感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年04月08日
この本を読み進めるにつれ、
『人間ってバカなんだな』と思うようになりました。
正義面したバカ
そもそもバカはバカ
自尊心が高いバカ
差別、偏見を持つバカ
記憶なんてそもそも偽物
あなたもバカ、私もバカ。
バカであることを自覚することが人間への第一歩なのかもしれない。
Posted by ブクログ 2024年02月23日
「は〜なるほど〜」となる 時間が経ってからまた読み返してみたいと思える 現代社会がかかえる矛盾の理由が分かったような気がしてくるがその矛盾が解決することは難しそう だって人間はそんなすぐに対応できない でもこの本を読むことで少し冷静に見つめることができるようになる
自分がバカに入ってるならどうし...続きを読むようもない バカだから気づけないし 自分の能力は平均より上だと思ってしまう 自分は大丈夫なのかな?自尊心を保つために大丈夫と思うんだろう
とにかく人間は小さな社会でうまく生きていくことに特化して進化してきた 陰謀論にハマること 成功者の転落話が娯楽になること 公正公平であることを求めるが相手だけが得するくらいなら全員何も得ない方がマシ 芸能人や成功者は家庭崩壊していて不幸、田舎の清貧暮らしは素晴らしい、と思いたい
自分で決めたい自分らしく行きたいというリベラルな考え方は、他者もそうであるから差別は許されない そういった人に男女の生物学的な差 人種の差を科学的に示すことは許されない 差別主義者と認定されてしまう
記憶はすぐ改竄される 自分で認識することはできない 過去のトラウマが現在の精神的不調の原因なのか 現在の精神的な不調が過去のトラウマをつくりだしたのか 記憶だけを元にした証言に頼る危険性
Posted by ブクログ 2024年04月20日
2021.8-2022.6週刊新潮連載。ヒトは徹底的に社会化された動物なので共同体から離れて一人では生きていけない。共同体同志は抗争が基本。仲間のために犠牲になったり誇りをかけて戦う向社会性が進化。パートナーを得て子孫を残すためには他者と競争、裏で陥れて自分のステイタスを上げる。自尊心を上げるためな...続きを読むら死に物狂いになる。
どう進化してきたかを考えれば、今世の中で起きていることがうまく説明できる。なるほどです。でも、解決にはならない。確かに、そうですね。
Posted by ブクログ 2024年03月10日
選挙投票は、投票者数が増えれば増えるほど、非合理的な結果になる。なぜなら、政治に関して、無知な人が増えるから。なので、投票率は低い方がいいなど、テレビや書籍などのメディアでは言いにくいことをズバズバ書いている書籍。
Posted by ブクログ 2024年03月03日
一般に考えられている常識とは異なる人間の本性について膨大な論文や研究結果を引用しながら紹介している本書。
自分にもそんな遺伝子のプログラムが埋めこまれていることを知ることで、SNSの投稿を見かけたときなどふした時に冷静に判断できる一助になると感じた
Posted by ブクログ 2024年03月02日
良書。
ユニークな視点。
選挙率は低いほうが良い。頭の悪い人たちが投票する率が減るから。
自尊心が高ければ幸せなのではなく、幸せだから自尊心が高い。自尊心の定義が難しいとも言えるが。
読むと軽く絶望しかけるが、それを乗り越えて読むべき本。自分を含めた人間のバカさ加減を受け入れた上で、さあどうするか?が問われていると思う。知のパラダイムシフトが起こっていることを感じられる本でもある。
Posted by ブクログ 2024年02月05日
声を出して笑ってしまった。
そんなふうに捉える事もできるんだな〜。
「バカはバカであると認知できない」「バカに引っ張られる」「愚か者の納税」
リベラルな時代で生きてきたからか、あの人はそういうもの、って考えがわたしは強かった。なんであの人はそんなんなるんやろう、家庭環境や過去に起因するんやろうと思...続きを読むっていた。
この本を読んで新たに気づいたのが、遺伝的に「もともとそういう脳のしくみ」である可能性が高いからそうなりやすいということ。あぁ、苦手なあいつも自分も人類の祖先と同じ脳なんだなぁと思ったら温かい気持ちになった。
以上、自分をバカだと思ったことのないわたしの感想。
Posted by ブクログ 2023年12月02日
1この本がテーマとしている問題提起は何か? どんな問題を提示し、 どんな解決方法を提案しているのか?
.社会で起きている出来事を現在の心理学や脳科学などから見たらどのように説明できるか、その結果言葉使いに多少注意していくことがもう少し生きやすい社会になるのではないかというのが解決方法の一つ
2この本...続きを読むはどのように始まり、どのように終わったか?
