【感想・ネタバレ】烏百花 白百合の章のレビュー

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ネタバレ

【かれのおとない】
茂さんがもう居ないというのを再認識して辛い。

茂さんの人柄が凄く良かったと改めて思った。
貴族に良いイメージを持っていないのに茂さんの友人だからと受け入れた。茂さんに対する信頼がある。

【ふゆのことら】
市柳さんが思った以上にやらかしてた。
雪哉の事を知らないとは言え貴族としてまず駄目だった。

垂氷の兄弟仲は良いけど立場の話をしたらやるせない。

【ちはやのだんまり】
結ちゃん強い。

明留とシンさんの決闘はシンさんの思ってる事が分かって良かった。
ただ、終わる直前の叫びは笑ってしまった。

普段笑わない人の笑顔は怖い。

【あきのあやぎぬ】
これもまた一つの幸せ。
実際に助かってる人も居るし愛がある。とやかく言う部分がない。当の本人達が良いと言ってるなら良いじゃない。

【おにびさく】
職人メインの話が読めるとは。

大紫の御前の人らしい部分に触れた気分。

【なつのゆうばえ】
一番複雑なのは南家だと思ってる。

大紫の御前は融の事を自分と同じだと思ったようだけど果たして。

【はるのとこやみ】
恐ろしい女の人。子もまた恐ろしかった。
報われない。

【きんかんをにる】
穏やか。
毒を盛られたというので狙われるような立場の人だと再認識。でも、強い子ですね。
このまま穏やかに過ごせたらいいのに。

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2024年05月25日

購入済み

面白かった

私の楽しみはその作品がアニメにおいてどう演出されるか、だ。20年以上欧州で暮らして帰国してみると日本のアニメが著しく進化しているのに驚いた。技術ばかりでなく、視聴する対象年齢も大人向けだったりと多様化している。
「烏は主人を選ばない」をNHKのアニメで視聴し、今更ながらこの作品を知った。それぞれの風貌に何か意味があるのかと思っていたが、やはりそうなのか、と小説を読み進めながら納得する。この外伝の一部はすでにアニメ一話に登場していたし、後から出てくるそれぞれキャラの説明も散りばめられている。アニメの制作サイドも頑張っているな、と思う。が、いかにせよ一週間に一度の放送なので今はシリーズを読みはじめ、夢中になっている。
さて、この二つ目の外伝。短編にしておくのはもったいない。

#切ない #深い #ドロドロ

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2024年05月30日

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外伝二作目。
第二部に入って衝撃的な展開が続く八咫烏シリーズ。ホッコリする物語から、表の事情を知っているからこそ裏事情が描かれている物語に、世界観の奥深さを感じる。
若宮、雪哉、その他の魅力的な登場人物の一面が読めるとなれば読むしかない。
おそらく来年には刊行される新作に備えて、外伝だけではなく、せめて第二部は読んでおきたい。
相変わらず面白い…。

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2023年12月03日

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穏やかな状況とその中に潜む影を追っていた第一幕から一変。
厚い緞帳が下ろされたように暗い場面の多い第二幕に引き摺られて落ちていた気分がぱっと明るくなるような短編集だった。
古き良き日の山内の記憶、といったそれは本当にその通りで、電子機器に溢れた現代から昭和、はたまた大正のようなノスタルジックを求める懐古主義の心持ちに似た感覚になった。

八咫烏シリーズの物語が盛り上がっている中、その流れの速さについて行くことに少し疲れた時に小休憩の場所を与えてくれる、心が穏やかになる話が多かった。
お気に入りははるのとこやみ。

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2023年06月30日

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ネタバレ

「かれのおとない」猿との戦いの最中亡くなった茂丸の残された家族、特に妹、視点の話。雪哉たちも彼の友達として彼の家族との交流があったことが描かれている。そして、彼が亡くなった後、雪哉が変わってしまった描写も。最後に彼の妹が言った一言が、雪哉の心の中の鎖となって、厳しすぎる為政者へとなってしまったのではないだろうか。

「ふゆのことら」勁草院に行く前の市柳と雪哉の話。かわい子ぶる雪哉にまんまんとやらるものの貴族としての立場を一応理解して、成長する市柳であった。ただ、この促した成長は雪哉が勁草院へ行かせるためのものなのではないだろうか。

「ちはやのだんまり」千早と明留が、千早の妹と彼氏と挨拶をする話。千早、ダンマリキャラだとしてもダンマリすぎだろ、と。

「あきのあやぎぬ」西の当主の話。真赭の薄関連で西の当主の話とかは出てきた気がするが、がっつりと登場するのは初めてでは?チャラ男に見えるが実はいい奴でいい為政者でもあるのかよ。と。

「おにびさく」西の地でのある職人の話。ファンタジー世界での職人の掘り下げは世界観に深みを持たせていると思う。もっと描いて欲しい。

「なつのゆうばえ」夕蝉こと大紫の御前である長束の母親の昔話。今なお、奈月彦の座を狙っている大紫の御前だが、その野望の源が見れる幼少期の話。小さいころから、周りとは違うと思うような帝王教育が施されてきたのだな、とも。

「はるのとこやみ」東家の姫君が登場する話。中心は楽師の双子で、一人が東家の姫君になった浮雲に恋をしてしまうというもの。先代の金烏も通ったという浮雲であったが、あせびの父親は、、、
そして、最後の浮雲の「あなただあれ?」はホラーすぎる。この母あってのあせびのサイコパスさがわかるような気がした。

