【感想・ネタバレ】すみれ飴 花暦 居酒屋ぜんやのレビュー

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待望の居酒屋ぜんやシリーズの続編!
飯テロは相変わらず!!
若い二人が主人公。熊吉が立派になって、親目線でしみじみ。
今後の二人の活躍に期待が高まる!
次回も楽しみ!

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2021年12月05日

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ネタバレ

一気に読んでしまいました。

お花ちゃんの気持ちがよくわかる。自信が持てないんですよね。

お花ちゃんと熊吉くんがどう成長していくか、とても楽しみです(^-^)

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2021年10月14日

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いつの間にか、小説の中で時が経っていたんですね。
なにせ頼りない頃の只さんを知っているので、感無量。
幸せに家族3人で暮らしてね、と願うばかりです。

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2022年08月16日

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花暦 居酒屋ぜんや 新シリーズ
只次郎は、長い間、恋焦がれていたお妙と、ようやく結ばれて5年。
お妙が切り盛りする居酒屋「ぜんや」の隣に「春告堂」を出し、鶯の世話や鳴き声指南、そして、商売指南などを商っている。

只次郎・お妙夫婦に引き取られた、お花は、2人の養女となって、3年。

お花は、実の母親から、愛されなかった過去があり、甘える方法を知らなかった。

何かと、気を使うばかりで「どうか嫌わないで…」と萎縮してしまう。

そんな花に、只次郎・お妙、そして、18歳になった熊吉らが、温かく包み込む。

新シリーズは、薬問屋「俵屋」の手代へと出世した熊吉と、お花の若い二人の成長を描く模様。

お花の不器用でいて、養い親の役に立ちたいと、健気な様子に、ついつい、ほろりとさせられる。

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2022年04月24日

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「居酒屋ぜんや」の新シリーズ始まる。
前作から五年後の設定で、母親に捨てられてお妙たちが預かっていたお花も14歳になった。
やはりお妙たちが目をかけていた子供、熊吉は18歳。
今度はこの若者たちの視点でお話が進むことになる。

爽やかに、若々しく再出発。
この先の進む道に、希望と悩み。恋も・・・あるのかな?

『菫の香』
お花は、只次郎・お妙夫婦の正式な養女となっているが、いまだにお妙を「おっかさん」と呼ぶことができない。
実母のお槇はお花のトラウマである。
お妙もお花も、心から相手を大切に思っているのに遠慮しあってギクシャクするのが切ない。

『酒の薬』
熊吉は、奉公する薬種問屋・俵屋で、若くして手代に出世した。当然、妬まれる。

『枸杞の葉』
お妙に子ができたら、自分はもう要らなくなるのでは?と悩むお花。
おえんの実の子である、おかやの気楽さ、図々しさが気に障る。

『烏柄杓』
俵屋はお妙の父が作っていた薬・龍気養生丹を復活させて商売しようと考えた。
熊吉は、俵屋から目をかけられていることは分かっているが、それは養女として大切にされているお花とは違う、自分の立場に悩んでいる。

『夏土用』
お花が只次郎に拾われたのは、「大暑(二十四節気)」の日だったと思い出す。
只次郎が、どうしてもお妙のうなぎ料理が食べたいと言い出して、常連の旦那衆に声をかけて「鰻づくし」の会を開くことになった。

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お花を大切に思うからこそ、無理に居酒屋の仕事を押し付けたくないお妙の気持ちは、もしかしたら血がつながらないからこそできる配慮なのかも。
お妙の料理はどれも美味しそうなのでいちいち触れないけれど、鰻づくしは悶絶である。

食えない、どこか怖いところのある俵屋の旦那は、とても魅力的。
おえんの娘・おかやは、まだ7歳ながら頭の中は男と女のことでいっぱいなのが母親そっくり。
そして、升川屋はまたやらかした!一方、息子の千寿は8歳で出来たイケメンに成長。
お妙(35歳)と只次郎(29歳)が、見守る立場の大人となり、若者たちの目を通して描かれるというのも新鮮なもの。
魅力的なキャラクターたちを、ずっと見守っていきたい。

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2022年02月24日

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居酒屋ぜんやの新シリーズ。
お妙さんと只治郎の養い子となったお花、俵屋の熊吉も成長し、世代交代の様な感はあるが、お妙さんのお料理は相変わらず美味しそう。
最後の鰻料理には涎が出そう。
お花の気持ちが本当に解れるのはまだ先かもしれないが、中良い3人の生活に心温まる。
鶯指南はどうなる?
俵屋の熊吉は上手く乗り越えられるのか?
次回が待ち遠しい。

