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入門書として
幕末以降の日本史の入門書の一冊としてなかなかいい作品だと思う。江戸時代の水戸学の影響で「大日本帝国は世界でただ一つの神国である」という考えに染まってしまった人々が政治軍事の中枢にいて、国の運営を誤ってしまった ということがよく分かる。水戸学の始祖である徳川光圀 水戸黄門さんも罪作りなことをしたもんだ。絵柄はかなり写実的でしっかりとしている。コミックとしては地の文が多いが、本書の性格上やむを得ないと思う。
長州は日本のガン
長州の無謀な攘夷思想が戦前の日本にとってのガンみたいなものだったと思うね。まったく水戸から始まった尊王攘夷思想は碌なものでなかっあ。
ゆっくりと読んでほしい
フィクション方向の作品ではありますが、第二次世界大戦終戦直前当時の日本国内における人々の葛藤をイメージする上では、とても参考になりそうな作品だと思いました。国としてのプライドを守り貫くか、それとも国民の命をこれ以上絶やさないようにするべきか。今や70歳代半ばの人でも戦争を体験したことがいないという時代なので、特にそういう人には是非この作品を手にとって、読んでもらいたいです。