感情タグBEST3
Posted by ブクログ
表紙のチワワの可愛さと、犬が死ぬ嫌な話ではないと読者さんの感想でわかったので読んでみたくなった。
自分も猫を飼う前は犬を2匹飼っていたので、犬飼あるある部分は懐かしく思った。
途中までは平凡な本だと思っていたけど、犯人がわかった時には驚きすぎて思わず声が出た。
どうしても許せないポイントは人によって全く違うものだと、読後も考えさせられた。
思っていた以上に面白くて、心に残るものがあったので他の作品も読んでみたくなった。
犬目線で語られている所が変に誇張されていなくて良かった。確かにこんな風に思っていそう。
ペットは飼い主を選べないからこそ、うちに来てくれた子達は悲しむことがないように生涯幸せにしてあげたい。
Audibleにて。
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犬が死なない話。人間のために犬が死んでしまう話って多いけど、この本では犬は死なない。むしろ幸せ。苦難も経験するけどちゃんとハッピーエンド。良かった。そんな犬の話が読みたかった。それだけで星5。
でもそれだけでなく、構成もしっかりしてるし、人物像もその背景も設定がはっきりしてて、とても読みやすかった。「犬を盗む」なんて物騒なタイトルだけど、読めばわかる物騒な幸せ。グイグイ引き込まれる魅力的な展開。読んでよかった。
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とても読みやすく、1日でサラっと読み終えた1冊。犬が苦手な私でも大丈夫でした。邪心の無い犬のまわりで問題アリの人間が欲に踊らされるストーリー。急だなぁ…と思う位の結末なので本格ミステリーではないですが、こういうの好きです。
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主人公の先輩である人物が犯人なのかどうなのか、その2人と犬を中心におこる様々な日常。何が本当で何が嘘なのか、先輩は人を殺し犬を盗んだのか…様々な人の視点で繰り広げられる、自分も警察のように推理ができる小説。
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資産家の老婦人が自宅で殺害された。事件を追う植村(犬苦手)、下村。
一方、近所のコンビニで深夜働く松本、鶴崎。松本が突然犬を飼い始めた。鶴崎は時々散歩したいと申し出る。実は鶴崎は松本の過去を探るジャーナリスト。松本が飼い始めたチワワと自分の犬の散歩中に会い、犬への既視感などから松本を怪しみ出す推理小説家の小野寺真希。老婦人を殺したのは誰なのか?何の目的で?誰がこの事件を解くのか?
松本の過去の事件と現在の老婦人殺害、犬の謎がうまくこじれていて、ハラハラしながら一気に読みました。犬が好きな人には特にお勧め。犬が苦手な娘は植村に感情移入しながら読んだらしい。同じ作者がまた犬の本出してるよ~って言ったら、もう犬はいいかなって返事。★5は初めての作家さんでおもしろかったので、若干おまけ評価です。
殺害の現場の表現が問題なければ、ルビなしですが小学生からOK。基本は中学から。
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犬が考えている章もあって 可愛かった
本当の悪って どっち側から見たものなんだろうと 罪を償った人は悪い人なんだろうか?とかいろいろ考えてしまった。
ネット民たちもさらすことは、 正義だと騒ぐけど 許すか許さないかは 被害者家族が決めることで ネット上で騒ぐことじゃないと思いました。
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犬好きだから犬の可愛さに贔屓目の評価です。
後味のとてもよいラストで良かった。
最後までどういう目的から犬が盗まれたのかわからなかったので、ただただ先を急ぐように読めた。
チロちゃん。いやシロちゃんの幸せを願って盗んだ人が2人も居て、とてもこの仔はラッキーな犬だ!
