【感想・ネタバレ】大名倒産 上のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

時代小説は、とっつきにくいと思いきや文章のリズムよく、思わず吹き出してしまうところもあり、とっても楽しい。

下巻も期待!

0
2024年01月11日

Posted by ブクログ

とっても面白い!
文字数は多くてもすごく読みやすいのでページをめくる手が止まらない。
真面目な問題にもコミカルな表現で笑わせてくるし、かと思えばいきなりしんみりさせられる。
上巻ではまだ問題解決にはほど遠いけれど、下巻でどうなねぇるのか楽しみ!

0
2023年07月31日

Posted by ブクログ

浅田次郎さん、初めて読んだ。
昭和26年生まれらしいので、さぞお固い文章書くんでしょ?と思ってたら、お固い文章とコミカルな文章の対比がよく、ところどころ文章だけで笑ってしまうことがあった。
最初の文章がやたら固かったのはわざとなの…?とすら思った。
主人公はもとより、他の登場人物も魅力的で、越中守いい人やん、と心から思った。その他、貧乏神は出てくるし、血の繋がった弟は出てくるし、仁王丸は今後どう絡んで来るのかとか、下巻が楽しみすぎる!

ところで主人公、人たらしっていう最高のスキルの持ち主やん。

0
2023年01月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大名が倒産⁉️
先代が大名の倒産を計画して、隠居することに。その際に財産を隠し、隠居生活を楽しもうと企ててる。
色々あり、現名代とさせられた4男は、借金工面に奔走。
そんな折、貧乏神や七福神までが出てきて、果たして貧乏大名から抜け出せるか?

下巻に期待!
とても面白おかしく読みました❗️

0
2022年12月27日

Posted by ブクログ

貧乏を絵に描いた様な越後3万石の藩内で、新しく藩主になった小四郎。前藩主はあまりの借金に藩を計画倒産させることで、現状を打破しようとしますが、クソ真面目な小四郎は、倒産そのものを回避しようとする。

小四郎の人柄が、兄の祝儀を良い方向に運んだり、参勤交代の行列でも、兄の妻の実家が助けに入ったりと、危機を回避していく。
信念があり謙虚なひとの元には、人が寄ってくるのですね。

上杉鷹山の藩政改革を思い出しますが、改革は内部の人間では、上手くいかないのだなと改めて思いました。
下巻も気になりますが、貧乏神や仏様も登場したりと、どのように危機をくぐり抜けていくのか楽しみです。

0
2022年11月20日

Posted by ブクログ

借金まみれの三万石の大名家。当主は自藩の計画倒産を目論み家督を庶子の小四郎に押し付け、自らは下屋敷で気ままな遊び暮らしをしながら藩の重臣を抱き込み裏金作りに余念がない。
片や新当主小四郎、次第に明らかになる惨状にも実直に向き合い、周囲の数多の助力を引き寄せながら、貧乏神同道で江戸から領国への参勤交代に踏み出した。
はてさてこの先の始末や如何に。。。

0
2022年11月10日

Posted by ブクログ

浅田次郎さんの比喩表現がとてもいい(笑)
特に塩鮭のくだりはヨダレが出るほど面白かった(笑)
塩鮭が食べたくなるw

0
2024年05月17日

Posted by ブクログ

多分、はじめての江戸時代の物語、わからない言葉が多く出てきて読みにくいが内容は、現代に通じる会社経営モノ?みたいで面白い。即、下巻へ

0
2023年12月09日

Posted by ブクログ

義母から借りたシリーズ3作品目。
江戸時代の話だから難しいと思ったら、面白くてさらさらと読めてしまった。

江戸時代の武士にはよく分からないしきたりや決まり事が多かったことが分かりました。武士はお金のことに関わっちゃいけないとか、殿様への挨拶の仕方とか色々決まってて大変そうでした。

それにしても小四郎がちょっと可哀想。どうにか立て直してほしいと応援したくなる。ご隠居にも考えがあるのかもしれないけど、やっぱり小四郎が不憫で肩を持ちたくなる。

そして小池越中守めっちゃ良い人!鮭に目がないのもなんか可愛い。笑
これからも越中守が小四郎のことを助けてくれるといいな。下巻も読んでみよう。

0
2023年07月30日

Posted by ブクログ

映画化になると聞いて読みました。
昔の語り口調で、全て理解するのは少し難しかったですが(私の不勉強)、全部コメディというイメージとは違った印象でした。
映画化みたいです!

