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「日本企業は中国でつくった一番いい製品を欧米に輸出する。二番目にいい製品を、日本へ逆輸入する。そして、最悪の品を中国本土で売る」…etc。海外でまことしやかにささやかれている日本の「うわさ」です。
この本は海外でまことしやかにささやかれている日本人に関する「うわさ話」を海外に取材をすることの多い筆者が見聞きしたものを収録した本です。まぁ、笑えるものから「あながち間違ってはいないよなぁ」、というものまでさまざまあります。こういうところから日本人はいったい海外でどうんなふうに見られているのかを知るというのもまた面白いことだと思います。目次に書かれていることをを少し引用します。
「日本人は、洋服が透けて見える眼鏡を開発したらしい」
「日本企業は中国でつくった一番いい製品を欧米に輸出する。二番目にいい製品を、日本へ逆輸入する。そして、最悪の品を中国本土で売る」
「日本の男は痴漢をしたくなったら地下鉄へ行く」
「日本に到着したら、やってはならないことが三つある。1、パチンコをしてはいけない。2、小指のない男に逆らってはいけない。3、自転車に乗ってはいけない」
「昼と夜で日本人は違う顔を見せる」
など、こういう噂が諸外国でまことしやかにささやかれているんだそうです。こういう本を読んでいると、日本人として誇らしい部分とはずかしい部分が両方同時に出てきます。海外に行く機会が多い方は、この本に書かれている話を、現地に住んでいる人の口から直接聞くことがあるのかもしれません。
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日本人の噂のバイブルとは『日本人だけが知らない 日本人のうわさ』のことです。老若男女、海外経験のある人はもちろん、外国に行った事の無い方もこの本を存分に楽しめます。私たち日本人とは一体どんなものなのか?哲学的なテーゼを面白可笑しく考え直してみませんか。
(九州大学 学部生)
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高校の修学旅行の時、乗り換えで羽田空港で出発待ちの間立ち寄った本屋さんで見つけた本。題名を覚えておいて帰ってきてから学校の司書さんに購入してもらいました。内容はもうあんまり覚えてないけど、結構下品な日本の噂があっておもしろかったなぁ。
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私たち日本人は、周囲の外国人からはどのように見られているのか。そこには、時代によって様々な顔がありました。戦後の貧しい時代、バブルの時代、そして現代。遠い日本の地に対する恐怖や着たいから様々な噂が流れる。良くも悪くも、日本という国を改めて見直すことができた、そして、面白い一冊でした。
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ひさびさに勢いをもって通読しました。
噂のかずかず.
日本人についてだけでなく,
日本人による外国の方々についてのうわさも.
偏見や差別,恐怖や不安,愛着や嫉妬など
人間らしい感情のうごきや関心があるから
うわさがうまれるのですよね.
ここがへんだよ!日本人.
思いもよらないことから,なるほどあーあ,ということまで.
それだけ,自分たちと違う文化や特徴をもつひとびとに対しては,
注目や大きな心のゆさぶられがあるということです.
今後,きちんと行動をわきまえ
良い関係とまでは期待せずとも,
互いに理解したり認め合えるようになれればいいなと願います.
ただ,誤解されたり偏見の目で見られるのは
だれでもいやなことです.
この日本国内でも,これだけ多くの変なうわさがあるということです.
外国の知らない土地で,たよりも縁もなくて,
神経質になったり追い詰められたりしている人もいるというのだから,心が痛みますね.
われわれも,口はつつしみましょう.
