【感想・ネタバレ】しゃべれども しゃべれどものレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年04月27日

かなり前に国分太一主演の映画を観ていい映画だったという印象であり同級生の本棚で✮5つだったので読んでみた。登場人物の描写が秀逸です。主人公のもとに集まる弟子4人それぞれの個性をうまく表現できているので物語にひきこまれます。落語家にスポットをあてるとチャキチャキの江戸っ子言葉になることが多いのですが自...続きを読む然な感じがよかったと思います。佐藤多佳子さんの他の作品を読んでみたくなりました。

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Posted by ブクログ 2024年04月03日

登場人物の性格、心の動き、情景の描写どれもが緻密で繊細ですぐそばでみているようだった。
特に三つ葉の噺の前は、自分の出番待ちかのように気持ちが高まって、だけど身体が重くて心臓が締め付けられた。早く早くとどんどんページが進む。
本を読んでこんなに感情が同調してしまったことはないかも。

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Posted by ブクログ 2024年03月21日

母親から薦めてもらった本。とっても面白かった!
ひょんな経緯で落語家から落語を習うことになった人たち。みんなキャラがいきいきしていて、一つ一つのエピソードも面白くて夢中になって読んだ。

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Posted by ブクログ 2023年05月21日

ニヤニヤしながら読んだ。というより普通に笑いながら読んだ。
人生は自分探しであり、悩むことだと思った。
何も悩みがない人より、人に笑われても悩んでもがきながら笑っている人の方が何倍もカッコいいなと思った。

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Posted by ブクログ 2023年04月06日

すごくするする読めた。元々は親が、面白いって評判だから買ったものを、全然読まないので借りただけなんだけど。すごくいい出会いをした。読んだ後前向きになれる。今日小学校最高学年になったけど、自信を持てた!

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Posted by ブクログ 2023年03月08日

胸が熱くなるって感じより、心を温められるような幸せな気持ちになった。
虐められてるけど負けない子、仕事から逃げ出した人、不器用な人。
こんな混ざりそうにない人たちがそれぞれの距離感で混ざり合っていく様は、なんだか泣けてくる。

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Posted by ブクログ 2022年08月05日

登場人物が個性的で面白く、日常生活ではそれぞれ問題を抱え、暮らしている。
この話を読んでみて、刺激を受ける事は大切な事である。それが仕事であれ、このような落語であれ、人間は人との関わり合いの中でしか成長できない。人との出会いは大切な意味を持ち、それに対し、どう関わるかが大切になってくると思える話です...続きを読む

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Posted by ブクログ 2021年05月20日

なんでも一期一会。
周りの仲良い人が笑ってくれる、その瞬間が幸せ。

落語みたいに古臭くたっていいじゃん。突き進め。

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Posted by ブクログ 2022年03月14日

しゃべることに問題を抱えた人々が、それを克服するために落語を習うことになるお話。
落語に興味があるので手に取りましたが、すごく面白かったです。自分に自信がもてなくなった人、社会との付き合い方が下手な人が、ほんの少し前を向く話。って身につまされますな。
みんな不器用なんだけど真っ直ぐなんですよ。そんな...続きを読む様子がすごくいいです。

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Posted by ブクログ 2024年01月24日

話すことにトラブルを抱えた4人が、話しのプロである落語家に弟子入りして成長する物語。
4人の性格、原因も色々で、生活に支障が出るぐらいな上に、師匠である落語家で二つ目の今昔亭三つ葉も失恋で話せない状況に。5人の関係もお互いコミュニケーションが取れずに暗い状況が続く。
強烈な個性を持ったメンバーが変わ...続きを読むれるかどうか。徐々に関係が改善して行き、最後は皆んなで落語の発表会。全員が改善したわけでも無いが、何とかハッピーエンドでホッとした。

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Posted by ブクログ 2023年11月29日

温くて、ほっこり良いお話です。それにしても終盤のラブシーンは
ダサい。最悪のオチ
装飾文がやたら多くて目障り

〇ボス猿の暗殺計画を思いついた小猿のよう

泉から清水がさらさらとこぼれる様に透明な自然な笑い

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Posted by ブクログ 2023年08月27日

喋ることに難を持つ登場人物たちの心の機微が表現されていて、感情移入がしやすかった。
自分と重ねながら登場人物の感情をイメージしているうちにあっという間に読み終えてました。

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Posted by ブクログ 2023年05月21日

落語は、「まんじゅうこわい」ぐらいしか知らないわたしでも楽しむことが出来ました。問題を抱えた5人が落語を通して、成長していく姿が良かったです。自信をもつこと、真似でも良いのでそれを極めることの大切さが印象に残りました。

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Posted by ブクログ 2022年09月09日

人の成長は、やはり人との関わりの中でしか生まれないのだな、と強く感じる。
職種こそ特別な男だが、なんとまあ、その態度、考えの不器用なことか。だが、それがいい。
間違いなくお勧めできる一冊。