「きんかんをにる」奈月彦が娘と金柑を煮る話。合間合間で2人の良好な関係や、娘の統治者としての片鱗も見えることに。今後のこのシリーズにどうかかわってくるのかが、とっても楽しみ。

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2023年06月07日

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ネタバレ

外伝。
微笑ましい話もありながら、壊れている人もいたりして、怖い、怖い。
八咫烏シリーズって結構内容が……。

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2024年05月06日

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外伝を読んだあとに本編を読み返すと、この背景があったからあの時こう言ったのか! と気付きが多くて、また本編を読み返したり……。
読むたびに物語の深みが増して、この世界観にどっぷりと浸かってしまっています。

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2024年04月27日

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よかった!!
本編で語られなかった各登場人物のストーリーを読むことによって、より物語に深みが増します。

紫の御前はどうして徹のことを好きになったのか、浮雲はどうして殺されたのか。こういった謎が明らかにされていくのは読んでいて楽しかったです。

個人的には「きんかんをにる」の章が好きでした。
雪哉と姫宮のあたたかく優しい時間が愛おしく感じます。

読めて良かったです。

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2024年03月14日

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お得感が高かったです。

最後のどんでん返しが決まるまで、うかうかできないところは、短編でも同じですね。懐かしさでしみじみする余裕などなく、悲しみを深めたり、未来を憂えたりで、短編の数以上に、感情の起伏が激しくて、疲れました(笑)。

そして、どんな悪辣なやつでも、雪哉は特別に思ってしまいます。

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2023年08月10日

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かれのおとない/ふゆのことら/ちはやのだんまり/
あきのあやぎぬ/おにびさく/なつのゆうばえ/
はるのとこやみ/きんかんをにる

本というものによって著わされた世界には限りがある。
そこからこぼれていた事を時々見せてもらえるのは嬉しい。

私の住む世界にも、この身の回りという小さな世界がまずあって順々と広がっていく。ニュースなどで知る世界も地球上で起きたことのほんの一部でしかない。
知らずに過ぎていくことは、とても、とってもたくさんあると覚えておこう

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2023年06月30日

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待ってました!
八咫烏シリーズ外伝。

スラスラと読める平安絵巻の様な、ミステリーファンタジー。登場人物がいつも魅力的。
会話調の文体が自然で、映像化されたとして、脚本は要らない気がする。

気分転換に読むのに最高!続き発刊待ち遠しい。

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2023年06月26日

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ネタバレ

久々に私の中でブームが来まして第2部を追いかけてます。
結の話は男衆が相変わらずで好きです。
東の姫たちは怖すぎる。
紫苑の宮可愛い。
鬼火の話も良かったです。

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2023年06月18日

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ネタバレ

八咫烏シリーズの二部、番外編。サイドエピソードを集めた短編集。文庫本で集めていたこともあり「読んでいない本編が大分あるな?」と気付いた訳で…この後本編未読文を読み先にこちらを読み好意的に思ったキャラクターがあああああと悲しくなるのでした。このシリーズ面白いのだが時系列で読みたさもある。

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2023年05月31日

Posted by ブクログ

八咫烏シリーズ
前作で第二部が始まり、そのすぐ後の外伝短編集

第二部の続きではないのかぁ、と思いつつ読み始めてみると、一編ずつが何とも味わい深く、一編読むごとに お腹がいっぱい!
登場人物ひとりひとりに それぞれの人生が有り行動にも理由が有る。
作者は八咫烏の世界のすべての人々の心根や、喜び悲しみを描いてゆくのか?
これは終わりのない物語りかもしれない。

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2023年05月29日

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8編からなる短編集.
「かれのおとない」茂丸の妹の目を通して語られる,勁草院の仲間や大猿との戦いのその後.
「ふゆのことら」ブラック雪哉炸裂っていうお話.
「ちはやのだんまり」明留がいい三枚目を演じている,千早の妹の結ちゃんの結婚(交際?)話.
「あきのあやぎぬ」南家当主(明留や浜木綿の兄ちゃん)が大勢の側室を抱えているわけ.
「おにびさく」鬼火灯籠ってきっと綺麗なんだろうな.ちょっと映像で見てみたくなった.
「なつのゆうばえ」なるほど大紫の御前は長束に固執するわけだ.
「はるのとこやみ」シリーズ1作目と同じくらい驚いた.浮雲さん,大紫の御前より恐え.
「きんかんをにる」大猿との戦いの後の,姫宮との和やかに見えて不穏な空気もはらむエピソード.

こういう本編からこぼれ落ちたような話はいいね,物語の世界が広がる.
しかし,最後に姫宮の話を持ってくるとは・・・.雪哉はどうしてああなったとか,奈月彦はどうしているとか,というのが気になってしかたがない.「追憶の烏」の文庫化が待ち遠しい.

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2023年05月25日

Posted by ブクログ

短編でも安定感がありますね
雪哉のブラックなところが彼自身にしか分からない覚悟が表現されていて個人的にはいいと思いましたが、多分、賛否両論が出そうですね
お薦めの短編集です!

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2023年10月08日

Posted by ブクログ

やっぱり外伝はいい(笑)今回は四領に特徴的なエピソードが揃っていました。書き下ろしの最終話は重要な気がしました。

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2023年08月12日

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