【感想・ネタバレ】いけないのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

はじめに本書の使用方法と物語世界(白沢市・蝦蟇倉市)の地図があり、各章の最後に挿入された写真が謎解きのヒントになっているとある。とてもワクワクする導入。

第一章「弓投げの崖を見てはいけない」
蝦蟇倉東トンネル出口で起きた事故。接触した車は不明。事故の被害者安見邦夫の妻弓子を訪ねる刑事隈島。傷心の弓子を狙う宗教団体十王還命会。そんな中、接触した車の持ち主らしき男が事故現場で撲殺死体で発見されーー
す〜ごいね、意地悪なのよ(笑)。“ナオヤ”と“ナオ”、邦夫のことなど、意図的に書いてる。ラスト近くで明かされて「あー」となるの。写真の地図から、わりとすぐ跳ねられたのはあの人だってわかったかも。

第二章「その話を聞かせてはいけない」
両親と共に来日した中国人の少年馬珂(マー・カー)が主人公。人種や名前のことでからかわれ、孤独な珂。経営不振の両親の中華料理店。視界の片隅に現れる少年のような妖怪(鬼)。万引きしようと入った文具店で珂は店主のお婆さんが殺されて男に運ばれていくのを目撃してしまいーー
珂の心がどんどん削られて追い込まれていくのが読んでて辛かったので、この結末は逆に救われた。山内って子は得体が知れなくて、まるで珂が見る妖怪みたいなんだけど、ちゃんと実在しているのが終章でわかった。写真の車の陰に写った子だよね。Tシャツの文字でわかる。

第三章「絵の謎に気づいてはいけない」
十王還命会の宮下志穂の自殺を他殺ではないかと見て調べを進める竹梨と水元。支部長の守谷とともに志穂の遺体を発見した管理会社社長中川が溺死体で見つかりーー
これはビックリした。ちょっと不穏だなとは思ったけど、全く読めなかった。作中の絵と写真の絵が違うのと、ボールペンで描き直したのが誰かはすぐわかる。けど……意図がわからなくて。彼は十王還命会のメンバーだからってこと?

終章「街の平和を信じてはいけない」
今までの主要人物が出てきて、わからなかった部分が解ける。一見とても爽やかに幕を閉じているが、罪は隠蔽されたまま。だからモヤモヤはする(笑)。特に竹梨……。

0
2023年11月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっと読みたくてやっと読めた【いけない】。

面白かった。面白かったけど…
謳い文句が煽りすぎで衝撃が半減。

どんでん返しを期待していた方には
きっと物足りないかもしれない。


ミスリードはあれどどんでん返し感はあまりなく、読者が推理するミステリー。読む人によって考察が変わりそう。


2も読んでみようかな。

0
2024年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なるほど〜
じわじわと真相がわかっていく感じは
ザ・どんでん返し、というよりは
謎解きに近い感覚でした

面白かったけど欲を言えば
小説なんだから写真ではなく
文章で真相をわからせて欲しかった…

0
2024年03月26日

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