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Posted by ブクログ 2022年04月21日

ひょんなことから落語教室を始めること蜷田今昔亭三ツ葉。生徒はみな癖のある面々。

関西弁の小学生、村木優の話がサブストーリー。

ワクワクして感動もする。喋るのが苦手という生徒たちに共感する部分もある。
文体が落語調なこともあって、テンポよく読める。

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Posted by ブクログ 2022年02月03日

難しいこと抜きで楽しく読める小説です。

主人公は噺家。典型的な江戸っ子気質で口が悪くて喧嘩っ早い。
そんな彼がひょんなことから人に落語を教えることになるのだが、生徒が普通じゃない。他人なら無視したくなるほど女々しい口下手な従妹、体中でケンカを売っているオーラを放つ口下手でロックな女、強面で口下手で...続きを読む40歳をとうに超えた元プロ野球の代打の切り札、関西弁で口は達者だが心を開けない十歳の少年、計4人。もうキャラクターのバラエティがグーニーズを超えとる。

先生も生徒もコミュニケーション不全。しかも、口下手以外にも全員が問題を抱えている。それが、落語というひとつのツールを鍵に、ひとつの目標を中心にまとまり、その過程でそれぞれの問題を克服していく。

うまいもんで、小説自体も落語のリズムや主人公の江戸っ子言葉によってまとまっていて、いわゆる「人情物」を聞いている感じ。そこに、「少年の成長と親からの解放+友との絆+ちょっとした恋バナ」が乗っかった、見事なエンターテインメントの王道。

くすっと笑い、やきもきし、安心して涙する、文句なしの良作です。難しい本に飽きたら是非読むべし。

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Posted by ブクログ 2021年09月19日

終始主人公の一人称で進むんだけど、物語を軽快且つ綿密に表現してくれるものだから他の人物像がよく現れてて面白かった。

他の人から見れば「そんな些細なこと」で済むような悩みも、みんな小さな世界の中で向き合って自分を戒めてるのだと感じた。
落語はただのきっかけに過ぎないけど、人と通じ合ってゆっくり進もう...続きを読むとしてるのがよかった。

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Posted by ブクログ 2021年08月25日

笑った、泣いた!落語という少し特殊な世界をわかりやすく、そして少しだけ「良し」をこじらせた人間たちを、たいそう人間臭く描いている。
いいなあ、落語。いいなあ、佐藤多佳子さん。電車の中で笑ったり泣いたり忙しい小説だった。

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Posted by ブクログ 2021年08月20日

 今昔亭三つ葉という、今昔亭小三文師匠の三人弟子の二番目、26歳で、声が大きく短気、気が強そうな落語家が、話すことに問題を抱えた4人の老若男女に落語を教えることになる、という話。
 これも『キャベツ炒めに捧ぐ』、『イモータル』に続いて、NHkの番組プロフェッショナルの北海道の本屋さん、岩田さんがおす...続きを読むすめしていた本。
 この本は一気に読んでしまったが、テンポがよく、何とも小気味いい、笑える比喩や表現がちりばめられていて、面白かった。「ばあさんがドライフラワーを作ると頑張っているが、花の干物のどこが面白いのかわからない。焼き網であぶって朝食に出してやろうかと思う。」(p.325)みたいな、ほぼ毎ページにあるのではないだろうかというくらい、こういうクスッと笑える表現があるところが良かった。解説にも書いてあったが、ヒトの持つ負の言動というものをうまく描き出していて、いちいち心に来る感じがする。全体的には悲しかったり切なかったりするところもいい。途中の手に汗握る場面で、笑いながらちょっと涙ぐんでしまった。こんなところで涙ぐむなんて本当に歳を取って感情が制御できなくなっている証拠なんだろうか。
 吉祥寺とか中野とか、中央線沿線でなじみがあるところが舞台という点とか、キャラクターの1人が関西出身という点とか、おれにとっては何となく身近に感じられる設定というのが良かったのかもしれないが、最大のテーマである落語についておれは全然知らないけれども、それでもこの本は夏休みの終わりに楽しめた小説だった。後で調べると映画にも漫画にもなっているらしいが、これも見てみたいなあ。(21/08/20)

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Posted by ブクログ 2021年06月29日

今、上手くいかなくても、先が見えなくても、やるしかない。ノリが良く話が進んでいくので、本当にあっという間。続編も読んでみたいな。
少し昔っぽい着物の美しさ、お茶の世界もいい感じ。

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Posted by ブクログ 2021年06月02日

「落語は、人が自分よりみっともないと思て、安心して笑うもんやて、三つ葉さんが、ゆうとった。」(388ページ)

若手の噺家の主人公と、
彼を取り巻く問題児たち。

挫折して、苦悩して、翻弄されるのは、
大人だけでも、子供だけでもない。

それでも、落語を通して繋がった、
一期一会ので進み出せる物語り...続きを読む

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Posted by ブクログ 2021年02月27日

噺家の三つ葉は、何らかの問題や悩みを抱えている人たちである、従弟の綾丸良、元劇団員の十河五月、小学5年の村林優、元プロ野球選手の湯河原太一に落語を教えることになる。あまり知らなかった落語界の事や井の頭公園の懐かしい雰囲気がうまく重なっていてよい。落語発表会からラストまでがよい。

