【感想・ネタバレ】学校の中の発達障害 「多数派」「標準」「友達」に合わせられない子どもたちのレビュー

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Posted by ブクログ 2024年03月16日

発達障害の子を持つ親や、学校の先生にはぜひ読んでもらいたい本。どんなことを学校に期待すればよいのか。学校をどのような場にしていくのか。これからの学校教育をどのようなものにするのか。「おわりに」に書かれた「子どもたちを追いつめるのは、もうやめませんか?」の言葉が切実に感じられた。具体的には、親と学校の...続きを読むコミュニケーションの取り方がとても参考になる。「要求」ではなく「相談」。

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Posted by ブクログ 2023年09月24日

学校の常識を見直す時期に来ていると思いました。
多数派の意見を重視するのではなく、それぞれの子に応じた内容を提示して、どの子もできる教育を目指す。そのことを強く思いました。

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Posted by ブクログ 2023年08月14日

今のままの学校教育では社会勉強が全くできない。発達障害当事者だけでなくても、横並びで受け身教育をやめ、どんな相手にでもお互いにリスペクトできる環境にする事が必要

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Posted by ブクログ 2023年03月16日

我が子の就学を控え、支援学級に入ることに迷いがあったのがこれを読んで必要なサポートであると分かって良かった。また、"小1の4月"から支援を受けておく重要性が認識できてよかった。時間をあけてまた読み直したい。

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Posted by ブクログ 2023年02月19日

学校選びの基本的な考え方を学んだ。
学校選びを何を基準に考えて行った方が良いか、丁寧に説明されている。支援が必要な子ほど、早くから支援環境が整っている場所を選ぶこと(小学校1年4月〜支援を受けること)が大事だと改めて強く感じた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年11月29日

概ね共感しかない。

今の学校は求めすぎ。
学習内容にせよ、規律、教育課程も。
ちなみに昼休みも謎の半強制ボランティアで休みじゃない。

自主性、自律性といいつつ基本はトップダウンだし、多様性といいつつ画一的。
矛盾だらけ。
社会とのずれが大きすぎる。

何から変えたらいいんだろう
現場レベルでもで...続きを読むきることはあると思う
必要なのは、大人も子どももモチベーションが湧いてくるための心の余裕だと思います

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Posted by ブクログ 2022年10月23日

学校だけでなく職場でも使える考え方だと思った。
発達障害をお持ちの親御さんには耳が痛い話かもしれないが、読むことをおすすめします。

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Posted by ブクログ 2022年10月04日

本田先生のSB新書シリーズは本当に良書ばかり。
今回も「学校」をキーワードに分かりやすく特性についてまとめられていた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月19日

そろそろ我が子の小学校入学が見えてきたことと、身近なところに発達障害や自閉症である子がいることから、学校教育の中での発達障害を抱えた子供たちの環境や配慮を知りたくて手に取った本。

以下、私の心に残ったポイントを中心に抜き出し。
<サマリ>
・「授業や学習環境」と「子どもの特性」が合っていないことが...続きを読む、教室を飛びだしてしまう理由になるケースがある
・発達障害は、障害というよりも、少数の部族のようなものととらえると良い
・発達障害の子どもたちが学校で困ることの要因として、「学校の標準が狭すぎる」「子どもが標準的にやるべきことが多すぎる」ことが挙げられる
・子どもは「社会に出ていくための土台をつくる」ために学校へ行く
・文科省提唱の「インクルーシブ教育」とは、全員が共に学べるような仕組みで教育を行うこと
・曖昧な物事を理解するために、「視覚構造化」の手法が取り入れられることがある。曖昧な環境では子どもたちは「空気を読む」練習をしてしまう
・ユニバーサルデザイン⇒合理的配慮⇒特別な場での特別な教育
・子どもが本当に学ぶときとは、「ここまで来たから、次はもう少しやってみよう」と意欲をもって取り組んでいるとき
・小中学生で最も必要なことは、社会で生きていく力を身につけること。その子の得意なやり方で、すこしずつ、総合的に。
・学校が子どもたちにとって主体的に何かを学びとっているかどうかが大事
・子どもの意欲は準備に現れる
・勉強を通じて、得意不得意を知ることができる
・テストは努力の成果を測るものではなく、現状を知るためのもの
・子どもには、好きな事だけをやらせるのではなく、好きな事を活動の中心に置きながらも、実際にいろいろな体験をしてみることが大事
・成績よりも、モチベーションを大切にする
・特別支援教室では、「居場所」という発想を持つことが大事
・みんなで一緒、よりも、お互いリスペクト
・人に迷惑をかけてはいけない、という考え方は人の悪徳の一つ
・共生社会と作っていくためには、人情ではなく、契約で解決。自分の考えと相手の考えをどこで折り合いをつけるか
・教育は、共通項を少なく、オプションを多く。
・宿題で「むずかしかったらやらなくても良いよ」は子どもに劣等感を植え付けるような結果になることがある

