【感想・ネタバレ】サラダ記念日のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年03月18日

色んなページに栞を挟んでしまっているくらい素敵な感覚が散りばめられている。ある意味、生活のヒントにしている。

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Posted by ブクログ 2024年03月13日

30年以上も前に出版されたこの本を
今でも愛おしく手に取る。

あの頃と変わらない自分がいるようで
空気感がとても心地イイ。

まだスマホの無い時代の恋愛模様。

僕らバブル世代はそんな時代の匂いに
キュンとくるのかもしれない。

今日もひとつ付箋を貼った。

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Posted by ブクログ 2024年03月11日

35年くらい前に、確か昭和62年に読みました。みずみずしい歌でびっくりしたことを、思い出しました。こんな短いのに臨場感がすごい。

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Posted by ブクログ 2024年01月25日

初めて読んだのは25歳。これまでの自分と重なる部分が多くあったなぁ。切なくて、愛しい言葉たち。
30歳になった時、35歳になった時、40歳を迎えた時、節目毎に読んでいきたい。

歳を重ねる度に、自分はどう感じるのだろう?楽しみだなぁ
24歳で書き上げた万智さんの感性と豊かな表現力に感服。



「君...続きを読むと食む三百円のあなごずしそのおいしさを恋とこそ知れ」

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Posted by ブクログ 2023年11月03日

一番好きな歌は、「自転車のカゴからわんとはみ出して なにか嬉しいセロリの葉っぱ」という歌。青春の風が吹いているような、爽やかな読後感だった。

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Posted by ブクログ 2023年08月30日

好きな彼が7/6はサラダ記念日と言っていて、俵万智さんの旦那さんの気持ちになりたいとか言っていたのを思い出して、振られた私は、彼との会話を思い出しながら俵万智さんの片想いの短歌とか失恋の短歌を読んで胸を熱くする、奇妙な爽快感でした。

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購入済み

何年経っても、凄い!

2023年08月09日

私は、世間に騒がれている本を読まない人である。何かの賞を取ったとか、著名人が誉めているとか勧めているとかそういう本は、えっ?本当かな?と疑う気持ちが先に来るのだ。けれど、この本は、単行本で出たばかりの時に購入して、衝撃を受けた!こんなに若い人が、こんなにみずみずしい若い人の感性で歌をうたっている!凄...続きを読むいなと思った。何年も経って読んでも、やっぱり凄い!その昔の感動が、甦った。

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Posted by ブクログ 2023年07月18日

この本にはきっと日本で一番有名な短歌が載っている。
日常の一瞬の切り取り方が本当に素敵。こんな風にいつも世界を感じられたらな、と思う。

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Posted by ブクログ 2023年06月16日

代表作になっただけあって、やっぱり好き。若さと瑞々しさが溢れていて、「チョコレート革命」もいいけど、やっぱりこっちが好き。

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Posted by ブクログ 2023年05月07日

俵万智さんのこの有名な歌集を買ったのはおそらく3度目です。一度単行本で買い、なくしたので文庫本で2度買いました。

すごいですね!帯に285万部、35年間読まれ続ける永遠のベストセラーとあります。
私が今、手にしているのは2022年の61刷発行のものです。

読み直して思ったのは俵万智さんはやはり天...続きを読む才歌人だということ。
巧みすぎます。
しかも、この歌集、20歳の終わりから24歳までの歌をまとめたとあとがきにあります。
本当に、本当に天才です。
何気ない言葉がぴったり字余り、字足らずなしに五七五七七で詠まれています。
内容も今読んでも全然古くなく、今まで他の誰も詠んでいない新しい言葉で、本当に巧みとしかいいようがありません。