一つ気になったのが
ショコラはママと離れて寂しいだろうな…
けど、離婚は、ね。あれは仕方ないw
正義感を振り翳した加害者って結構いるよね。
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とても読みやすかった。時系列がバラバラなわけじゃないし、順序を追って進んでいく感じでわかりやすい。松本が本当に悪人なのか、真実ってわからないなぁと思った。ただ時々はさむ犬の気持ちが純粋で、見ず知らずの人の言葉を信じてしまう人間たちより言葉の通じない犬のほうが人の本質を見抜いているような。順調に進んでいく物語だけに、急に犯人がわかったときは不意を食らった!
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私は犬好きなのに犬アレルギーなのです。関係ないけど言いたくなった。
刑事さんの粋なはからいには涙が出ました。
真犯人にはびっくりしたけど、過去の事件の真相は結構早い段階で予想できました。その理由なら私でも両親殺すかもと思ったから。
ひとつ前に「俺ではない炎上」を読んでいたので女性作家がSNSに書き込みをはじめたあたりから嫌悪感を覚えました。
こいつのせいでシロが命を落としかけた。でも最後は自業自得ですっきり。
両親殺しをよしとは思わないけど、松本はいつでも自分のいちばん大切なものを守りたかっただけなのに…と同情してしまう。
これからもシロと暮らしていける未来が穏やかであるように願わずにいられない。
エピローグがふたりの出会いの場面なのも素敵でした。
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初心者にも読みやすい本だった。
複数人と、1匹の犬の視点で物語が展開されていく。
いろんな視点があるパターンは、誰が誰だっけ?ってなるから結果的によくわからなくなるって事もあったけど、分かりやすい区切りがあるので、名前が混ざる事なく最後まで読めた。
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ワンコと一緒の生活って素敵だろうなぁ。責任も大きいだろうけれど、もう完全にワンコ中心の生活になるだろうなぁ~。家の事情で飼えないけれど、お散歩中のワンコを見ると妄想してしまいます。
資産家女性の殺害事件に対して、刑事、コンビニのバイト、ミステリー作家の目線で話が進んでいく。そして、犬の目線も少し。
事件を追う中で、多頭飼育崩壊やドッグランでの派閥、ネット社会での過熱が実生活にまで影響を及ぼす様子がゾッとする。しかも当事者は「自分は間違っていない」と思っているのが読んでいて辛く感じてしまう。そして、思い込みや偏見は真実を見えなくしてしまうことを実感した。
犬の目線の一生懸命状況を把握しようとする素直さにホッとする。
なんせ、最後はワンコも幸せで良かった
Posted by ブクログ
現代のいろいろな闇が含まれてる小説。
SNSの書き込みや、少年犯罪。
親の問題…
わたしとしては、医者でありサイコパスの父親がすごく怖かった…
この小説の中の、たった三行のことだけど、こんな恐ろしい人がいると思うと、わたしも殺してしまうかもしれないっと思ってしまった。
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視点が話の中でどんどん変化していき、それぞれの持っている基礎情報と気づいたことが少しずつ集まって真実へ近づいていく過程が丁寧に描写されていているので一緒に推理できて面白かった。
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そっか、やっぱりそっか。
人って先入観で決めつけちゃうからダメよね。
過去は消せないけど、前に進む事はできる。
ミステリー作家さんはどうなったんだろう。
過去は変えれないけど、前向きになったはずっと思いたい。
Posted by ブクログ
面白かった。一気に読めてしまった。
一人暮らしの高齢者女性の殺人事件。被害者は犬を飼っていたようで、犬関係から捜査が進められていくが…。犬視点、刑事、コンビニ店員、様々な人視点で色々な事実が見えてくる。
