【感想・ネタバレ】【電子特別版】みちづれの猫のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年12月03日

猫好き必読です。
短編なのですが、どのお話も猫への愛が溢れてる。

読んでいて、「分かる分かる!」ということばかり。確かに、猫って気まぐれだけどその分敏感で。
人間が言わなくても、辛い時は察知して寄り添ってくれる生き物。

我が家のニャンズとも、彼らが虹の橋を渡るまで、一日一日を大切に生きようと思い...続きを読むました。

なお、猫好きさんなら100%泣くので、電車の中で読むのはオススメできません。笑
(特に一番最初のお話「ミャアの通り道」は、我が家のニャンズの来る日を想って号泣したし、何なら実家にいる老犬を想って泣いた)

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Posted by ブクログ 2023年10月10日

猫にまつわる7つの短編集。
若い頃によく読んだ唯川恵さんの本は久しぶりでしたが、最高でした。
電車の中で何度も涙が溢れそうに…
悲しい涙ではなくて、全てじんわり切なくて温かい涙という感じ。

我が家も2匹の猫がいるので、
彼らの毛の温もりや匂いに癒される幸せを改めて感じます。

全猫好きに読んでもら...続きを読むいたい。

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Posted by ブクログ 2023年09月28日

どこまでも優しくてあたたかい、猫と一緒に過ごしたお話7編。心にすーっと染み入るような読み心地でした。特に印象に残ったのは「運河沿いの使わしめ」と「約束の橋」です。
ちょっと不思議なお話もあって、とても楽しめました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月21日

唯川さんの作品を読んだのは十数年ぶりになるだろうか。
若い頃、アラサーと呼ばれる世代に唯川さんの恋愛小説の大ファンだった。
同世代のヒロインの心の動きを繊細かつリアルに描く作風に強く魅力され、深い共感を得た。

本書はたまたま書店店頭で見かけて、タイトルと表紙に惹かれて購入した。
特に印象に残ったの...続きを読むは「祭りの夜に」。
認知症の祖母が今なお待ち続けている男性の正体が実は夫である祖父だったー。地方の田舎でひと夏の休暇を過ごすヒロインの目を通して、幻想的、情緒豊かに祭りの夜が描かれる。

「最期の伝言」。幼い頃に母と自分を捨てて他の女性に走った父。ヒロインは父を恨めしく思ってきたが、父が家庭を捨てた事情の裏には、意外な真実があったー。

 全体的な感想としては、相変わらず今も昔も唯川さんは女性の心理描写が秀逸だなと改めて思った。
唯川さんも歳を重ねられ、読む側の自分も歳を取った分、昔とは違う作風なり感じ方なりがあるのは当然かもしれない。
 私が唯川さんの作品にハマっていた頃、小説のヒロインは若い女性が多かったが、今は、あらゆる年代の女性たちが生き生きと作品の中で息づいているように思った。また機会があれば、唯川さんの作品を是非読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2023年05月18日

猫をテーマにした短編小説集。

猫のいる暮らし、羨ましいなと思いました。
辛い時、苦しい時に猫は寄り添ってくれる。それぞれの物語でそんな安心感がありました。

特に、「運河沿いの使わしめ」での猫ちゃんの行動がとても好きでした。
辛い時には寄り添ってくれ、立ち直ったら次の人を救いに行く。
猫ちゃんの自...続きを読む由気ままなだけではない行動がとても素敵でした。

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Posted by ブクログ 2023年03月05日

ねこがいる人生の様々な場面が描かれた短編集。
「ミャアの通り道」では導き教えられる。
「運河沿いの使わしめ」では心を癒される。
「陽だまりの中」では見守られる。
「祭りの夜に」では神様として。
「最期の伝言」では思いを伝える。
「残秋に満ちゆく」ではぬくもりを届ける。
「約束の橋」では共に暮らす。
...続きを読むそんなねこたちがでてくる素敵な1冊。

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Posted by ブクログ 2022年09月23日

どのお話も愛猫との別れや、
家族とのツラい事情がテーマなんですが、
切なくも読み終わりは温かくなる
素敵なお話ばかりでした。
涙が止まらないお話もありました。

唯川恵さん、初めてでしたが、
他の作品も読んでみたいです。

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Posted by ブクログ 2022年08月26日

 ネコが好きな方は勿論、ネコが好きではない方にもお薦めする。ネコをモチーフに、「別れ」をテーマにした短篇集。いづれも女性が主人公。じわーっと心に沁みてくる七編。

 自分は最初と最後の話が特に好きだ。うちでもネコを飼っているが、20年も経っているわけではない。やっと1歳だ。
 あと、自分も齢を重ねて...続きを読むきたからだろうか。いろいろと思うところがある。

