【感想・ネタバレ】吐きたいほど愛してる。のレビュー

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うーん……?

内容はとても面白かったです。気分を害する等読者さんからの警告が多かったので、「そんなに……!」とワクワクしていたのですが、うーん、ちょっと腑抜け……?レベルとしては、
グロ度:★★★★★
絶望度:★★☆☆☆
胸糞度:★★☆☆☆
シリアス度:★★★☆☆
頭おかしい度:★★★★★
ですかね?頭おかしいあたりは好きですが、絶望度と胸糞度が惜しい感じがします。インパクトに欠けるというか……。肉蛆チャーハンを無理やり食べさせるイベントとか欲しいですかね。
グロテスクを求める人には丁度いいかも知れません。繊細なシリアスや胸糞を求める方には惜しいかもしれないですね。

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2017年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新堂冬樹さんの、「忘れ雪」を読んだ後にこの本を読み、とても驚きました。
同じ作者さんが書いたとは思えないほど作風が違い、一人の作者さんが書いた本で、全く違う楽しさ、驚き、感想を抱きました。
この本を読んで面白いと思った方は、ぜひ新堂冬樹さんの他の本も読んでみてほしいです。
この本に出てくるさまざまな種類の人々、全員が主役だと思いました。
短編集として、これほど楽しめた本は無かったです。
ぜひ読んでみてください。

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2018年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

わたしは,白新堂しかまだ読んだことがない。
この作品は,ある意味での純愛であるならば白新堂なのだろうか。
でも,人のどす黒いところも表現している意味で言えば,黒新堂でもあるのか。

暗黒純愛小説集・・・。
暗黒純愛・・・内容はどれも愛を受ける側が抱く恐怖があった。
小説集ということで,全4作品。
『半蔵の黒子(ほくろ)』
・・・これは何より初っ端なのに一番グロテスクな作品。読みながら場面を想像するだけで気持ち悪くなってしまった。物語の内容は,自分の妄想に溺れる男のはなし。
あまりミステリーやホラー小説を読まない私なので,過去にグロテスクと感じたのは,綾辻行人の"人の焼け焦げる"表現と,人が切られた際の"肉片ある脂肪"の表現以上に気持ち悪さを感じた。

『お鈴が来る』
・・・円満だった夫妻。その妻に襲い掛かる恐怖と夫を信じたい想い。その狭間で狂っていく妻。妻が思いを打ち明けてくれれば,夫がもっと妻の様子を気遣うなどすれば,そんな結末にはならなかったのでは?と思う。

『まゆかの恋慕』
・・・恋慕(れんぼ)とは恋い慕うこと。本作品中でこの中では一番,綺麗と感じる作品。綺麗というのは曲がっていない,いわゆる一般的な"愛"を感じるということ。登場人物のまゆかが可哀そうでしかたなかった。辛いだろうけど二人で共に生きていく選択もあったはずだ。

『栄吉の部屋』
・・・実の娘に虐待される寝たきり老人の物語。高齢化社会だけあり,フィクションなのに生々感じてならない。娘を愛しすぎた故であり,またこれも自分の妄想に溺れた男の物語。


この作品は,
読んでいて気持ち悪くなる場面が多々ある。それもあって繰り返し読むことはそうはないと思う。わたしはあまり"どろどろした人間関係"や,"人の汚い部分",を物語として読むことを好まない。
読む前は,タイトルから曲がった愛なのだと思ってはいたが,ここまでいくとは思わなった。

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2013年02月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編集。これはヒドい。桐野夏生は心のグロさだけど
こっちはリアルにグロ注意だった。嘔吐寸前。読後も嫌な感じが残った。
インパクトは抜群。夢中でページをめくった。

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2011年06月25日

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