【感想・ネタバレ】呪禁師百鬼静の誘惑のレビュー

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購入済み

2017年の作品とは!

紙本から電書ヘ移行する辺りでうっかり見逃していたようですが、素晴らしい作品!
百鬼の過去とか、今後の2人とか、ぜひぜひ続編を書いていただきたいです!!
人間の汚さ、ダークに落ちそうな部分と、コミカルな主人公たちの言動とか絶妙なバランスで、読みやすくも深みも感じられます。
小中大豆さんの作品、ここ数年本当に面白くて良作揃いですが、過去作もこんなに良いとは嬉しいうっかりでした!(^^)!

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2023年02月04日

購入済み

霊ではないしやっぱりオカルト?

心霊現象があるわけでも幽霊が出るわけでもないですし、作中にもあるとおりオカルト話なんでしょうね。
なんでまったく怖くないです。怖いのを想像していたので、先生がいつか怖い話に挑戦してみてくれないかなと思ったり…。

こういういい加減な攻めは珍しいのではないでしょうか。正直好みじゃないですが新鮮さがあります。
変態っぷりもなかなかなので(笑)、意外性を求めている方には良いかもしれません。

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2024年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

▼あらすじ
入社直前に内定会社が倒産した若宮鳴海を救ったのは、総合コンサルタント会社を経営する百鬼静。
都心のビルのペントハウスに住む、超ハイスペのイケメンだ。
その実体は、妖しいコスプレで胡散臭い呪文を唱え、『呪禁師』を名乗り、さらには鳴海にセクハラばかりしてくる。
こんな詐欺まがいの会社辞めたいと思っていた時、鳴海の元カレが国会議員の秘書として依頼に現れて…!?

***

初読みの作家さんでした。凄く面白くて、気が付いたら口元が緩んでいる事がしばしば…。久々に時間を忘れて一気読みしてしまいました。
まず、百鬼がインパクトあり過ぎて個人的にめちゃくちゃツボでした。
最初の時点からもう胡散臭さ満載で、見た目はTHEスパダリって感じの凄まじいイケメンなんですが、その実はフルチンで堂々と徘徊したり受けが目覚めたらパン一で筋トレしていたりとクズというより残念系で、見た目と釣り合わない、ともすれば男前が台無しになるくらいの変人&適当人間っぷりにとても惹かれてしまいました(笑)

一方、受けである鳴海の方は常識人で、社会人として逸脱した行動が目立つ百鬼に流される事なく真面目に仕事に取り組もうとする姿勢に好感が持てましたし、何より百鬼の良いツッコミ役となっていて二人の言葉の応酬が読んでいてとても楽しかったです。
とにかく百鬼のインパクトが強いのと、百鬼のアシスタントという立場上そこまで目立つようなキャラではないのですが、お酒に飲まれてしまって百鬼に管を巻くシーンや、風呂場で「壁ドンされちゃう」と身構えるシーンなど、鳴海は鳴海で面白いキャラなので好感が持てました(笑)

因みに恋愛面の方はと言いますと、セフレ以上恋人未満の関係のまま終わってしまいますので、ここは賛否が分かれるところだと思います。
鳴海に「好き」と言いながらも、「愛してない」と言う百鬼の言動は一見、最低なようですが百鬼は「愛してない」じゃなくて「愛するという事がどんな事なのか分からない」んですよね。
相手を愛しているのか、愛していないのか、普通の人なら感覚で分かる事が、百鬼には全く分からないそうで。
なんじゃそらって感じですが、鳴海も感じている通り、百鬼は物凄く重い背景を背負ってそうなんですよね。
愛について分からないのもおそらく過去に何らかの原因があるのでしょうし、第一、10代以前の記憶が曖昧で、学校に真面目に通ってたのか通ってなかったのかも分からないという百鬼の発言からして絶対訳ありなんだろうなぁ…と。

でも、鳴海に対しての扱いは愛が無いとは思えないほど紳士的で優しく、私的には百鬼が自分の気持ちの正体に気が付いていないだけで本当は鳴海の事をちゃんと愛しているんだろうなというのが伝わって来たので、読み終わってもあまりモヤモヤは感じなかったです。
それどころかもっと読みたいとすら思いました。
どうやら鳴海も丸っ切り凡人という訳ではないようですし、百鬼のバックグラウンドや二人の恋の発展など続編を出すには十分な材料がまだ沢山残っていますので、ここで終わりと言わず作者さんには是非続きを書いていただきたいです…!
そしてもし、続編を出していただけるなら、物語の最後の方で見せたような百鬼の格好良いシーンをもっと見せていただけたらな、と…!
先生、期待してます!(笑)

yoshi先生のイラストも思わず魅入ってしまうくらい美麗で文句の付けようがなかったですし、作中の推理要素やオカルト要素も楽しく、お気に入りの一冊になりました。
オカルトと言ってもホラー要素は殆どなく、どちらかといえばあまあま、コメディ寄りの作品なので怖がりな人でも全然大丈夫だと思います。
特に残念系の攻めが好きな人にはお勧めの作品です(笑)

追記
特典ペーパーは百鬼がデートに誘うお話でした。百鬼が鳴海に言った言葉って何だったんだろう…。重要な言葉だったみたいですが、めちゃくちゃ気になります(^^;)

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2020年04月06日

Posted by ブクログ

面白かった。愛がわからない攻という小中さんにしては変化球も、受が納得しているのでよし。クズ男というより、一筋縄ではいかない男という印象。過去にも色々ありそうだけどその辺は語られず、続編を見込んでの展開という気がする。カッコイイけど規格外の攻と、そんな攻を好きになってしまった受。二人の関係性にも期待。イラストも素敵。続きが出たらぜひ読みたい。

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2018年04月30日

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