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闇の独自理論
タイトルにもある通り『神の「子供」』と、子供をテーマにしている作品。その中で、大人とは違う思想観、「何故」「分からない」子供故の思想、そんなものが感じ取れました。
今の子供が読んだら、今の若者が読んだら、今の大人が読んだら、、、1括りでは、1人の考えでは行き着かない、そんなところが魅力的でした。
初見の迫力も凄いです、!
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彼は母親の胃袋で受精して生命が始まり、便器に産み落とされ血と汚物まみれに産声を上げる。
彼こそは黒い太陽の神。
彼が殺し殺して殺させて、ユダに裏切られ、審判の日を迎えるまでの物語。
かなり宗教色が強い。
そして彼の理性は神話的で美しく賞賛に値する。
西岡兄妹先生の本にしては分かり易かった。
Posted by ブクログ
神の子供というタイトルでこの内容というのは…
所詮神なんてこんなものだということが言いたかったのだろうか
両親を殺してから、急にだらける主人公とか
結局動機アリの殺人を犯してしまったり
知ってるから比べてしまうんだろうけど、親殺しに意味を求めるなら、真賀田四季の足元にも及ばないなという印象
こういう、強烈なのがやりたかったのかなーみたいな。
いや、とても好きですが。
絵も綺麗で大好き。
メッセージがよく分からなかっただけ。
Posted by ブクログ
以前からかなり気になっていた、西岡兄妹。読みたいという衝動は膨れるばかりで、他者の声からどんなものか想像していくうちに、いつのまにか読んでもいないのに崇拝に近い特別視すらしはじめていた頃に。
ここまできたら期待しすぎているだろうとおもいきや、想像以上でした…。これは…恐ろしい作品ですね…。是非西岡兄妹の作品は全部集めたいです。完全に憑かれました。
Posted by ブクログ
初西岡兄妹ですが、エグかった。冒頭の誕生シーンはもしかしなくても最終話の後なんだろうか。エログロでともすれば露悪的なのに、終始淡々とした雰囲気が崩れなかったのがすごい。
あっけない幕切れは、やっぱり冒頭に繋がるからなんだろうなあ。生まれついての怪物という描き方だったけど、個人的には彼が理解者を得られなかったことに着目したい。周囲の人間は彼の異常性に気づかず、崇拝者たちは理解者たるほど強い自我を持たず、はっきりと異常を知った者は去っていった。誰かいたら、彼もこうはならなかったのだろうか。
一番印象に残ってるのは小学生時代のエピソード。無邪気な子どもたちの凄惨ないじめは、彼の行いと比べて何ら遜色ない。彼はいるのだ、いつでも、どこにでも。
Posted by ブクログ
古屋兎丸先生のブログかなんかで紹介されてるのを見て読んでみた。
ものすごく独特な絵柄でびっくりした。慣れるまで時間がかかったが、
主人公や登場する少女は美しく感じるからふしぎ。
「わたし」が生まれてから死ぬまでの物語。
テーマというかモチーフというかは古屋先生の
『ライチ☆光クラブ』に近からず遠からずに感じた。
ライチと違うのは、「わたし」以外の少年たちの区別があまりないというところ。そこは多分この物語にとって重要じゃなかったんだろうな。
結局「わたし」とはなんだったのかが、はっきりと明示されていないが、だからこそアクが強くて、なぜか心に残る作品になったと思う。
Posted by ブクログ
心地よいのはかわいい人物像と繊細なペンタッチのみ。
静寂さが恐怖をあおり、
しかしながら不覚にも恍惚を覚える。
そしてその日は夢でうなされる。
Posted by ブクログ
十年前ならうっとりと毒されていただろうけれど、いまではあまりに直接的な表現に少々鼻白んでしまう。
「ライチ光クラブ」や「追悼のざわめき」を経てしまったから。
でも美しい。
Posted by ブクログ
ホラー。
棄てられた子が、罪を犯して生きていき、最終的に崇めたてられ、そののちに豚の餌にされる。ばらばらにされる。
因果応報とも違う、自業自得とも違う、なんだかきび悪くて仕様のない物語。←褒め言葉←
Posted by ブクログ
結構好きだった 生気がなくって淡々としてる
なんか少年期のうつくしさとかそういうあれ
選択肢が政治とか宗教・犯罪という陳腐なものに限られ終結は