<所感・意見>
タイトル通り、発達障害の子どもたちについて記載されている本だが、子どもとの向き合い方や声掛けの仕方、親のエゴが欲目が子どもに与える影響、という観点でも非常に参考になった。例えば「難しかったらやらなくてよいよ」とか、私も言ってしまってる。反省。
この本は最初に5つの問いが出されていて、おおむね著者の回答と私の回答は似ていたのだが、1つだけまったく異なるところがあった。それは「学力」の定義。
私は、「学力とは、自分の興味・関心がある分野で将来社会貢献していくために、その礎となる知識と考える力のこと」と記載したが、著者はより自分からの自発的なモチベーションや興味関心を主眼としていた。著者の意見が必ずしも正解というわけではないが、私は知らず知らずのうちに、「社会貢献」や「知識」といった成績偏重型の考え方が身についていたんだなと自分のバイアスに気づくことができた。

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Posted by ブクログ 2023年05月10日

しばらく積読になっていたけれど、今年度出会った子供たちの中で気になる子供がいたので、何か参考になることはないかと手に取りました。
とても解りやすく書かれていて、親の立場、先生の立場、協力して出来ること、と書かれているところは良かったです。
障害の有る無しに関係なしに、子供ひとり一人にあった環境で学べ...続きを読むたら健やかに育っていくだろうな~と思いました。
また、書名には「発達障害」と書かれているけれど、そうでない通常学級に通う子供を持つ人が読んでも参考になるのではないかと思いました。

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Posted by ブクログ 2023年04月02日

発達障害とそうじゃないとを分けての教育ではなく、ハイブリッド型の教育を推奨している。
家庭と学校とでサポートすることは当然必要で、それでも本人もつらい思いをすることもある。
向き合っていかなくてはならない問題だと改めて認識した。

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Posted by ブクログ 2023年03月26日

学校で生活しにくい子どもたちにをどう理解して支援していくのか。学校で適応する事が全てではない、これからどう長い人生を過ごすか、そのために今からできることをみんなで考えて、話し合っていく事が大切。

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Posted by ブクログ 2023年03月20日

良い本だと思う。
IQの変遷についての部分は新しい学びとなった。

教育は難しい。
子育ては難しい。

発達障がいのある子どもの子育てには、親の力、成熟さが大切だと思う。

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Posted by ブクログ 2023年03月02日

発達障害や知的障害の子どもさんに対し、学校は、どのような場面で、どのような対応をしていけるのか、わかりやすく説明されています。

具体的な場面が例示されることで、観点の持ち方と対応を確認していけるのがいいなと思いました。

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Posted by ブクログ 2023年06月27日

教育現場での発達障害児童の対応には、まだ様々な課題があるだろう事は推察できるけれど、書店でこの本を手に取った時に求めていたものは、その課題の中でどのように対処していったのかの臨床例を盛り込んだ内容だったので、正直期待はずれの感は否めない。

保護者と教育現場の歩み寄りのあり方とかも若干触れられてい...続きを読むたけど、どちらかと言うと、教育現場の枠組みに物申す的な内容として読みました。
または、これから改革をするにあたっての指針的な?
どっちかって言うと文科省に向けた1冊なのかな。

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Posted by ブクログ 2023年05月20日

どちらかというと障害の社会モデルに立って、子どもの学ぶ権利を保障しよう、という趣旨と理解した。親が通常教育が望ましいと思っても、早くから支援教育を受けた方が子どものためには良いとの点、胸に刻みたい。

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Posted by ブクログ 2023年04月26日

精神科医の立場からの考えが述べられており、学校現場的な視点で考えると全面的に肯定できる主張ではないと思う。
「学校の標準の幅が狭い」という主張は正論ではあるが、子どもたちそれぞれに合わせた支援や指導を行なっていくためには、今の現場はあまりにも忙しく、人手が足りていない。
保険的に特別支援学級に入級さ...続きを読むせるという主張も現場的な視点で考えれば、限られたリソースの中で適切な場所に支援の手を割り振ることができなくなるという点ではかなり困った主張のように感じる。
学校現場にも変わらなければならないところはあるのは勿論わかるが、法律的な教室の設置基準や教員の配置基準などを変えて、余裕を持って子どもに関われるようにしなければ、本質的なところでは変わることはできない。

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