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◆日本企業vsデマ
戦後の渡米日本人→性別欄に、数字(性交回数)を記入
日本製品→戦後は粗悪品で売れず、工場を宇佐に移転 MADE IN USA表示
ニコン→日本工学工業、戦時中スコープや命中機器を製作、小型大国の日本ブランド先駆け
オカモト→軍事工場として兵士用のコンドームを大量生産、「突撃一番」「鉄兜」
コンドーム使用率→日本低い(3位)、北欧・南アに続く、ちなみに日本は18センチ、アメリカ向けは20センチ、北欧向けは23センチ
人毛カツラ→中国やインドの貧民、寺院の剃髪を買い上げてつくる
◆ジャパン・セックス
昔の日本の婚姻関係→近親婚はセーフティネット
春画→明治時代の欧米への人気のお土産
戦時中のコンドーム→性病予防のほか、防水用の貴重品袋として使用
ワッペン→トラブル回避のための国籍アピール(偽造)
セックス頻度→世界平均103回/年に対し、日本は45回(上位は仏・ギリシャ・ハンガリー)
パートナー数→日本は3位(中国、ブラジル)、インドやベトナムは少ない
性犯罪数→日本は激少(1.8件/10万人)、韓国は13件、アメリカ32件、カナダ80件、南ア123件
日本の強姦罪→膣にいれたら成立するが、肛門は成立しない(穴が違うだけで罪に違いが)
初体験年齢→日本遅い(18.6歳)、欧米は早くアジアは遅い、1位はアイスランド(15.7歳)
◆反日感情
李明博大統領→日本人説(反日感情の利用)
眞露→斗山による日本買収説(同上)
グアテマラ日本人観光客襲撃事件→外国人=人さらい
味の素事件→反宗教的かつ反日感情のあらわれ
◆ゆがんだ日本文化
とりあえずビール→全体主義(≠個人主義)
犬食文化→げてもの食い
KAROSHI→SUSHI、TSUNAMIなどに続く日本発の国際用語
自殺大国→ハラキリ文化からくる誤解、共産主義国のほうが多い(リトアニア、ベラルーシ、ロシア)
食人文化→江戸時代の薬学的な風習「人油」「人胆」
活け造り→国によっては違法、シドニーでは活け造りや踊り食い禁止
卵→中国では白身が貴重、日本では黄身
◆在日外国人の流言
盛り塩は在日差別→盛り塩は、後宮で皇帝が乗る牛を止めるための仕掛け(お客を呼び込む仕掛け)
セックス大学→酒田短期大学、中国人留学生が学生ビザ取得して風俗で稼ぐ
ビニ傘→世界一ビトンを消費する国で傘だけはお粗末
◆日本人から見るガイジン
・脂とり一揆/血税一揆→明治開国時の対米恐怖から
・コカコーラ/メンソール→アメリカの去勢政策
・恋文横丁→渋谷センター街、菅谷篤二
・駒場公園プール事件、松本エイズ事件→東南アジアからの出稼ぎ女性に対する反感から
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様々な日本人についての噂を知れて、また「盛り塩」の由来など意外な事実も知れて、興味深く読めた。
とどのつまり筆者もいうように「噂というのは、人々が抱く無知や不安や恐怖のバロメーター」であることがよくわかった。今後、噂は噂であることを頭において溢れる情報を受けとめたい。
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こういう噂というものは下ネタが多いものだが、事実無根と言い切れない日本の風俗コンテンツの多さに脱力。
日本人がする海外の噂では、昔どうでもいいディテールで友人と盛り上がった記憶があります。
そういう噂が出来る背景に触れて、そこも考えることが大事だと解いていますが、そこのところをもっと掘り下げてあれば面白かったと思います。
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好きなノンフィクションライター石井光太氏の本なので楽しみに読んだが、ライトすぎてイマイチでしたね。
しかし、性や下ネタは相変わらず興味深いネタを提供してくれる。
歌麿デカすぎ。確かにロリコンはびこり過ぎてて、みんなロリコンだと勘違いされるし。横には割れてない。
中韓の反日はもはや伝統芸。
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外国から見た日本の姿の一面がわかる一冊。噂について書いてあるが、統計も多用しているため現実味がある。ただ、この内容を丸呑みしないようにしたいと思った。結構エグい。あくまでも噂、と考えるべき。深読みは禁物と感じた。
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まあまあ。
時代によって、見られ方がだいぶ違うね。
でも、当然だけど、あまり気持ちのいいものじゃないね。
ジョークっていうならいいけど、噂だとマジっぽくて、隔たりを感じてしまう。
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国内、国外、日本人、外人、様々な時代背景~シチュエーションで生まれた噂が筆者の見解と共に書かれています。
さーっと面白く、予備知識つけるくらいのスタンスで読みました。