0
2023年06月11日

Posted by ブクログ

もくじ
一、和泉守殿下城差留之事情
二、十二年前過日之追憶

とあり、主な登場人物に貧乏神を認める。

きっちり硬い文章で事態の重大さを伝える文章なのだが、笑わせにかかる。浅田先生の得意技を楽しみながら読む進める。

足軽の倅として育った小四郎、前代当主の落とし胤として、越後の松平家の当主となる。実は先代の計画倒産の犠牲となる企み。
主人公の生真面目さ、格式張っているけれど助言してくる老中、手助けとなる水売り、頭の悪い兄の婚姻、兄の縁から肩入れしてくれる旗本の大番頭。

色々あってのお国入り。ちゃんと解決するのかなと思いながら、下巻に向かう。

0
2023年05月23日

Posted by ブクログ

浅田次郎の時代小説。さすがの浅田節は笑いと感動が絶妙なバランス。
舞台は江戸の末期。
長年の借金が返せなくなる中、手元に現金を残したまま家を倒産させる、いわゆる計画倒産を画策する先代。一方で、妾の子として生まれ、思わぬ家督を継ぎ、自家を建て直そうとする当代。
二つの勢力の思惑が交錯し、笑いあり感動ありのドラマを生み出す。

0
2023年05月06日

Posted by ブクログ

松平という由緒正しい大名が計画倒産を目論む⁉話
①25万両という借金を突き付けられた就任間もない当主小四郎の頑張り②4人の人物を苦も無く演じきる大ボスの先代ご隠居様の人となり③脇役たちも種々雑多④七福神たちの人(神)となり

面白かったです。読み始めは眉間にシワ。でも読み進むにつれて止まらなくなりました。初浅田氏の小説。江戸時代と現代は地続きと言われ目が覚めた気が。

0
2023年02月26日

Posted by ブクログ

貧乏神の取り憑いた片田舎の小藩。
藩を倒産させようとする御先代と急に藩主になった四男。
この戦いはいかに?

0
2023年02月20日

Posted by ブクログ

不思議なことにはじめの100頁ほどは、なんともとっつきにくく、読みにくくて止めようかと何度も思ったものの、
徐々に物語に入り込んでいく。
とにかく登場人物(神物?)が多くて頭がごちゃごちゃしてしまう。
上巻は終始こんな感じでした。
...下巻へ続く

0
2023年02月09日

Posted by ブクログ

普通の時代小説かと思いきや、そこは浅田次郎作品。そこかしこに笑いあり、たまに涙あり、ついでに貧乏神も登場するという、単なる時代小説ではない、読み応えたっぷりの作品。
自藩の財政立て直しを必死に図る主人公、その父親で計画倒産を密かに企み、全てを息子に押し付けようとするご隠居。この善と悪の構図に、様々な個性豊かな人物や、本当に臭ってきそうな神様までからんできて、どうおさまるのか、とにかく続きが気になる!
下巻が楽しみ。

0
2022年12月27日

Posted by ブクログ

兄の急逝により丹生山松平家の家督を継ぐことになった小四郎は積み重なった借金が25万両、年間の利息の支払いだけでも3万両に達している事を知る。
次男、三男を飛び越えて四男の小四郎に家督相続が回ってきた背景には先代藩主が企てる藩の計画倒産の陰謀があった。小四郎は藩政を再建できなければ詰め腹を切らされるという文字通り命をかけた藩の再生に取り組む。

0
2022年12月10日

Posted by ブクログ

天下泰平260年の間に積もり積もった藩の借金25万両。「大名倒産」で逃げ切りたい先代VS国と家を守りたい健気な若殿。倹約と誠意で経営再建は成るのか?貧乏神まで登場する2023年映画化決定の泣いて笑える最高のエンターテインメント。

0
2022年11月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

計画倒産の人身御供にされた若殿が、御家を懸命に立て直そうとする。その姿に周りの者も心を動かされていく。不憫な若殿に寄せる人々の心意気に泣ける。利に聡い者が得をしがちなこの世において、糞真面目な生き方が報われていくのが爽快!
狸親父に負けるな小四郎!!