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2021年11月03日

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居酒屋ぜんやシリーズ、あっという間の10巻。
装いも新たな「花暦 居酒屋ぜんや」、第1巻「すみれ飴」。
今回はお花と熊吉が主役でお妙と只次郎は後見人役なのか、美味しい料理は相変わらず、一気に読み終えてしまった。
坂井希久子さん、他の女流作家に較べても適度な湿り気が感じられてリアリティーを醸し出している感があり、好みの作家です。

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2021年10月24日

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「それは、そのうちね」お妙がにっこり笑う。
お花が「料理を教えて」というと、お妙はきまってそう有耶無耶にしてしまうのだ。
養い子のお花は、引き取ってくれた只次郎とお妙の役に立ちたいだけなのに──。
一方、かつてお妙と只次郎の世話になった薬問屋「俵屋」の小僧・熊吉は十八歳になり、手代へと昇進していた。
出世頭には違いないが、小僧とは距離ができ、年嵩には疎まれ、心労で胃が痛む……。
蕗の薹の芥子和え、タラの芽の天麩羅、ホクホク枸杞飯、そしてふわふわの鰻づくし!
彩り豊かな料理と共に、若い二人の成長を瑞々しく描く傑作人情時代小説、新装開店です!

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2023年03月29日

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「居酒屋ぜんや」“花暦 ”という事で、新シリーズにて再始動。

只次郎とお妙夫婦の養女となったお花の視点と、薬種問屋「俵屋」の手代になった熊吉の視点が、交互に展開する構成です。

前シリーズから5年後の設定で、お花は14歳、熊吉は18歳になりました。
実母から虐待&ネグレクトされた上に捨てられたことがトラウマになっているお花は、自己否定が強すぎて、お妙達に嫌われたくないと常に思い詰めている状態です。
一方、熊吉も手代に出世し、主人からも期待されているものの、先輩や同僚から妬まれて、そのストレスからでしょうか、時折胃が痛くなっている様子。
相変わらずお妙さんの料理は美味しそうで、常連の皆さま&只次郎が舌鼓を打っている様子は、読んでいてほっこりします。
升川屋とお志乃さんの息子・千寿や、おえんの娘・おかや等、前シリーズで生まれたばかりだった子らが成長しているのも眩しいですね。
お花は内面に、熊吉は外側にそれぞれ悩みを抱えていますが、彼らの成長を見守りたいです。

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2022年06月17日

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居酒屋ぜん屋シリーズの新シリーズの開幕。

お妙と只次郎が晴れて夫婦になった。
現代ならネグレクトの母親が男を作って、捨てるように置いていった女児、お花を引き取り、正式に養女になった。

9歳だったお花も14歳になったが、まだ二人はお花を子供扱いにする。
養われて役立たずと思われるのが嫌で、仕事をしたいと思うのだがお妙は料理をさせてくれない。
そこにはただ働くということではなく「料理が面白い」とお花が解ってからという心算があったらしい。

そして、薬問屋俵屋の小僧もいち早く手代になった。
あまりに早くの出世で嫌がらせに遭っている。

この二人にスポットを合わせての家族のものがたりのはじまり。

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2022年05月12日

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ネタバレ

 坂井希久子さんの「居酒屋ぜんやシリーズ」が「花暦 居酒屋ぜんやシリーズ」として新装開店とのこと。「すみれ飴」、2021.10発行、菫(すみれ)の香、酒の薬、枸杞(くこ)の葉、烏柄杓(からすびしゃく)、夏土用の5話。お妙と只次郎は夫婦になって5年、鼻のよく利くお花14歳を養女にして3年という設定でスタート。居酒屋のぜんやと鶯の春告堂は隣り合わせ。俵屋の手代熊吉18歳とお花の仲がこれから深まっていきそうな気配が。

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2022年01月09日

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時代小説ならではの人情もの。
お花ちゃんの心の葛藤や、不器用なところなど、少しづつほどけていくといいなぁと、温かく見守りたくなります。

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2021年11月15日

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お花と熊吉、主人公が代替わりしました!悩むお花の内面が描かれているけど、昔はお妙さんもかなりの心の傷を抱えていたわけで、お勝さんが二人は似ていると言っていたけど、お花も少しずつ幸せになっていいんだと思えるようになってほしい。続きが楽しみです。

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2021年10月31日

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養い子のお花は、引き取ってくれたお妙と只次郎の
役に立ちたいと願う。一方、かつてお妙と只次郎の
世話になった薬問屋の小僧・熊吉は手代へと
昇進していて…。若い2人の成長を瑞々しく描く
人情時代小説。

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2021年12月13日

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