【感想・ネタバレ】13歳からのサイエンス 理系の時代に必要な力をどうつけるかのレビュー

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Posted by ブクログ

タイトルで勘違いしそうだが、13歳向けの本ではない。勿論、13歳が読んでも良いのだろうが、本著には明確に「我が子に科学に興味を持って欲しい、科学的な考え方を身に付けてほしいと言う願いを持つ親御さんに参考になれば幸い」と書かれている。子育て本だ。また、自らの刺激にもなる。

「なぜ」を見つけて、自分なりに仮説を持つ。その仮説を検証し、現象を解き明かす。幼少の頃はそんな不思議な出来事に溢れていた。本著には、落ち葉の表裏に着眼し、なぜ裏向きが多いのかを突き詰めた高校生。数学の定理の拡張版を証明した不登校経験者。小学校時代に曾祖父が新聞の字を拡大して読めるようなアプリを開発した高校生。おがくずで断熱材を作った高校生。火星の重力環境を再現した装置を手作りした定時制高校出身の大学生などが登場する。

生物学の国際大会、グローバルサイエンティストアワードにおける文部科学大臣賞、日本物理学会高校ジュニアセッション、スーパーサイエンス、ハイスクール生徒研究発表会、高校生科学技術チャレンジ、スタンフォード大学ITサマーキャンプなど数々のコンテストやイベントが紹介される。そこで受賞したメンバーを中心に取材をしたのだろう。コンテストでは、教師たちのフォローも多分にあったようだ。

こういう人生の切り拓き方がある、という点。とにかくチャレンジする事が周りの助けを引き出し、経験値としてもプラスになる。しかし、自発的な意欲がスタートだ、という点で中々考えさせられる読書であった。

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2023年12月25日

Posted by ブクログ

理系の秀でた人の子ども時代がわかる。自分は文系だが、好きなことに熱中できる環境はどんな子でも重要とわかった。

さかなクンの一魚一会、と一緒に読んでほしい。

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2023年04月23日

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