すみれ飴 花暦 居酒屋ぜんや

すみれ飴 花暦 居酒屋ぜんや

682円 (税込)

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「それは、そのうちね」そう、お妙がにっこり笑う。お花が
「料理を教えて」というと、お妙はきまってそう有耶無耶に
してしまうのだ。養い子のお花は、引き取ってくれた只次郎
とお妙の役に立ちたいだけなのに――。一方、かつてお妙と
只次郎の世話になった薬問屋「俵屋」の小僧・熊吉は十八歳
になり、手代へと昇進していた。出世頭には違いないが、小
僧とは距離ができ、年嵩には疎まれ、心労が半端ない……。
蕗の薹の芥子和え、タラの芽の天麩羅、ホクホク枸杞飯、そ
してふわふわの鰻づくし! 彩り豊かな料理と共に、若い二
人の成長を瑞々しく描く傑作人情時代小説、新装開店です!

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花暦 居酒屋ぜんや のシリーズ作品

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1~5件目 / 5件
  • すみれ飴 花暦 居酒屋ぜんや
    682円 (税込)
    「それは、そのうちね」そう、お妙がにっこり笑う。お花が 「料理を教えて」というと、お妙はきまってそう有耶無耶に してしまうのだ。養い子のお花は、引き取ってくれた只次郎 とお妙の役に立ちたいだけなのに――。一方、かつてお妙と 只次郎の世話になった薬問屋「俵屋」の小僧・熊吉は十八歳 になり、手代へと昇進していた。出世頭には違いないが、小 僧とは距離ができ、年嵩には疎まれ、心労が半端ない……。 蕗の薹の芥子和え、タラの芽の天麩羅、ホクホク枸杞飯、そ してふわふわの鰻づくし! 彩り豊かな料理と共に、若い二 人の成長を瑞々しく描く傑作人情時代小説、新装開店です!
  • 萩の餅 花暦 居酒屋ぜんや
    682円 (税込)
    早い出世を同僚に妬まれている熊吉。養い子故に色々なことを我慢してしまうお花。二人を襲う、様々な試練。それでも、若い二人は温かい料理と人情に励まされ、必死に前を向いて歩きます。粒餡たっぷりのおはぎ、平茸、初茸、占地、栗茸、松露に網茸と山の幸ふんだんの茸汁、赤貝の漬け込み飯、蒟蒻と鰤のアラ煮――心をほっと温め、そっと背中を押してくれるような、江戸の色とりどりの料理たちと健気な二人の奮闘に心満たされる人情時代小説、第二弾!
  • ねじり梅 花暦 居酒屋ぜんや
    682円 (税込)
    居酒屋「ぜんや」の女将・お妙の父がかつて売っていた薬をもとに作られた「龍気補養丹」を改めて売り出すことになった熊吉。養い子だが、少しずつ養い親の只次郎とお妙に心を開き始めたお花。ようやく道が開けてきたかに見えた二人に、だが新たな災難が降りかかる──。押し込み未遂騒動に、会いたくない人との再会まで。それでも二人は美味しい料理と周囲の温かい目に守られながら、前を向いて頑張ります! 馬面剥の肝和え、飯蛸煮、鱈の白子での雑炊、にべの塩焼き。お腹と心を満たす、人情時代小説、第三弾!
  • 蓮の露 花暦 居酒屋ぜんや
    704円 (税込)
    「ぜんや」の常連の旦那衆を狙った毒酒騒動。犯行にかつての同僚・長吉が関わっていると確信した熊吉は捜索に走る。一方、長吉に騙されて常連客に毒を出しそうになってしまったお花は、意気消沈。それでも迷惑はかけまいと気丈に振る舞っていたが──。忍び寄る悪意に、負けるな若人! 茗荷と青紫蘇を盛り、鰹出汁の吸い物をかけたちりめん山椒たっぷりの茶漬け、土用卵に土用蜆、そして只次郎特製卵粥と、心と体を温める、優しい人情と料理が響く、第四弾!
  • つばき餡 花暦 居酒屋ぜんや
    704円 (税込)
    お花のかどわかし、そして熊吉も長年の同僚であった長吉との騒動も終わりを迎え、ぜんやの周りは少しずつ元の時間が戻りつつあった。だが時は落ち着くことを許してくれず、刻々と進みゆく。お梅と俵屋の若旦那の縁談、熊吉の出世話、そしてぜんやに転がりこんできたお転婆姫――。前を向き、進め若人! 一升飯が食えるほど美味い魳の塩焼き、華やかな盛り付けの京風弁当、体を芯から温めてくれる鯨汁。様々な場面で、料理が人を勇気づけます。傑作時代小説第五弾!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