.安倍首相の殺害事件を善悪で考える脳の機能の説明から分析する部分から始まり、人間の本性とは厄介な存在だが、人間の本性=バカと無知の壁に気づいて自らの言動に多少の注意を払うようになれば、もう少し生きやすい世の中になるのではないかという話で終わっている
3 あなたはこの本から何を学びたいか?
.現在の社会と科学との結びつき
4この本が同じジャンルの他の本と似ている部分、 違う部分はどこだろう?
.同じようなところは、扱っている実験などは有名なダニングクルーガー効果などを取り扱っているところで、他の脳化学などの本と違うのは実際に世界で起こった事件を題材にしてそれらが人の不都合な特性によって引き起こされていることを説明している点
5 この本はなぜ重要なのか?
.ニュースやSNSの出来事と人の特性が結びついていく点
6この本のタイトルは内容と合っているだろうか? あなたが本のタイトルを付け直すとしたら?
.会っていると思う、つけ直すのなら、バカと無知の壁とか?
7この本のキーポイントやコンセプトは何だろう?
.人の生物学的な特性で社会のニュースなどを見てみること
8本の書き出だしをチェックして、作者は読者を引き込むために どんなトピックを展開しているか?
.安倍首相の殺害事件を脳化学などで分析してみるところから展開している
9 本で扱われているビジュアル・・・チャートラベル グラフ 写真図解から何を学んだか? それらの要素からどんな種類の情報を得ることができたか?
.ビジュアルやグラフはなかった
10著者は読者に対してどう考えてほしいと思っているのだろうか?
.少しだけ自分の言動に気をつけること
11人に勧めるとき、どの章どんな情報を1番に取り上げるか?
.パート1の正義は最大のなぜ世界は公正でなければならないのか
12 作者はこの本をおもしろくするために どのような工夫をしているだろうか?
.ニュースや事件SNSの出来事などを科学的に分析している
13作者の主張のどこに賛成できるか?その理由は何か?
.言動に多少気をつけることで多少社会が生きやすくなるだろうのところ、確かにそうすることでSNS内での揉め事とかは減るかもしれないなと思ったから
14 テーマを説明するために作者がどのような事例を 出しているのか? 興味深かった例は?
.安倍首相の殺害事件やトラウマ治療による記憶の捏造が起こったことによる米国での冤罪事件などが興味深かった
15 この本を読んでいるときにどんな感覚になったか?
.うーんと唸るような気分と言葉使いに気をつけようという気分になった
16 この本で最も重要な一文はどれか?その理由
.少しだけ自分の言動に気をつけること
17本の内容を振り返って、自分にとって 一番さった箇所はどこか?
.少しだけ自分の言動に気をつけること
Posted by ブクログ 2023年11月12日
人の本能と言うか、脳って面白いですね。
自分のことをバカで無知だと思ってたけど、無知については大体の人もそんなものなのかなって思いました。
人って、社会ってこう言うもの。と知っておくと苦痛が減ると思うので、再読してキーワードを頭に入れておこうと思いました。
Posted by ブクログ 2023年10月28日
バカと無知、自尊心、差別と偏見、ビミョウなテーマに切り込んでいておもしろかった。
人間の本性=バカと無知の壁を意識し、生きやすい社会になるよう、自らの言動に注意を払おうっと。
Posted by ブクログ 2023年10月13日
『最近も読書してますか?先日橘玲の本「バカと無知」(社長のおすすめ本、私も橘玲の本は何冊か読んでいて勉強になると思っている著名人の一人だったので)を読みました。
メディアではジェンダー、人種差別の問題などが取り沙汰されています。本書ではそもそもの遺伝子・脳の作りの違いがあり、いくつかの科学実証の結果...続きを読むもあるのに、それを考慮に入れずに正しい事だけ言ってもなかなかうまく行きづらいという内容で、興味深く読みました。ジャニーズ問題等、最近は発信する側の姿勢も問題視される中、色々な角度の知識を持って発信することの重要性を再認識しました。弟君は読んだことありましたか?興味あれば次回にでも持っていきます。』
と12才年下の弟にお勧めしてみた。最初は読みにくかったが、後半はこういう事を知っていると客観的に物事を見れるようになれるなと思い、面白く読めた。読書後誰かに紹介したくなる内容。
■学
ADHD治療薬 リンタン 知的能力が要求される職場でも中枢神経刺激薬の使用が広がっている
ピグマリオン効果、子供の成績が悪いのは、遺伝子のせいでも、子育てが間違っているわけでもなく、教師の期待が低いからだ(小低学年には有効)
