吐きたいほど愛してる。

吐きたいほど愛してる。

572円 (税込)

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凍えるような二月のある夜、僕のアパートのドアの前に座り込む女性がいた。黒く長い髪。透けるような白い肌。壊れそうな細い腕。彼女の名は「まゆか」――。可憐な美少女が味わう生き地獄、迷惑な妄想逆ギレ男の勘違い愛、夫の帰りを正座して待ち続ける壊れた妻、非道の限りを尽くして虐待される寝たきり老人……。ここにあるのは、異常と狂気。でもこれも「愛」! 自己の中心で叫んだ、残酷なまでに強烈すぎる四つの過激な「愛」。

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吐きたいほど愛してる。 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年01月13日

    黒新堂、炸裂してますね。
    4つの短編集だけど、それぞれの登場人物が濃すぎる。まともな人間があまりいない小説ってのもめずらしい。さすが新堂先生。

    皆狂ってるけど、普通の人も一歩間違えれば半蔵や栄吉みたいになっちゃう可能性もあるのかもしれない。ニュースで流れる事件の犯人も、この小説の登場人物みたいな人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    これも大好きな本となった。
    短編集。
    それぞれに吐きたいほど愛していて
    愛とはやっぱり狂気をはらんでいるというもの。
    全ての話、狂っていて好き。全部イイ!

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    描写が良い。混沌とした愛情=狂気がエッジを効かせて描かれている。読んでいて場景が脳裏にありありと浮かび戦慄しました。
    三話目は悲しくて切なくて少し泣ける。一番グロ描写が少ない話では無いでしょうか。

    ちなみに友人らに貸したら不眠・食欲減退になった等ブーイングが殺到しました。
    グロい描写が駄目な方には...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    マジで吐きます。
    やられたのは「半蔵の黒子」泣きたくなるのは「まゆかの恋慕」女怖い、吐きそう!と思うのは「お鈴が来る」精神的にダメージを喰らうのは最後です。「英吉の部屋」
    吐きたいほど愛されたくはないよ。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    タイトル通りな 吐きたいくらいなオムニバス。でも一気に読めました。1週間経ってまた読みたいくらい現実逃避出来る作品です。グロ系好きな方には超オススメ^^;

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    グロテスクだけど、狂った愛に満ちてる本。
    違う角度から愛が見れると思う。
    グロテスクなの嫌いな人は見ないほうが良いと思う。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    オムニバスになっているんだけど、どの作品もとにかくグロい!しかもあまりにも詳細な状況描写でこっちまで吐きたくなるほど。(しかもお昼ご飯食べながら読んじゃったからなあ)でもかなり面白いです。

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    Posted by ブクログ 2020年04月05日

    ・半蔵の黒子 ★★★★
    超キモいおっさんの話。キモさと妄想力半端ない。こんな人実際におったら関わりたくない!

    ・お鈴が来る ★★★★
    ゴキブリが印象的すぎて、そのイメージしかない。
    ってか旦那、判断するの遅すぎやろ

    ・まゆかの恋幕 ★★
    この話の前の話がインパクトあり過ぎて、普通!って感じ。
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    Posted by ブクログ 2015年12月20日

    著者のグロ以外の作品は読んでないのでまゆかの恋慕で白冬樹作品も読みたくなった
    英吉の部屋は良かった
    半蔵とお鈴の話しは、他の黒新堂でグロイシーンばかり読んでしまったのでイマイチ

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    Posted by ブクログ 2013年08月15日

    愛の形をした狂気を描いた、全四編。

    ■半蔵の黒子
    これが一番最初に来るインパクトはすごい。ビジュアルや臭いから、生理的に吐きそうになる。ありとあらゆる醜さが徹底的に描かれ、目をそらしたくてたまらないけれど、どうしても最後まで読んでしまう。
    自分も半蔵かもしれない、という恐怖がこみあげるのは、私だけ...続きを読む

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吐きたいほど愛してる。 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    新潮社
  • ページ数
    254ページ
  • 電子版発売日
    2011年10月14日
  • コンテンツ形式
    XMDF
  • サイズ(目安)
    1MB

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