以下、特によいと思った歌を載せます。
皆さまご存知の歌もたくさんあるかと思います。



○午後四時に八百屋の前で献立を考えているような幸せ

○オクサンと吾を呼ぶ屋台のおばちゃんを前にしてしばらくオクサンとなる

○「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ

○愛人でいいのとうたう歌手がいて言ってくれるじゃないのと思う

○たっぷりと君に抱かれているようなグリンのセーター着て冬になる

○君と食む三百円のあなごずしそのおいしさを恋とこそ知れ

○潮風に君のにおいがふいに舞う 抱き寄せられて貝殻になる

○「嫁さんになれよ」だなんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの

○相聞歌なべて身に沁むこの夕べ一首残らず丸をつけおり

○母の住む国から降ってくる雪のような淋しさ 東京にいる

○書き終えて切手を貼ればたちまちに返事を待って時流れだす

○万智ちゃんがほしいと言われ心だけついていきたい花いちもんめ

○出席簿、紺のブレザー空に投げ週末はかわいい女になろう

○「クロッカスが咲きました」という書きだしでふいに手紙を書きたくなりぬ

○庭に出て朝のトマトをもぎおればここはつくづくふるさとである

○なんでもない会話なんでもない笑顔なんでもないからふるさとが好き

○思いきり愛されたくて駆けていく六月、サンダル、あじさいの花



※今、歌集から歌を書き写していたらなんか涙が出てきてしまいました。素晴らしい歌ばかりです。こういうわかりやすくて素朴な歌好きだなあ。

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Posted by ブクログ 2023年03月26日

20代前半の最初の歌集です。こんなんだったなあと、自分の事も思い出しました。
もう半世紀前のことですけど…

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Posted by ブクログ 2023年03月05日

朝ドラ「舞い上がれ」で、舞ちゃんが「短歌にしたら一瞬が永遠になるんやな」と言っていた。
ホントだな。

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Posted by ブクログ 2023年02月09日

美しいと思った。たった31文字で心情を表現することの出来る、その術を知る日本人で良かったと心の底から思った。どの詩もとても綺麗。初めて詩集で泣きました。

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Posted by ブクログ 2022年12月21日

あっけらかんと恋をして、フラれて。

80年代のバブル景気のころの空気感を一冊を通して吸ったような気持ちに。
でも、描かれる心持ちは2022年だろうが変わらぬものばかりで、百刷本にもなるよこれは。

また読もう。何度も読もう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年09月29日

好き
・午後四時に八百屋の前で献立を考えているような幸せ
・「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ
・「俺は別にいいよ」って何がいいんだかわからないままうなずいている
・君を待つことなくなりて快晴の土曜も雨の火曜も同じ
・愛持たぬ一つの言葉 愛を告げる幾十の言葉より気にかかる
...続きを読む・今日風呂が休みだったというようなことを話していたい毎日
・何してる?ねぇ今何を思ってる?問いだけがある恋は亡骸
・唐突に君のジョークを思い出しにんまりとする人ごみの中
・吾と君を繋いでいたかもしれぬものふっつり切れて十六夜の月
・冷えてゆく心最後に少しだけ熱くなったか別れの場面
・我が髪を三度切りたる美容師に「初めてですか」と聞かれて座る
・愛された記憶はどこか透明でいつでも一人いつだって一人

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Posted by ブクログ 2022年09月09日

誰もが知っているベストセラーだけどまだ読んでいなかった本のうちの1冊。
日常が5.7.5.7.7でストレート且つ綺麗に表されていて、情景がありありと浮かび上がるのがすごい…!これに影響されて短歌を始める人が多いのも納得。
数年後に読み返したら、人生の違うステージにいる私はどんな受け取り方をするのかな...続きを読む

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Posted by ブクログ 2022年08月25日

俵万智、「みる」人なんだなと思う しおらしく愛おしくなにかをみる彼女こそがいちばん自由でいとおしいのだと思う きっと綺麗な目のレンズをしてる人だ

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年07月20日

「愛告げてしまいたけれどもう少し安全地帯を離れておかん」
「「嫁さんになれよ」なんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの」
が良かったかな。当時の俵万智氏と近い年齢なこともあり、感覚的なものも似ている。若気の至りなんて、簡易的な言葉で片付けていいのかは分からないけど、目の前にあることでいっぱいい...続きを読むっぱい、でもそれぞれに愛を持って接したい……、この感情こそ擦り切れていない若さなのかなあなんて思います。

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Posted by ブクログ 2022年07月06日

再読:
昨年角川武蔵野ミュージアムでやっていた俵万智展に行って、俵万智さんの日常の変化に驚いた。私と同年代くらいの時期の歌ばかり知っていたから、ああ今は母親として日々を送っているんだなあと

ふと思い出したように手を伸ばしてみたけれど、ちょうど今の私と同い年に紡がれた言葉らしい、初めてチョコレート革...続きを読む命を読んだときはその情感の生々しさに涙がでた、気持ちの揺れ動きだけでなくて些細な日常も美しいと思う

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Posted by ブクログ 2022年03月27日

心に残る詩にたくさん触れられた。
普段読まないジャンルの本ということもあり、とても新鮮で新しい世界の発見だった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月08日

・今日までに私がついた嘘なんてどうでもいいよというような海

・一週間会わざりければ煮返して味しみすぎた大根となる

・愛してる愛してない花びらの数だけ愛があればいいのに

・コンタクトレンズはずしてまばたけばたった一人の万智ちゃんになる

・会うまでの時間をたっぷり浴びたくて各駅停車で新宿に行く
...続きを読む
・「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日

・いるはずのない君の香にふりむいておりぬふるさと夏の縁日

・金曜の六時に君と会うために始まっている月曜の朝

・頼もしく仕事の話する君の頼もしさだけ吾は理解する

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Posted by ブクログ 2023年09月08日

有名なあの一首はもちろん知っているけど、ちゃんと読んだ事はないなと思い購入。男女の歌が多いが、どこかドライで読みやすい。

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Posted by ブクログ 2023年04月30日

読む場所、読む時の感情で心への響き方が大きく変わる一冊。「どんな時にこの一冊を読みたいですか?」と問われて、「ふと手に取ってしまった時」と答えられるように、いつも目の前に置いておきたい。

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Posted by ブクログ 2023年03月04日

NHKのプロフェッショナルが俵万智さんに密着するのを見て、その番組が短歌を募集すると聞いて、自分も一首詠んでみた。しかし、どうも固い。万智さんのあの軽やかな歌は、一体どこから生まれてくるのだろう。

