感情タグBEST3
こんな結ばれ方、最高!
時代背景もしっかり描かれていて、情景がありありと浮かんで見え、映画にもなりそうな最高に素敵なお話です。西條先生の作品にのめり込んだきっかけをくれた作品でもあり、西條先生の小説の中の私のお気に入りトップ3に入ります!孫文や蒋介石の時代の中国のお話大好きで、またそこに身分違いから始まる恋愛も、そしてTL要素も含まれる、最強のエンターテイメントです!
匿名
読み応え満載
読み応えあります。歴史、情景、風物誌と、とても手の込んだお話。ヒーローとヒロインは果たして幸せだったのかと考えさせられるけど、あとがきを読んであ、そうなるのか、と納得。終章でも
あの人はどうなったの?と思う人の晩年が書かれていて流石でした。
上海の娼館 異国情緒❇️❇️❇
裕福に生まれ育ち、語学や歌舞などの教養を身につけ、実母を亡くした後は、リベラルな考えの父親、継母と異母弟と何不自由なく過ごしてきた。
賭事で借金を負った父が自殺してから一変する世界。
続きが気になります。
この作品のカラーはブルーグレー
相変わらずこの作家さんは情景描写が細やかで、上海租界の華やかな世界と裏の社会の対比が目に浮かぶようです。
はっきり言うと、この作品は甘い恋物語とは遠いです。辛口です。甘さを期待して読むと、がっかりするかな。
主人公の秀英と笙鈴は過酷な運命に翻弄されながらも、自分の頭で考え、失敗しながらも、しっかり自分の足で立とうとするのは印象深く、惚れ惚れします。だけど、お互い依存するような甘えた考えがないから、辛いわけです。例えば、笙鈴が秀英を姓の『胡』と呼び捨てにするような。
どこかで読んだことある登場人物だなと思ったら、この作家さんの『淡雪のごとく恋は降る』に繋がる作品でした。パズルが合ってスッキリ。だけど、読み返すには重い。