妻の浮気は妻の外向性が高いと多く、夫の浮気は妻の神経症傾向が高いときに多い
一般的に男は保守的、女はリベラルとされている
偏見を持つなという教育が偏見を生む
Posted by ブクログ 2023年10月05日
人の脳は複雑な作りだと改めて感じるまでもなく、自分の周りにも(自分から見て)不思議な人や集団は多い。恐らくは向こうも自分(私)のことを理解できない変わった奴だと認識しているかもしれない。周囲の人間と上手に人間関係を気付きながら平和で安定した生活を誰もが求めている。何も四六時中啀み合ってイライラしなが...続きを読むら寿命と神経をすり減らす生活など求めていない。
本書はその様な人間の本来持っている考え方の中から、あまり人に見せたくない、若しくは自分はそうじゃないと否定したくなる様な人間の本性について遠慮なく語っていく。人の不幸は蜜の味というが、生物的な競争本能(自分の子孫を残していく)からすれば他人と比較されて、他人が優れていれば不幸に感じたり、逆に他人が自分より劣るならマウントをとりに行こうとする。人に近いチンパンジーやボノボとやってることは一緒である。
特に不幸に感じるのは、いかに優秀な人間(ここではIQの高い人間)であっても、知能の劣る人間と一緒にされたなら本来の優秀さを発揮できないという事だ。アメリカの最先端企業や利益上位にいる様な企業では一部の高IQ人材だけで会社の方向性や施策を決めてしまう。場合によってはイーロン・マスクの様な独裁者の方が、仮に1人が優秀であるなら、よほど儲かる可能性が高い。バカに引き摺られる様な無駄がないためだ。日本の職場の会議を見ていれば如実に感じることはある。どうでもよい意見に引き摺られて会議が長引いたり、主旨や目的に沿わない意味のわからない(時間稼ぎが必要なせめぎ合いならまだしも)質問で時間を割いたりと、無駄だらけになっている。これは屡々大半の人が感じる事だろう。本書に従うなら優秀な少人数で知的レベル同一の集団が一番効率よく、例え道徳観のない奴だと否定されても、社会で勝ち抜くには優秀人材だけの集団が強いのは当たり前だ。
本書は何となく心の中で思っていたが、口には出してこなかった様な考え方がズバズバとでてくる。人種差別にいじめ、異常犯罪や不幸で避けられない冤罪など、結局は人間の本能的なものや、生存競争で必要な能力が発揮されて招く不幸は無くならないといった結論に至ってしまう。
それが筆者の得意な世界観ではあるが、相変わらず人としてこれで良いのかという感情を抑えながら、読み進めるスリルから逃れられない怖いもの知らずな人にはもってこいの本だと感じる。
Posted by ブクログ 2023年08月18日
導入がおもろすぎる。ジョーカーと自分を重ね合わせる狂気。比喩として最高峰。ジョーカーを再度見返したが、まさにこの本と合致する。抑圧された世界で、狂っているのは僕か世界か。
ダニングクルーガー効果。バカはバカだとわからない。
投票率が低ければ低いほどいいという側面があるという事実。ここだけ切り抜くと衝...続きを読む撃だが、人間の認知の力を考えれば納得できる。コストと価値の問題だ。みんなが自分事として調べ、投票するに越したことはないのは当たり前た。
貯金箱に綺麗事を入れると、悪事を働くなど、一見するとおかしくみえる事も事実としてあり得るという話が面白い。
Posted by ブクログ 2024年04月14日
前半のバカについての話は面白かった。自分自身も含めてバカはバカと気付けないので、どうすればよいのだろうか。
後半は人間の生物としての行動学のような内容で、少し飽きてしまった。
人間は矛盾した生き物ということだけは一貫している。
Posted by ブクログ 2024年03月31日
バカの問題は自分がバカであると気づいていない事。
対応策として自分の能力を過信しているバカと議論しない事。
バカと議論すると平均効果でバカに引きずられてしまう。
議論は賢い人だけで行うのが良い
・自尊心が高いと幸福になるのではなく、幸福だから自尊心が高い
・人間は他者の信頼を裏切ってでも、権威...続きを読むに服従して自分の利益を最大化する。それほど権威の力は強い。
・シロクマの事を5分間考えるなと言われると、シロクマの事が気になってしょうがない。「皮肉なリバウンド効果」
人間は、やるな、と言われたことはやりたくなってしまう。
Posted by ブクログ 2024年01月10日
共同体の中で陰謀を仕掛け仕掛けられ生きてきた人間だから、世の中に陰謀論が溢れるのはまぁ自然なこと。
