【感想・ネタバレ】知らないと後悔する 日本が侵攻される日のレビュー

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日本人としてどうする

戦後の平和ボケに全く気づかず日本が運営されてきたことを大いに反省させられた。ロシアのウクライナ侵略に対して命を賭して自国を守る姿が日本人の平和ボケした心を覚醒させるきっかけとすべきと著者の危機感が伝わってくる。日本人ならどうするのか国を上げて議論すべき時となっている。~~

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2022年09月10日

Posted by ブクログ

見慣れた世界地図を逆さにして見る。大陸からみた日本の位置を今一度確認することの大切さ。中国、ロシア、北朝鮮の思惑。アメリカを頼りにし過ぎる平和ボケ。ウクライナは決して遠い国の出来事ではない。平和は当たり前のことではない。地政学的歴史、情勢の感度を高める必要性を痛感。

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2023年02月13日

Posted by ブクログ

国会議員として外交部会長、外務副大臣を経験したヒゲの隊長こと佐藤さんの本。
国民にいま国の置かれた状況をこう平易に伝え、議論の材料にしてくれる姿勢も素晴らしい。
こういう政治家に国を巻かせたいけど、国民ひとりひとりも平和に暮らすということ、それはどんなことなのか考えておきたいもの。

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2023年01月29日

Posted by ブクログ

2022年73冊目。232ページ、累計20,025ページ。満足度★★★★☆

日本を取り巻く安全保障環境がいかに危ういか、それを守るためにはいかに覚悟が必要であるかの「現状と現実」を知ることが出来た。

日本人全員が知っておくべき知識という意味では、最高ランクの星5つ

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2022年12月02日

Posted by ブクログ

佐藤正久(1960年~)氏は、防衛大学校卒、アメリカ陸軍指揮幕僚大学修了、陸上自衛官を経て、2007年より自民党所属の参議院議員。外務副大臣、参議院外交防衛委員長、防衛大臣政務官を歴任し、現在、自民党外交部会長。また、陸上自衛官としては、国連PKOゴラン高原派遣輸送隊初代隊長、イラク先遣隊長・復興業務支援隊初代隊長を務めた。
本書は、ロシアのウクライナ侵攻から4ヶ月が経過した2022年6月時点における、日本を取り巻く外交・軍事的な状況と今後の可能性、及び、それらに対して我々はどう備えるべきかについて、戦争の現場を知る政治家として綴ったものである。
章立ては以下の通り。
プロローグ:すでに戦争は始まった。日本侵攻は2027年か 第1章:ロシアはなぜあれほどウクライナに苦戦しているのか 第2章:ロシアは北方領土を返すつもりはない 第3章:北朝鮮のミサイルは東京を焦土にするか? 第4章:中国は台湾の次に尖閣を狙う。その時、日本は! 第5章:まったく新しい戦争と人間 第6章:世界平和実現を絵空事にしないために
書名、章のタイトル、見出しは、不安を煽るような表現になっているが(セールスを意識した出版社の意向なのか)、中身はそれほど過激ではない。著者は、最近頻繁にTV等のメディアへの出演しており、私もその発言をよく聞いているが、書かれている内容は、概ね想像の及ぶもので(目新しい情報もそれほどない)、大きな違和感はなかった。
私は基本的には国際協調主義のスタンスだが、国際関係には必ず相手がいるのであり、日本にとっては、無視できない相手たる複数の隣国が、友好的とは言えない関係にある以上、一方的に平和主義を謳っているわけにはいかない。そして、相手に付け入る隙を与え、最悪の事態を招くことがないように、外交的のみならず、軍事的にも、出来得る限りの備えをしなければならないのが現実なのであろう。「人間は・社会は・世界はどうあるべきか」という理想・信条的なものは、絶対に譲りたくはないが、現実を見て、的確な対応をすることも不可欠である。今般のロシアのウクライナ侵攻は、そのことを改めて認識するきっかけとなった。
著者はあとがきで、「本書では、世界の現状を知っていただくことに重きを置きました。私の考えはできるだけ抑えたつもりです。客観的・具体的な事実だけが、進むべき正しい道を示してくれるからです。ではどうしたらいいかは、みなさん一人ひとりの問題だと思います。」と書いているのだが、まず世界で起こっている事実を(大局的に)知るために、一読する意味のある一冊と思う。
(2022年9月了)

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2022年10月03日

Posted by ブクログ

確かに最も危険な場所にあるな、日本は。
ロシア、北朝鮮、中国。どの国も日本と同じ感覚で安全を考えているハズはない。そういう国々をしょうめんに見据えながらどのように付き合い、準備していくのか。
国連が機能不全になっている今、日本がどのような方向に舵を切るのか、それは我々日本国民が真剣に考えていかないといけないと思う。それができていないなら、国民全体の危機感の欠如である。

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2024年01月14日

Posted by ブクログ

佐藤正久議員が、安全保障の現状と日本の取るべき方向性について考えを述べたもの。考え方は正しいと思うが、あまり新しい内容はなかった。

「(中国船の尖閣周辺行動)「ここは自分の領土だ」とアピールし、日本を挑発して手を出されるのを待っているのです」p28
「自分勝手なことばかりしない。相手のために汗を流す。相手の足りない部分を補う。ウソをつかない。誠実に対応する。日頃からの小さな行動の積み重ねでしか、信頼は築けません。国と国との関係も同じだと思うのです」p60
「中国には今、地上発射式のミサイルが2000発以上あります。しかしアメリカはゼロ。INF条約により、減らしてしまったからです。中国は日本に届くミサイルを2000発以上も備えているのに日本はゼロ。頼みのアメリカもゼロ。これでは「抑止」どころか「好き放題」です」p131
「中国は66隻の潜水艦を保有。このうち原潜は11隻ですが、その性能は高く、中には射程8000kmの核ミサイルを搭載したものもあります」p202
「(ウクライナ戦争)先進7か国首脳会談では「中国がロシア制裁の抜け穴になってはいけない」と話し合ったのに、結局、共同声明には、それが抜けていました。ドイツの反対があったからです。ドイツと中国は経済的な関係が深く、例えば中国の公用車にはドイツ車が並んでいたりします」p222

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2022年10月10日

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