心が晴れました。読んで良かったです。
ただ変えの効かない親なのに心が通じ合えないのはやっぱり寂しいですね。

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2023年09月21日

Posted by ブクログ

良かったです。
「親という呪いから自由になる本」のキャッチーにつられ、親に振り回されっぱなしに疑問を感じ手に取りました。
心の重荷を少し下ろせた気がします。よほどメンタルの強い人でないとなかなか行動にうつし、実現させるのはハードルも高い気がしますが。
親を幸せにしなければならない呪縛から逃れる事を正当化できるバイブルになってくれると思うので、悩んでる人には是非読んでもらいたいです。
現実は厳しいですが、自分の心を正常にするためには必要な事が書かれていると思います。

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2023年08月30日

Posted by ブクログ

親との付き合い方、距離のとり方を述べる本。親の立場で読みました。
英語のタイトルは、Adult Children of Emotionally Immature Parents: How to Heal from Distant, Rejecting, or Self-Involved Parents。直訳は、感情的に未熟な親を持つ成人した子供たち:よそよそしい親、拒絶的な親、自己中心的な親からの癒し方。
成熟していない親の影響や、パターン、対処の仕方が、事例とともに丁寧に解説されています。親の振る舞い・感情の分類を行い、分類の結果に応じて対処の仕方を考えるというステップを踏みます。したがって、非常に苦しい環境に置かれている状況を理解しながらも、この本を読める子供であれば、自分のペースで確実に親や社会と向き合えるであろうと思われます。
親の立場では、本書を読みながら、改めて子供との接し方・フォローの仕方を振り返ることができます。それと同時に、一般的に本を読まず、感情に支配されている親・パートナーとどう接するか・どう促すかも難しい課題かと思われます。

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2023年08月15日

Posted by ブクログ

感想
自分に合った親を選べる社会。マッチングを成立させ理想の関係を築く。そんなものは倫理的に実現されない。だから親から逃れる方法が必要。

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2023年05月26日

Posted by ブクログ

一次創作の資料として読み始めた。親子関係について知りたかったけど、読んでいるうちにモラハラの加害者と被害者がどうしてそういう思考になってしまうのかという説明がされていてそちらの方が興味深かった。モラハラの実体験からこの行動あるある〜と頷いてしまって、後半は資料というより自分のために読んでいた笑

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2024年04月13日

Posted by ブクログ

近年毒親という言葉が話題になったけど、それよりは成熟してるけどどこか未熟な親について書かれた本という感じ(大枠では毒親だけど)。感情のままに子供に接して子供を困惑させる、とか、こういう親のほうが多いのでは?と思ったけど、でも子供からしたら些細なことが大きな傷になったりするんだよなあと思った。特にHSP気質の子は辛いかも。
大部分が親のタイプについて書かれている。あるある、という感じで、これに自分は傷ついていたんだ、、という癒しになる本。でもどうすれば?ということについては、「親は変わらないので気づいて距離をとる」という一点ぽかった。
自分も親なので、自分がいかにして成熟すれば良いのかということが気になってしまった。

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2024年03月19日

Posted by ブクログ

家族のかたちもさまざまだと思う。
自分はどうなんだろうと特に考えたこともなかったけれど、子どもが「親といるとなぜか苦しい」と思ってたなら…と親の立場で考えてみた。
けっして完璧な親ではないとわかっているが、少しでも子どもの気持ちになって考えてみたら…と。

そして、自分は親をどう感じていたか…も思いだしてみた。

「毒親」という表現がすっかり有名になってしまったが、どの程度で毒親と言うのか?それは人によって違うのでは…と。
これは「精神的に未熟な親」と言い換えて、その親が子どもにおよぼす影響について項目別に書かれている。

親子間だけではなく人間関係においても心のつながりを築いていけるための方法をまずはひとつから実践してみるのもいいと思った。



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2024年03月09日

Posted by ブクログ

本書に書いてあるようなエピソード全てに共感できた訳ではないが、親との関係に生きづらさを感じるのは親に未熟な部分があったからだと感じた。
成熟した人とは何か、自分は成熟した人間か考えさせられた。自分が子供を持つようになるまでには成熟した人になれるようにしたい。

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2024年01月21日

Posted by ブクログ

自分の親の、一部の未熟さをしった。
機嫌でコントロールしようとしてくる、そこからうまれる家族の欠陥を埋める役割を私は果たそうとしてしまうから、自分の意見を言えん。

他社が信じていると思われることを受け入れるしかない

と思ってしまうのは今後の人生の改善点

感情を揺さぶられた事柄にじっくり思いを馳せ、自分の気持ちを見つける

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2024年01月03日

Posted by ブクログ

(2024/01/02 1.5h)
親を客観視(観察)することで
自分と他者とを分けるスキルを持とうという本。

こういった本はよく咀嚼した上で実生活に運用してこそ価値のあるものになるので、即効性は低い。

「毒親」というインパクトの強い表現を「精神的に未熟な親」に置き換えることで身近に感じられる配慮がある。

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2024年01月02日

Posted by ブクログ

家族関係の本を読むのは苦しくなる。この本は、自分が成熟すると必要があり、そのためには親から心が解放される必要があるので、その方法を説いているように感じた。親を特別扱いしないという意味では同じかもしれないが、「だれもが未熟なんだから、それを前提に生きる。未熟であることプラスの面に突きあげることが人間的である。」と説いた岡本太郎のほうが気が楽になる。

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2023年09月24日

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