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Posted by ブクログ 2024年02月09日

猫に関係した7つの短編集だが、どれも良く書き込まれていて、読んでいてすぐに引き込まれた。
出会いがあれば別れがあるという事を考えさせられる物語。

自分が今生きているという事がどれだけ大切かを教えてくれた作品。

色々な人との関わり、いつ別れがくるかわからない疎遠になっている人達と連絡を取ってみよう...続きを読むかな?と思わせてくれました。

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Posted by ブクログ 2024年01月08日

猫をモチーフにした短編集。

猫と暮らすということはいつも喪失を伴うのか。
愛と別離と、喪失の物語だと思った。

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Posted by ブクログ 2023年12月08日

様々な日常の中での猫との生活。転機もあればそうでないこともある。大きな悩みも小さなきっかけで解れることもあることを思い出させてくれた作品。特に最後の川沿いを歩く作品が印象的。一言であらわすならば、少しだけ心に風が通る爽やかな短編集でした。

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Posted by ブクログ 2023年12月06日

7つのネコ短編集。
ほわほわするようなおはなしではないけど、
また、がんばろうって思える作品でした。
こんなに泣くとはきいておりません笑
電車の通勤時間に読んでいたので、車内で泣いてしまって
周りの人にみられたかもしれないです。
読む際には、お家がおすすめです。

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Posted by ブクログ 2023年10月06日

猫にまつわる短編集。
優しくて温かいながらも、どこか別れの寂しさや切なさが心に残る素敵な話ばかりだった。

猫飼いとして特に心に残ったのは「運河沿いの使わしめ」と「約束の橋」
生きる気力を無くして汚部屋に住んでいたのを、猫との出会いで変わる江美。紆余曲折の長い人生をさまざまな猫と共に過ごしてきた幸乃...続きを読む
側から見たら「猫を飼ってる、猫の世話してる」なんだけど、実は生かされてるのは自分の方だったりする。自分にも心当たりあるなぁ。

話として好きなのは「祭りの夜に」
祭りの夜に待ち合わせするそれぞれの思いが切なくて美しくて、ほろりときた

猫のために少しドアを開けておく、とかの細かい猫描写もよくて、「そうそう、猫ってそうだよね」なんて思いながら没入して読めてよかった

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Posted by ブクログ 2023年08月13日

病院の待ち合いで読んでいた、
冒頭の『ミャアの通り道』の最後でいきなり泣けた。
どのお話しも『猫ってそうだよな〜』と納得しながら、
いつもそばにいてくれるウチの猫への愛しさが、
読み進めるごとにどんどん強くなるのがわかるし、
猫と暮らす人はみんな同じ想いなんだなぁと、
改めて実感する。

ストーリー...続きを読むで描かれる猫との別れや死別を
自分の事としても捉えると悲し過ぎて考えたくはない。
でもその時はいつか必ず来る…と教えてもくれている。

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Posted by ブクログ 2022年09月19日

人生の切実さと、猫の温かみのコントラストが良かった。奇をてらったような話はなくて、いずれも猫好きの親戚のおばちゃんや友人にいそうな感じ。どの方の人生にも信じられないようなことが起きたり、自ら選択しなければならない場面がある。特に最後の話は、バリバリのおばあちゃん美容部員さんあたりに本当にいそうで、目...続きを読む頭が熱くなった。

私自身猫アレルギーで猫を飼えない身なんだけど、作者の唯川さんが猫を飼っているわけではなかったのにも驚いた。

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Posted by ブクログ 2022年09月11日

温かい涙がこみ上げてくる物語がいっぱい詰まった作品でした。
愛犬を失ったばかりでこの本に出会い、個人的にも込み上げてくる感情がありました。

また、最近自分の想い、相手の想い、に敏感になっている部分があって
親子や、家族や、全く接点なかった方と
繋がったり、秘めていた事や気持ちが通じ合う瞬間がうまれ...続きを読むるきっかけになっていく存在だなって、改めて猫もだけど、人ではない愛しい存在を大切にしたいと想えた作品でした

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Posted by ブクログ 2024年02月19日

猫がいろんな形で人々に関わる短編集。
どの話も引き込まれて人生について考えさせられるものでした。読んで良かった。

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Posted by ブクログ 2023年09月05日

軽井沢の話と最後の話が好きです。最後の話はどこに向かって歩いてるかわかったけど、そこまでの筆運びがとてもいい。最期は私もそうだといいな…。

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Posted by ブクログ 2023年07月25日

集英社文庫のナツイチフェアで表紙買い。
7編のオムニバス。
何れも猫が登場し、主人公の心を揺らす。
別れがあり、新たな出会いや門出を予感する。

辛い時に猫がいる生活はいい。

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Posted by ブクログ 2023年03月23日

色んな人生、色んな旅。

色々な人達の物語に猫達がいた。

人と人を繋げる猫。

ほっこりとする短編集。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年09月25日

猫にまつわる7つの短編小説。
人と人の関わり合いに猫が繋いでくれている。猫好きは時に胸が痛いお話もあるかもしれない。
私は特に「祭りの夜に」が辛く苦しかったが、祖父を見て、罪滅ぼしとはいえ支えている優しさが素敵に思えた。
悲しい話が多いが、重いわけではなくて、前向きなお話が揃っています。

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