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Posted by ブクログ 2023年09月25日

若手噺家の三つ葉と、ひょんなことで彼から落語を教わることになった4人の話。
落語のこと全然知らなくても楽しめた。
三つ葉が喧嘩っ早くて熱い男だからか、ちょっとくどいなぁと思ったけど、長さがあるわりにサラッと読めた。
人の数だけ悩みがあって、毎日色々なことがあるけど、登場人物も、読者も、背中を押しても...続きを読むらえる作品。
読み終わって歩く自分がたまたま鏡に映ったけど、なかなかいい表情してた。
背筋伸ばして前向いて歩いて、自分のことを自分が認めてあげれば、事はいい方向に向かっていくのかもしれない。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月28日

今昔亭三つ葉
外山達也。噺家。短期で有名。あだ名は『坊ちゃん』。

綾丸良
達也の従弟。K大テニスサークル所属。落語を習う。

今昔亭三角
後輩。

今昔亭小三文
滑稽噺を得意とする飄逸な噺家。師匠。

柏屋ちまき
二年ほど前に三つ葉と居酒屋で喧嘩し前歯を二本折られた。三つ葉の三つ年上。

外山春子...続きを読む
達也の祖母。お茶の先生をしている。

永田郁子
お茶の生徒。三つ葉の踊りの師匠の娘。名門女子大に通うお嬢さん。

十河五月
カルチャーセンターの話し方教室に来ている。落語を習う。

村林の母
良のテニススクールの生徒。四十前後の婦人。

村林優
転校してきたばかりで、クラスになじめないらしい。落語を習う。

山田太郎
湯河原太一。ばあちゃんのお茶のお弟子さんの親戚。落語を習う。プロ野球選手。

冬風亭みぞれ

草原亭白馬
小三文師匠の弟弟子。

松家とび平
エネルギッシュな中堅の噺家。

岡田
落語研究家。九十歳。

今昔亭六文
真打ち。

宮田
優の五年三組のボス。

下座のお春さん
吉村春代。寄席で三味線を弾く女性。

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Posted by ブクログ 2022年12月05日

落語家の世界を知ることのできた作品。
落語の世界ってよく知らなかった。
二つ目と真打ってよくわからなかった。
少し前に話題になった作品。

映画も観るか

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Posted by ブクログ 2022年03月13日

主人公の噺家(はなしか)を中心とした訳ありの4人の物語。不器用さの中に、深さがあるような、人情味溢れる作品。小学生、大学生、社会人の誰もが共感できるような登場人物と晴れやかなストーリー展開が魅力的。

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Posted by ブクログ 2022年03月08日

不器用な人達の滑稽だけれど応援したくなる話
読みやすくてサクサク読み終わりました
三つ葉さんはお人好しだね

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Posted by ブクログ 2022年01月06日


なんか映画化されてたな~とか思いながら読みました。

失恋から人間不信になった女。人前では持ち前の毒舌持論を展開できない元プロ野球選手現解説者。極度のあがり症の男。関西弁を理由に関東でいじめられている子供。

それぞれが抱える悩み解消するためにひょんなことから落語家の主人公のもとで、落語を習うこと...続きを読むになる。そんな話。

内容としては結構オーソドックスなんです。悩みからの脱却。そのための努力。教える側にも潜在する悩み。適度な恋愛。そして旅立ち。みたいな。

ただ、本作で面白いのは落語を習えば各々の悩みが解決するなんて微塵も思ってないところ。いつしか悩みを解決することより、損得抜きにして落語を楽しみ始めるとこですかね。
結果良い方向に転んだり、実はどう転んだかも分からなかったり。ひょっとしたら悪い方向に転んだり。。でもそこは全然重要視されていないんです。

そんな物語の中核の曖昧さがあって、全体を通した登場人物の掛け合いが人間味に溢れているのだと思います。

あんま目立たなかったけど、結構映画も見てみたいと思います。

長編なんですが、意外と時間がかかってしまったので星3つ。

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Posted by ブクログ 2020年12月07日

すらすら読めた本でした。
落語家の話で、ケンカっ早い性格なところが共感しそうな所でした。
落語を聞いてみようって思わせる物語でした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月30日

なんかちょっと、話に入り込めなかったなぁ……。
なぜだろう。主人公が、私の好みの性格ではなかったからか。
「落語」というものは奥が深くておもしろそうで、ちょっと興味が出てpodcastなんかで聞いてみたりするきっかけになったけど。
映画化されてるので、映像でちょっと見てみたい気がした。
「落語をしゃ...続きを読むべる」と言われても、あまり見たことがないため、その場面をあまり想像できなかったので。
私は、体調によっても本のおもしろい・つまらないが変わったりするので、この本もまた再チャレンジしてみようと思う。

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