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Posted by ブクログ
国道なのに酷い道=酷道を走破することに執念を燃やす「酷道マニア」の記録。そんなマニアがいるなんて世の中は広いなあ。ただの「林道マニア」ともまた違うらしい。
岐阜県在住だという著者は、免許とりたての初ドライブで、よりにもよってレンタカーのシーマでしかも深夜に「危険!落ちたら死ぬ!」という看板で有名な酷道157号に突撃してしまったという。それがきっかけなのか何なのか、以来すっかり酷道ドライブにハマってしまい、暇さえあれば酷道を求めて日本全国を走り回っているのだとか。
侵入禁止のバリケードがあっても「これぐらいだったらどかせば進める」とか、意味不明な行動力が読んでて笑える。暇つぶしにはもってこいの本。
Posted by ブクログ
山登りを趣味にしていると、時としてとんでもないところに登山口があって、山自体よりもそこへいたるまでのドライブの難易度がやたら高かったりすることもある。
例えば四国剣山登山口なんかはバスと出会うとアセるぐらいの細い道。出来ればこういう道は走りたくないもんだと、運転があまり得意ではない俺はいつも思うのだけど…
おるんやねぇ、こういうとこを走るのが趣味の人。しかも通行止め看板があっても進む人。事故があってからでは洒落にならんと思うのだけどなぁ。地元の警察や有志の救助隊にも大きな迷惑かかるだろうし。
賛同できかねる部分はあまたあるけど、ダラダラ読んでる分には楽しい旅本である。もっとも歩いて制覇してみたいとか思ってしまう俺は、著者よりM度(マニアックやで、マゾちゃうで、念のため)高いのかもなぁ
Posted by ブクログ
自分もなかなかの国道マニアだと思っていたが、まったくもって次元が違う国道もとい酷道を走った記録を書いている。
筆者が最初に走った157号などは可愛そう。
将来、四国の八十八か所をめぐろうかと思っているが、その際には、地方の国道は油断をせずにきちんと走ろうと思う。
旅の記録はきちんとつけよう。そう、改めて感じさせてもらった本です。
Posted by ブクログ
国道に制定されている道路でありながら荒廃が進み走行困難な道を著者とチーム酷道のメンバーで実走した記録をエピソードを交えながら書いている。文章中心の内容ではあるが、酷道を表現するにふさわしい「ガレる」などの専門用語も織り交ぜつつ、冷静に状況を判断しながら走破していく姿(彼ら自身は命がけである)がよく描かれている。臨場感があり大変面白く読める。