すみれ飴 花暦 居酒屋ぜんや のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年12月05日

    待望の居酒屋ぜんやシリーズの続編!
    飯テロは相変わらず!!
    若い二人が主人公。熊吉が立派になって、親目線でしみじみ。
    今後の二人の活躍に期待が高まる!
    次回も楽しみ!

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月16日

    いつの間にか、小説の中で時が経っていたんですね。
    なにせ頼りない頃の只さんを知っているので、感無量。
    幸せに家族3人で暮らしてね、と願うばかりです。

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月24日

    花暦 居酒屋ぜんや 新シリーズ
    只次郎は、長い間、恋焦がれていたお妙と、ようやく結ばれて5年。
    お妙が切り盛りする居酒屋「ぜんや」の隣に「春告堂」を出し、鶯の世話や鳴き声指南、そして、商売指南などを商っている。

    只次郎・お妙夫婦に引き取られた、お花は、2人の養女となって、3年。

    お花は、実の母親...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年02月24日

    「居酒屋ぜんや」の新シリーズ始まる。
    前作から五年後の設定で、母親に捨てられてお妙たちが預かっていたお花も14歳になった。
    やはりお妙たちが目をかけていた子供、熊吉は18歳。
    今度はこの若者たちの視点でお話が進むことになる。

    爽やかに、若々しく再出発。
    この先の進む道に、希望と悩み。恋も・・・ある...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月03日

    居酒屋ぜんやの新シリーズ。
    お妙さんと只治郎の養い子となったお花、俵屋の熊吉も成長し、世代交代の様な感はあるが、お妙さんのお料理は相変わらず美味しそう。
    最後の鰻料理には涎が出そう。
    お花の気持ちが本当に解れるのはまだ先かもしれないが、中良い3人の生活に心温まる。
    鶯指南はどうなる?
    俵屋の熊吉は上...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年10月24日

    居酒屋ぜんやシリーズ、あっという間の10巻。
    装いも新たな「花暦 居酒屋ぜんや」、第1巻「すみれ飴」。
    今回はお花と熊吉が主役でお妙と只次郎は後見人役なのか、美味しい料理は相変わらず、一気に読み終えてしまった。
    坂井希久子さん、他の女流作家に較べても適度な湿り気が感じられてリアリティーを醸し出してい...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月29日

    「それは、そのうちね」お妙がにっこり笑う。
    お花が「料理を教えて」というと、お妙はきまってそう有耶無耶にしてしまうのだ。
    養い子のお花は、引き取ってくれた只次郎とお妙の役に立ちたいだけなのに──。
    一方、かつてお妙と只次郎の世話になった薬問屋「俵屋」の小僧・熊吉は十八歳になり、手代へと昇進していた。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月17日

    「居酒屋ぜんや」“花暦 ”という事で、新シリーズにて再始動。

    只次郎とお妙夫婦の養女となったお花の視点と、薬種問屋「俵屋」の手代になった熊吉の視点が、交互に展開する構成です。

    前シリーズから5年後の設定で、お花は14歳、熊吉は18歳になりました。
    実母から虐待&ネグレクトされた上に捨てられたこと...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年05月12日

    居酒屋ぜん屋シリーズの新シリーズの開幕。

    お妙と只次郎が晴れて夫婦になった。
    現代ならネグレクトの母親が男を作って、捨てるように置いていった女児、お花を引き取り、正式に養女になった。

    9歳だったお花も14歳になったが、まだ二人はお花を子供扱いにする。
    養われて役立たずと思われるのが嫌で、仕事をし...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月15日

    時代小説ならではの人情もの。
    お花ちゃんの心の葛藤や、不器用なところなど、少しづつほどけていくといいなぁと、温かく見守りたくなります。

    0

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