それに自尊心を守るためならなんでもする人間は、「こちらが善」「あちらが悪」と二元論で悪側を攻撃するもの...まともな人はそんな環境には近づかないから、結局そんな本能で生きるバカが残る。なるほど最近のX...続きを読むを見るとその通りすぎます。
元旦の地震が起きてから、Xのアルゴリズムかもしれないけど陰謀論が本当に多く感じます。マッチングアプリで会った人も反ワクで陰謀論者のインフルエンサーに傾倒していました。本能で生きてるからしゃぁないか。と相手を認めつつ速やかに距離を置くとともに、「いくら陰謀論唱えてもいいけど、現場で頑張ってるひとの足引っ張んなよ」と思います。
Posted by ブクログ 2023年11月08日
かなり刺激的な内容で、きれいごとや、そうあれかしと誰しもが思っている事を、どんどん粉砕していく本です。人を見下すことで報酬系脳内物質が出るのは、人間の仕組みと言われると本当に身もふたもないですね。
Posted by ブクログ 2023年10月08日
心理学的実験の成果を紹介するという形式の同著者の新書も、数冊読むと新鮮さに欠けるのは致し方ないか。
いくらかは他でもあまり見たことのない洞察もあるが。
Posted by ブクログ 2023年09月21日
人類の生存戦略に則った進化の結果としての我々人間の考え方、記憶の仕方、本性のなんとやっかいな事か。
様々な研究者によって実に様々な調査研究がなされて来ている事を再認識したが、その結果がまた「言ってはいけない 残酷すぎる現実」にも書かれていた様な、まさにそれを言っちゃぁお終いよ、的な結果だったりする...続きを読む。
記憶は思い出す度に塗り替えられる(被害者の証言も意図せぬ内に事実と異なる場合がある)事とか、人類は集団でないと生き残れない為に社会的生物に進化、結果内集団と外集団が生まれ、外に支配されない為に内の結束強める必要があって内に優しく外には敵対的にならざるをえない、って事は、地球侵略する宇宙人の様な人類共通の敵でも現れない限り人類が一つにはならない、つまり国家間の争いは無くならないのでは?なんて事から、暗澹たる気持ちになる。
Posted by ブクログ 2023年09月18日
偏見を持つなという教育が偏見を強める。
思考抑制のリバウンド効果。
教えるのをやめた方がいいのか、そんなことはないが、必然的に差別や偏見を過剰に意識させる効果をともなう、、、
人間の本性、本能。
Posted by ブクログ 2023年08月27日
いつも聞いているpodcastの番組で橘玲さんが講師として出演したとき紹介していた著作ですが、その内容が面白そうだったので読んでみたものです。
タイトルは「バカと無知」というかなり乱暴でなもので、読む前は(勝手に)昨今のSNS上の「炎上問題」や「フェイクニュース」といった問題を扱っているのではと...続きを読む思っていたのですが、それは見当外れでした。「差別」「偏見」といった人間の感覚や行動を、脳科学や心理学的視座から橘さん流に解説した小文集です。
橘さんの主張がストレートに表明されていて、思い切りの良さを感じますね。
Posted by ブクログ 2023年08月20日
結論に用いられているfactは事実なんだろうが、そこに至るまでの根拠が単純化されすぎてて本当にそうか?と思うことが多かった
人の行動は進化生物学的なことだけで説明できるわけじゃないだろう
「言ってはいけない」を読んだ3年前、面白いと思ったが、少しは成長したのかな
Posted by ブクログ 2023年08月15日
リベラルな主張の綺麗ごとが通用しない人間の不都合な面を、進化心理学などをベースに解説したトピック集です。
論理的で情緒が薄い文章で、まるで洋書を翻訳したような文だな、と感じてしまいました。でも、人間の脳や社会の難しさを淡々と述べているようで、じっくり読んでいけば、読者がそこから教訓を得て、どうすれ...続きを読むば良いかを考えるきっかけになるような内容だと気づきます。考えてもらうために、わざとクールな文にしてるのかとも思えました。
特に簡単な解決策のない難しい問題だな、と思ってすこし暗い気分になったのは、まず自尊心の話です。他人の不幸は蜜の味、が遺伝子に組み込まれているとしたら厄介です。もう一つは共同体の排外主義です。共感力も手放しでは肯定できません。
そうした問題に、著者は明確な解決策の案を提示してくれませんが、安易にこうすれば良い、としないところが逆に信頼できます。
一つ注意したいのは、本書で紹介されている心理学の実験結果を全て鵜呑みにするのは危険だということです。そのうち反論が出てくるかも、くらいの気持ちで読んだ方が良いかもしれません。