犬好きに悪い人はいないと言うけど、犬好きに(犬にとって)悪い人はいない、が正しいのかも。
そして、正義と思っていると気持ちが良い。それゆえに暴走する人が描かれていて、現代社会っぽいなぁと思ってしまった。
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表紙の愛くるしい瞳の白いチワワ。どうかこの子が辛い目にあっていませんように、、ずっとそう思いながら読み進めた。
本当に終わりの方まで、タカ子を殺した犯人は誰なのか、なぜ犬を盗んだのか、犬を盗んだのは本当に同じ犯人なのか、
松本は本当に両親をそんな残酷な方法で殺害したのか、ましてや犬も殺したのか、冤罪ではないのか、、、と真相が見えないままだった。
しかし、真相が分かった時、ほっとする気持ちと悲しい気持ちと、複雑な気持ちになった。
松本とシロが穏やかに過ごしていけますように。。
Posted by ブクログ
資産家の高齢女性の殺人事件が起こる。
気難しく子どもや親戚からも敬遠されていた被害者の唯一の心の支えとなっていた愛犬。その犬を軸にして、両親を殺害した過去を持つ男、その男の裏の顔を記事にしようと近づいた男、犬の散歩友達でミステリー作家の女、それぞれのストーリーが展開されていく。
真相を追求するのは、愛犬家の下山と犬アレルギーで犬嫌いの植村の刑事コンビ。
ミステリーの展開としてはそれほど複雑な仕掛けや伏線はない。結末には驚いたけど、呆気なくも感じる。
『人を殺したことは後悔も反省もしていない。犬を苦しめることは許せない』
少年時代に飼い犬を父親に殺され、両親を金属バットで殴殺した松本の台詞。愛犬家も度が過ぎるとそれに近いものがあるかもなぁ…と思ってしまった。
犬には悪意がない。人を裏切ることも騙すこともなく、ただ純粋に飼い主を信じてくれる。
人は人を欺く。人を騙すし裏切ることもある。
そう思うと、人を信じられなくなった人にとっては同じ人間よりも動物たちの方が信頼できて命をかけて守るに値するものなのかもしれない。
話の本筋とは逸れるけれど、犬や猫の一生の幸不幸を決めるのは飼い主であって、人の都合で捨てられたり虐待されたりすることもあれば、我が子のように大切にされ愛されることもある。
動物の遺棄や虐待、多頭飼育崩壊など、人間の身勝手で苦しめられる動物がいなくなる世界になって欲しいと思った。
自宅で犬と猫を飼っているので、すごく感情移入して読んでしまった。
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とても良い話でした!
犬派の私には楽しめる一冊です。
盗まれた犬を中心に進む斬新なミステリーです。
犬の視点が可愛くて面白い!
ラストはいろいろ驚きました。
そしていろいろ考えさせられました。
動物をお迎えすることについて、人間はきちんと責任を全うしないといけないなぁと改めて思いました。
それにしても…SNS上で人はどこまでも残忍になれますね。
歪んだ正義感を振りかざし「悪人」を追い詰める姿にゾッとしました。
私も気をつけよう。
良かれと思って発言したその内容は相手を攻撃していないか?と常に自問自答しなくてはいけませんね。
Posted by ブクログ
とにかく表題に惹かれて読んだ作品(笑)
ストーリーは至って真面目で楽しめました。主人公が堅実で好感が持て、彼の幸せな未来を願いならがら読みました。
終盤の伏線は、なるほどねー!!!綺麗な回収でとても良かったと思います。派手さはないかもしれませんが丁寧な作品です。
それにしても表題が良かったです。
3.6
Posted by ブクログ
読みやすいです。
ただ中盤まではなんだか進みがゆっくりだけれどそこからはトントンと進む感じ。
でもこれ、タイトルに「犬」が入ってるだけに犬をメインにしたものと思ってホントに犬好きが読んじゃうともやっとしそう。
ドッグランのくだりとか特に。
あと、作家がどんどん胸糞悪くなってくるがやっぱりな結果です。
結末も徐々に読めてくるので、途中から安心して読めました。
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資産家のお婆さんが殺害されて、金品盗まれ、犬がいなくなります。
