感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
好き
・午後四時に八百屋の前で献立を考えているような幸せ
・「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ
・「俺は別にいいよ」って何がいいんだかわからないままうなずいている
・君を待つことなくなりて快晴の土曜も雨の火曜も同じ
・愛持たぬ一つの言葉 愛を告げる幾十の言葉より気にかかる
・今日風呂が休みだったというようなことを話していたい毎日
・何してる?ねぇ今何を思ってる?問いだけがある恋は亡骸
・唐突に君のジョークを思い出しにんまりとする人ごみの中
・吾と君を繋いでいたかもしれぬものふっつり切れて十六夜の月
・冷えてゆく心最後に少しだけ熱くなったか別れの場面
・我が髪を三度切りたる美容師に「初めてですか」と聞かれて座る
・愛された記憶はどこか透明でいつでも一人いつだって一人
Posted by ブクログ
「愛告げてしまいたけれどもう少し安全地帯を離れておかん」
「「嫁さんになれよ」なんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの」
が良かったかな。当時の俵万智氏と近い年齢なこともあり、感覚的なものも似ている。若気の至りなんて、簡易的な言葉で片付けていいのかは分からないけど、目の前にあることでいっぱいいっぱい、でもそれぞれに愛を持って接したい……、この感情こそ擦り切れていない若さなのかなあなんて思います。