それなりに面白いですよ。
Posted by ブクログ
日本人は外国人からどう見られているのか。
「うわさ」「風聞の果てに起こった出来事」「ジョーク」が同列に入り混じっちゃってるのがやや気になる。
言われる側の立場においてから我が振りをなおさせる構成が良い。
火のないところに煙は立たぬというけれど、幽霊の正体見たり枯れ尾花もまた真実。
そう思われるだけの理由がこちらにはあって、そう思いたいだけの理由があちらにもある。
「いじめられるほうが悪い」式の原因探しじゃないところが良い。
正しく型通りな偏見は、登場人物の名前を入れ替えればそのまま再利用できる。
誰にでも適用できるということはつまり、悪そうだから悪い奴に決まっている!という「言いがかり」にすぎないのだとよくわかる。
話がジェンダー関係に及ぶと思考が鈍るのが気になるところ。
ブルセラはガングロより一世代上だし、過剰なファッションは男避けの場合もあるし、低用量ピルの「副作用」は実績もみず検討もせず中容量ピルの副作用も無視されていた。みたいなことは目に入らないらしい。
ところどころ語尾が「~なんですよね」になる。
同調を求める口調になっている部分はだいたい偏見に基づいている。
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社会背景とかが同じ感じになると、いつの時代でもどこの国でも同じような噂話が広まるんだね。噂の真偽はともかくとして、噂が生まれる背景はなるほどなと思った。
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タイトル通りで、世界の人々から見た日本人の噂がたくさん書かれています。
ほんまかな?と思うようなんも多いけど、面白おかしく読めました。
逆に日本人→外国人に対する噂にも触れられています。
確かに、外国ってよくわからへん分ステレオタイプとか思い込みってあるもんなー。
そこを鋭くついた本かな、と。
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[ 内容 ]
本書では、海外で語られている噂をご紹介しながら、私たち日本人がどのように見られ、語られ、描かれているのかを探っていきたいと思います。
日本のスポーツやアニメやポルノは海外でいかに受け止められているのか…。
それが真実であろうとなかろうと、世界で噂される日本のイメージを直視することこそが、日本のアイデンティティを考えることにもつながるのです。
そして、それはあなた自身に向けられた視線でもあるのです。
[ 目次 ]
1章 日本企業vs.デマ
2章 ジャパン・セックス
3章 反日感情
4章 ゆがんだ日本文化
5章 在日外国人の流言
6章 日本人から見るガイジン
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
外国人の人格や風習などに対する間違った認識が伝えられるのは今に始まった事ではない。日本人が外国人に抱くのと同様に、外国人が日本人に対して間違った認識が今でも数多くあるようだ。
この本は外国人が日本人に対して誤解されている認識や風評などを、実際にあった出来事を交えながら紹介している。(日本人が持っている外国人に対しての間違った知識などもある。)
これらの話は読んでる分には笑い話とも言えるだろう。しかし、実際に海外に行ったり、外国人と接した場合、こうした誤解を本気で信じてしまってるばかりにトラブルが起こる場合もあるようだ。地球上の多数の人が外国人(彼らから見れば、日本人も外国人だが)と接する機会がほとんど少ないだけに、間違った認識でも信憑性を帯びてしまうものらしい。
この本を読んで、いろいろな人種がいて、それぞれに様々な習慣や認識を持っている事を改めて思い知らされた。海外に行ったり、外国人と接する場合はこれらの事を頭に入れておく必要があるのではと思う。
Posted by ブクログ
最初っから爆笑している。
噂は噂なんだけど、エロいモノから納得できない物まで沢山。
ただ、そんな風に見られている事が分かる本。
何で日章旗が『反日デモ』で焼かれるのかとか、その人達の背景を知らないと 憎しみが憎しみを呼ぶ という構図になってしまう。
噂やデモ、憶測で物事が進みやすいという事を知っておかなければ。
知らないから近寄らない=怖いから
そんな図式はナンセンス。
悲しい過去が有るからこそ、其処からどうフォローして納得して良くかが問題のような本だと思った。
ちと悲しかったのが アジアに広がる尻軽女の代表的な前。
『ユウコ』『ヒロミ』『ミドリさん』だそうだ(T_T)
Posted by ブクログ
海外旅行に行った際、空港で買った新書。
海外で日本人がどう言われているか、また日本人が海外をどう噂したか…などがメインの内容。
下ネタが多いけれど、昔起こった国内外の騒動についての原因が書いてあったりすると、あの事情にはこんな理由が…とわかって、興味深い。
日本に高級家電やブランド品を買いにやってくる、中国バブルの人たちを見ていると、昔は世界各国の人たちがこんな風に見ていたんだろうなぁとしみじみ思う。