【感想・ネタバレ】これは、アレだなのレビュー

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Posted by ブクログ

さすが源さん、素晴らしい。様々な本や映画等の紹介からの広がり、繋がり、結び付け。実に見事。刺激されまくり。
私の叔父さんは、本当に素敵だ。
以前は、伊丹十三が私の叔父さんだった。今は源さん。
私も、色々な人々の叔父さんになるべく頑張ろうと思った。

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2022年12月30日

Posted by ブクログ

まさにタイトルどおり!
これは、アレだなっていう例が納得のものばかりでした。これまでたくさんの事を見聞きしてきた方だからこそ気づく、独自の視点は凄いです。
使っている言葉も若々しくて面白かったです。

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2024年05月11日

Posted by ブクログ

この人の、毎日新聞人生相談の回答が大好き。
時折聞くラジオも好き。

これを読みつつ、たくさんの本・映画・YouTubeチャンネルをメモした。
楽しみ増えた。

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2024年03月08日

Posted by ブクログ

■ Before(本の選定理由)
気になるタイトル、と思いなんの先入観もなく読み始めた。

■ 気づき
物事の抽象化が上手く、例えが秀逸な名人芸という印象。(つまり、こうだね。これは、アレだな。)
全く接点の無い物が繋がって見える。とても贅沢で、本という形でこんなに安く触れられるのラッキーと感じた。

■ Todo
滝沢カレンのレシピ本に谷崎潤一郎を見出したり、鬼滅の刃に宮沢賢治を見出したり。具体と抽象の宝箱。私もこうなりたい。

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2023年04月13日

Posted by ブクログ

世の中で起こっていること、話題の事件などについて、過去の書籍や名言などとの共通点を見出し、解釈するという新たな理解手法。「鬼滅の刃」は「ヘンゼルとグレーテル」、日本の作品で言うなら「安寿と厨子王」、「YOUは何しに日本へ」は、黒船的なことも、日本の良さも外国人からいろいろなことを学ぶという点で「明治のお雇い外国人」。滝沢カレンのネーミング、文章、発言のセンスは谷崎潤一郎によく似ている、などなど。とても面白い。こういう解釈をするためには過去の作品の本質的なことを理解していなければならず、ある種の教養がいる。また、中で紹介される過去の名著など、読んでみたいものがたくさんあって良かった。

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2022年05月05日

Posted by ブクログ

高橋さんご出演のNHKラジオ「飛ぶ教室」を聞いているので、そこで紹介されている本と割とかぶっていて良かった。耳で聞くのは聞き損ねたり、熟語(漢字)が浮かんでこず、意味が取れなかったりすることもある。本だとそれはないし、また2回同じようなことに触れてるので、ますます頭に残る。
この本を読んで高橋さんが紹介されている本をずいぶん読んできたなとしみじみ感じたし、読みたい本リストの中にもたくさん残っている。なかなか追いつかない。

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2022年04月17日

Posted by ブクログ

予備知識無く読み始める。大好きな書評集の類いのようだ。「これ」は「アレ」だな、と言葉を綴る。決して断じることはありませんが、時空を超えた繋がりに思える。

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2022年04月17日

Posted by ブクログ

作家を本業としている著者によるエッセイ。
今起こっていることや流行っているコンテンツ(本、映画、漫画、ドラマなど)と似た過去のコンテンツを比較しながら紹介する形式。

或る雑誌で連載していたコラムをまとめた本なので、形式やパターンが同じでそこに冗長さは感じた。
とはいえ、知らない作品も多く、興味深いものもあった。紹介されていた中から幾つかは確認してみたい。

なにか事件や出来事が起こる。すると、その事件について「それは〇〇だ」という意見が一斉に押し寄せる。その一方で、「まったく違う!」という意見も反対方向に現れる。そして、人々の意見は、「これか、アレか」に分かれ、「これ」派と「アレ」派の間で終わりなき対立が起きる。
しかし、ほんとうにこの世界は、「これか、アレか」で分けられるものなのだろうか。「これ」と「アレ」の間には、無限のグラデーションがあるのではないか。これが本書における著者の主張である。