果たして、殺人犯は誰なのか。犬を盗んだのは誰なのか。
読みやすくてサクサク進みます。
途中途中に挟まるわんちゃんの純粋さが良かった。
Posted by ブクログ
読む前は、盗んだ犯人の内面が描かれる感じかなと思っていたが、こちらはさらっと描かれる程度だった。
展開が遅く、中盤まではひたすら刑事の犯罪調査でだらだらしているけど、文章がとても読みやすいのですらすら進める。ラストは唐突。
ミステリー作家の女性、放火犯、殺人犯、犬を盗んだ犯人と、主要な人物全員がなぜそんな行動を取るのか納得できず、もやもやするため読後感は良くない。ちょこっとは理由が書かれているが、雑誌のネタのためとか衝動的にとか、それで犯罪するの?という感じ。
ネット掲示板に書き込んですぐ大量に返信がつくとか、15年前の殺人事件を覚えている匿名の人が多数出てくるとかも他の展開なかったのかなと思ってしまう。文章がテンポ良いだけに違和感が目につくのが勿体無い。
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殺人現場からいなくなった犬はどこへ?犯人は誰で犬はどこにいったのか、いろいろ推理しながら読みました。
結局真希は最後あの終わり方で良かったのかな?(^_^;)
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全員犬好き。
は言い過ぎですが、犬が重要な役割を担うミステリーです。殺人事件現場から連れ去られた犬、なんのために?その謎を中心に展開される物語です。キーとなる要素が犬である必然性があまり感じられず、自分が特別犬好きというわけでもないので、読み進めていてあまりワクワクしませんでした。
Posted by ブクログ
表紙のワンコの訴えかけるような眼差しが印象的で、
読みやすく、1日余りで一気読み。
資産家の老女が殺され、飼い犬は行方不明。
いかにも怪しそうな容疑者は過去にも罪を犯していた。
だけど、読み進むうちに
どう考えてもその人が悪い人には見えなくなってくる。
周りの登場人物たちの方がかえって感情的だったり、
極端な行動を取ったりして怪しげ。。
これは何かある!と思いつつも、
最後まで真犯人に気づくことが出来なかった。
ああ、そうだったか!という感じで
読後感すっきり。
2人の刑事さんもほのぼの系でよかった。
他の作品もあるんだったら読んでみたいと思った。
Posted by ブクログ
おもしろかった。
愛犬家殺しの犯人がまさかあの人だなんて。
にしても、小説家の真希が気持ち悪い。
思い込みで正義感を振りかざし、自分は高みの見物だなんて。
旦那に見捨てられて当然だと思ってしまった。
松本はいい人とは言えないけど、犬を大事に思い鶴崎にも親切でなんだか切なかった。
Posted by ブクログ
一人暮らしの資産家である高齢女性が殺害される。現場には犬を飼っていた痕跡があった。
捜査に当たる二人の刑事と、近くのコンビニで働く二人の男性の姿が交互に描かれる。
多頭飼育による虐待や、犯罪者の更生を妨げる偏見、耳目を集めることにのめり込むライターもどきらへの批判を含みつつも、掘り下げることはなく、エンタメとしてうまく着地させている。
Posted by ブクログ
独り暮らしの資産家高齢女性が殺され、現金や通帳が持ち去られた。更に飼い犬まで。
何故犯人は被害者の犬を連れ去ったのか。
事件を追う刑事コンビ、過去に殺人を犯した男のその後を追うために彼に近付くフリーライター、ふとしたきっかけで事件と元殺人犯の関連に気づくミステリー作家、そして連れ去られた犬、それぞれの視点で物語は進む。
動物が好きな人に悪い人はいない、なんて言葉を聞いたことがあるが、この作品ではどうか。
個人的にはドッグランでの飼い主たちのグループ意識が怖かった。グループ意識の一方で簡単に手のひら返しもする。どこにでもあるコミュニティの縮図がある。
読み進めると、暗澹たる思いにさせられる。事件の真相や過去の殺人も意外なものがあって、そこは面白かった。
やや荒っぽさは感じるがテンポ良く読めた。
最後は表紙のワンコが幸せになってくれる希望が感じられて良かった。