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購入済み

読んでひとこと

Mmm
2023年01月16日

小中学生のとき、国語便覧で俵万智さんのことを知ってずっと読んでみたかった作品。言葉がきらきらしていた。

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Posted by ブクログ 2022年08月11日

1987年発表の、俵万智さんの、約280万部売れたという第一歌集ですが、当時は全く短歌に関心が無かったため、令和の今、初読みすることとなりました。

読んだ感想は・・その当時、20代前半だった俵さんの、その時代背景に於ける自然な感性に瑞々しさを感じたのと、やはり歌人と思えるような、独特な言葉遣いと、...続きを読む多角的視点の物語を想像させられて、単に、若さ溢れる爽やかな一面だけではない、人間の奥深さを感じられたのが、印象的でした。


特に、私の琴線に触れた歌をいくつか・・


落ちてきた雨を見上げてそのままの形でふいに、唇が欲し

わからないけれどたのしいならばいいともおもえないだあれあなたは

君といてプラスマイナスカラコロとうがいの声も女なりけり

「30までブラブラするよ」と言う君の如何なる風景なのか私は

手紙には愛あふれたりその愛は消印の日のそのときの愛

ガーベラの首を両手で持ちあげておまえ一番好きなのは誰

菜種梅雨やさしき言葉持つ国を歩む一人のスローモーション

「平凡な女でいろよ」激辛のスナック菓子を食べながら聞く


更に、中国への旅をテーマにした「夏の船」もよかった。

ゆっくりと大地めざめてゆくように動きはじめている夏の船

濃紺の東シナ海沖に来てただ空であるただ波である

今日までに私がついた嘘なんてどうでもいいよというような海

大陸に我を呼ぶ風たずさえてミルクキャラメル色の長江

兵馬桶何百何十何体の思考直立したまま眠る

長江を見ていたときのTシャツで東京の町を歩き始める

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Posted by ブクログ 2023年09月07日

友人に連れられて行った俵万智展で、素敵な短歌の数々に心惹かれ、帰りにはこちらを購入し電車の中で読んでいた。
まずは短歌にちゃんと触れるのはこれが初めてで、こんなにリアリティのあるものだったのかと驚いた。

「人生はドラマチックなほうがいい」ドラマチックな脇役となる
ハンバーガーショップの席を立ち上が...続きを読むるように 男を捨ててしまおう

が特に好き。
時代を越えても、若い世代の考えることや恋愛には共通する点があるのだろうか、全く古いと感じなかったことがすごいなと思う。

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Posted by ブクログ 2023年08月27日

リズムの良い言葉が読みたくて、初めて手に取った歌集。
結構ポップな感じに驚いた。話し言葉とかありなのね とか。勝手に難しいものを想像していたから。この本が出た頃、若い女性に大人気だった事が納得の恋愛過多。正直分からないなぁって思うものもあったけど、ほのぼのしたり心がキュッとしたり。何度も読み返したく...続きを読むなる歌がたくさんあってなんか嬉しい。
リズムのある言葉って好き。

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Posted by ブクログ 2023年02月12日

あまり詩や短歌など読む習慣はないが、
この作品はいつか読みたいと思っていた。
どこかで一度は耳にしていたものもあるが、改めて読んでみて、当時この作品が話題となり、多くの人に受け入れられた理由がなんとなく理解できた。
湿り気がないのだ、失恋や別離を歌った物が多い中、何か晴れた日の青空や海の青さ、サンド...続きを読むイッチなどpopな世界に前を見据える強さが垣間見える。
buck numberの歌のある歌詞は
明らかにこのサラダ記念日からの引用?を感じさせる。違うかもしれんが…。
湿り気はないが、決して遊びのチャラい
恋愛ではなく、相手を慮る気持ちと
深い愛に満ちている。

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Posted by ブクログ 2022年12月21日

恋愛の短歌が多いがわたしにはあまり響かなかった。
たまにある日常や、特に母を歌う短歌はいい年齢の女として共感できた。

⬇︎好きな短歌


ちぐはぐな会話交せり母と娘のつながり信用し過ぎていたか

母と娘が女と女になってゆく 嫁に行きたい年頃である

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Posted by ブクログ 2022年08月18日

「白よりもオレンジ色のブラウスを買いたくなっている恋である」

「何してる?ねぇ今何を思ってる?問いだけがある恋は亡骸」

「この時間君の不在を告げるベルどこで飲んでる誰と酔ってる」

が特に好き。「白よりも〜」は、純粋な恋の始まりが現れていて良い。「何してる?〜」は恋人と別れた時の心情が絶妙に現れ...続きを読むていて、すごく好みだった。「この時間〜」は、恋人がいるとこういう不安も付きまとうよね。みたいな、共感がある。

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Posted by ブクログ 2023年04月06日

初めて短歌を読んだが、短歌というのは言葉の良さを最大限引き出せるものだなと思った。短いながらも小説以上にそこにある風景を生き生きと説明していて心の琴線に触れるような作品が多い。
短歌に興味を持つきっかけとなった作品です。

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