楽しいことや面白いもの、反対に直視するに耐え難い辛いことや苦しいことも、過去になんども起こったことの繰り返しだと気が楽になる。
そしてその過去の「アレ」が今のものとは微妙に異なっているグラデーションを楽しむ姿勢が重要なことだと思う。

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2023年02月16日

Posted by ブクログ

タイトルで、勝手に想像していた中身と違ったが、これはコレで面白かった。文学に精通している人は、こんな見方をするんだなと思った。

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2023年01月29日

Posted by ブクログ

「サンデー毎日」連載の46回文のエッセイ。

軽妙な語り口で思わずクスッと笑えて共感できるのもある。
おじさんは、いずこに?の中でもやはりすべての始まりは、『おっさんずラブ』というのもそうだった〜。
最初から目が釘付けになったなぁ…と。
『おじさんはカワイイものがお好き』も『私の家政婦ナギサさん』も観たなぁと懐かしむ。

鬼滅の刃・無声慟哭篇の書き出しに最終巻を読み終えたばかりなので、原稿なんか書かずに、静かに泣かしてほしい……。とそうだろうと状況が目に浮かぶようだ。
この頃が、コロナ禍中だったな。

ネットフリックスを家族で見る。とあると自分は遅れているんだろうなと思う。
「hulu」「NETFLIX」「U-NEXT」「Abema TV」「Youtube」などあたりまえになっているのは、わかっているのだが。

これらを観てるとドップリとはまりそうなのである。
そうなると読書の時間が無くなってくるからなぁ。
まぁ、なるべく世の中の流れについていくようにはしたいとは思っている。 
それは、このエッセイで感じたことである。
サクッと書評もあり、読んだことのない本も出てたので、読んでみたいと思った。

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2022年09月19日

Posted by ブクログ

NHKラジオ飛ぶ教室で、伊藤比呂美さんが本のタイトルを
「これは、ソレだな」「あれは、ソレだな」とかいちども正しく言わないのに対して、いちいち訂正していた源一郎さんがかわいかった(笑)

ラジオ繋がりの話も多く、いつものノリで楽しく読ませてもらったのでした。

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2022年05月13日

Posted by ブクログ

例えば「カレンの台所」を読んで、この本に似たものをどこかで読んだことがあるぞ、と感じ、谷崎潤一郎の「美食倶楽部」だと発見する。
そして「これ」は「アレ」だ、という理由を述べるという本。

なのですが、私にとっては読んだことのない本が多くて、「これ」も「アレ」も両方知らないものばかりであまり楽しめなかった。

「鬼滅の刃」はグリム童話の「兄と妹」だ、と言われてもピンとこなくて脳内 ??? ですから。

「これ」とか「アレ」とかの作品の説明に、少しだけ興味を引かれたのは、吉本ばななのデビュー作「キッチン」で、
文中では「キッチン」でなく「台所」が使われ、最後に1回だけ唐突に「夢のキッチン」と出てくるらしい。
台所とキッチンの違いをいろいろと考えたりしている。

「これはアレ」という類似性には全く関係なく読みたいと思ったのは「将棋の渡辺くん」。
この本は最近気になっていたのだが、作者(伊奈めぐみ)が渡辺名人の奥様と知って読むことに決めた。

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2022年05月08日

Posted by ブクログ

年取ってくると、何か新しいものを見ても「これはあれに似てるな」と思うことはよくあり、そしてこれとあれをつい比べてしまう。若い人は全く新しいと感動するけど、本当に斬新であることはほとんどないんだよなあ。こういうのが長生きのつまらなさかもしれない。
しかし、それを逆手に取って面白い文章にできるというのが素人とプロの違いですね。
「飛ぶ教室」聴いてるので既に知っていたり読んだりした本も多かったのだけど、同じ本の紹介でも切り口が違えばまた違った魅力を感じる。一粒で二度美味しいってやつ。高橋さんがヘビーな読書家を長年続けているので比較対象する作品にも事欠かないね。
ご本人は書くのは大変とおっしゃっていたが、読者は読むのが楽しいので、ぜひ第二弾もお願いしたい。

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2022年04月24日

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