0
2022年11月06日

Posted by ブクログ

私が浅田次郎作品で好きなのは「プリズンホテル」「きんぴか」である。
すなわち、本作は「そっち系」の時代小説だ。笑いあり、人情あり、企みあり、ついでに貧乏神付きである。
この貧乏神がお気に入りである。さても、下巻に何をやってくれるのか楽しみである。

0
2022年10月02日

Posted by ブクログ

ストーリーとしては、江戸時代劇の典型的な内容であるが、貧乏神や鮭のくだりなど、思わず笑ってしまう内容が詰まっている。下巻が楽しみ。

0
2022年09月28日

Posted by ブクログ

面白かった!
でも、読むのにめちゃくちゃ時間がかかった。
本当に。
全然ページがすすまない。大変だった〜。
でも読み切ったのは面白かったから。
どのキャラも魅力的。
どんどんコトが動き出し、回り始める感じもワクワクした。
無性に鮭が食べたくなる。

0
2023年12月18日

Posted by ブクログ

膨大な借金を前に御家を倒産させて逃げを図る先代と、特殊な出自でお殿様になってしまうも何とか御家を再建しようとする当代和泉守の対立が描かれる。

途中貧乏神やら七福神やら出てきて、どういう話の流れになるのか分からなくなってきた。

0
2023年06月10日

Posted by ブクログ

悪い親父だな〜(怒)
こんな悪だくみで家督を継がされたんじゃ
たまったもんじゃござんせん。
越後の小藩の四男坊・小四郎、受難。

貯蓄がないならないで
倹しく暮らせばいいとも言えないのが
大名のつらいところ…参勤交代もあるしね。

最初は頭を抱えるだけだった小四郎が
古狸たちからノラクラかわされてるうちに
だんだん腹立ってきて
本気で借金返したろう!と思う気持ちが
よ〜くわかります(T ^ T)

諸事情により跡目を継げなかった
次男・三男が、いい味のキャラで。
問題も多いけど、心根が温かいっていうか。
彼らの存在が支えになった気がする。

『武士の家計簿』ともまた違う展開で
知恵はこうして働かすものなのかと
上下巻なかなかに楽しませていただきました。

0
2023年05月23日

Posted by ブクログ

溜まりに溜まった負債をどうするか…時代は違えど、今もよくありそうな話。事情を知らず、お家を継いでしまったお殿様の実直な人柄もあり、ついつい応援しながら読み進めた。
途中から貧乏神やら、薬師如来やら、この世のものではないものも登場。どうなっていくのか続きが気になります

0
2023年04月27日

Posted by ブクログ

幕末の三万石の家督を継いだ小四郎
貧乏な藩だといえ許されざる年賀の
献上目録二両ばかりが納められてい
ないと老中に耳打ちされる
「そのほうの藩にはお金がない」と
借金25万両を年に1万両の収入で
返せるわけもなく、生真面目な兄は
心労でなくなった・・・隠居の父親
も承知の上でひそかに金を隠匿して
計画倒産」を企てていると判明

0
2022年11月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

取り敢えず 物凄く鮭が食べたくなる!!
取材地として新潟の村上の塩引鮭がモデルらしい

外様大名は江戸から遠いので参勤交代で溜め込まないようと小学生時代習ったが
映画にもそんな題材のものがあったし お金かかるんだろうなぁ。。
滋賀に宿場陣内が残っているので行ってみたいと思っていたが
身分の高い人を泊める宿は シーズン以外に一般客を泊められないとは知らなかった

貧乏神や死神や七福神がでてきて アレ そっち系?となるが 彼らの助力は今のところ僅かで 人情によって 問題解決へ突き進むのだろうか?!


 

作者が下戸であること
両親と5つ位しか変わらないことを初めて知った
子供時代 幕末を生きていたら老人が近所にいたというけれど 自分にとって祖父母が戦争の世代なら
親や 祖父母にとっての 祖父母の世代は。。と思うと歴史が近い

母方の祖母は戦後結婚 母親が末っ子ということもあり 関東大震災経験者というのを母親が教師に伝えたら信じてもらえなかった また祖母は知られたくなかった と聞いたことがあるけれど
祖母の親御さん世代はどんな人生を歩んだのだろう
今と違い 情報は限られるだろうし
教科書にのるような事件を 一市民としてはどう受け止めたのだろう

祖母も関東大震災と東京大空襲とそれぞれ10万人が亡くなった災害と戦火を生き延びた訳だけれど
その体験を伝えたりはしなかったのだろうか
逆に忘れたかったのだろうか

子供を産む年齢は上がっているし 
家族や先祖の事に興味をもつ年齢になったときに聞ける人ってどのくらいいるのだろう

日本人は日記好き というから
『武士の家計簿』みたいな作品をもっと読んでみたい

エリザベス女王が亡くなり
9.11 ももう20年前だとは。。
コロナ禍でヤル気が出ないけど もっと色々とやりたいとうジレンマ

0
2022年09月12日

シリーズ作品レビュー

「小説」ランキング