感情タグBEST3
Posted by ブクログ
梨さん長編は初めて。
ずっと不穏な空気が流れてて、ところどころに違和感が散りばめられてて、色々考察サイトも読んで何重にも楽しめました。
映像とはまた違うモキュメンタリーホラーのよさが滲み出ていると思う。
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唐突にホラーを読みたくなって読んだ。面白かった。こういう、真相がありそうでなさそうなホラー、好きだなぁと思った。
全然知らないネット時代の掲示板やノリを垣間見ることができたのも面白かった。「死んだ人のことはちゃんと可哀想にしてあげなきゃ駄目でしょう」って結構パワーワード。
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読み終わる。
なーるほど。なるほどねぇ……。
自然と露悪的な笑いが出てしまうような内容だった。
あとは、これまで自分が読んできた様々なホラージャンルの書籍とは、全く異なる新しい構成で作られている本だった。この手のタイプはそうそうないのではないかな?
ある意味画期的でおもしろいんだけど、
ヒトには絶対に薦めない本だし、
早めに手放して家には置いておきたくない(笑)
それにしても、メインとなる話の核部分の不快さとは別に、
2000年前後?くらいの創作業界の雰囲気に著者が精通しており、
その再現が別の方向からこちらの胸をえぐってくるのが笑ってしまいました。
(特にサイト主のあとがきとかの痛々しい文章!黒歴史を呼び起こします)
心はフリーザ様みたいになります。
初めてですよ……ここまで私をえぐってきた文章さん達は……。
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特定の「あの子」が被害にあい、それを知った者が怪異に見舞われるネット発のホラー。途中で登場するQRコードだのスレッドだの、心霊写真だのギミックいっぱいで楽しめました!
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筆者の文章力が、ストーリーに追いついていない印象を受けた。そのため、分かりづらい描写が結構あった。私は、小説家にはある程度の文章力を求めるので、この筆者の次作は気になるけど読まないだろうなー。
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なんかよく分からないけど加担しちゃったし呪われるらしい
あらいさらしの章良かった~~
梨さん同人やる人の解像度爆高で笑っちゃった
インターネット歴長いとホラー要素以外でも楽しいかもしれない
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つまり
この本を読んだ人が
かわいそ笑
ってことか笑
不幸の手紙ならぬ
不幸の本ってわけ笑
わざわざ買って読んだのに
そりゃあないよ笑
それでこんな感想まで
書いてるんだから
まったく作者の思うつぼ笑
そして
ネタバレ含んでるのに
この文章読んでる人も
かわいそ笑
Posted by ブクログ
不気味としか言いようがなかった。
なかなかこういう本はないので新鮮でした。
読んでいて理解できない部分もありましたが、そこも薄ら寒さを感じました。
QRコードは勇気がなくて読み込みませんでしたが、、
最後の一文にはゾッとさせられました。
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明らかに理解が及んでいないのに関わらず、本能的にゾクゾクしてしまうし、生理的に拒否してしまう。なんて見事な構成力と文章力。最新作『6』も今すぐ注文したいと思いますし、同ジャンルっぽい某作品も読んでみたい。あぁ、今から電気を消して寝るのか。果たして寝られるのか。
近畿地方のある場所についてをきっかけにモキュメンタリーホラーにハマって購入しました!誰かと一緒の昼間に読むべきです。読み終わってもなお背筋がずっとゾワゾワしてます。
Posted by ブクログ
過去のインターネット、アングラ感が強かったあの時代のオカルトが好きな人にはハマるんじゃないかなと思います。某インターネット掲示板のオカ板とか、検索してはいけない言葉とか、そういうのが好きだった人は多分ドンピシャで楽しめるかと。わたしはそういうのを漁るのが趣味な子供時代(最悪だな……)を送っていたので楽しめました!不気味、サイコー!
いや頼む おれがなにしたって言うんだよ……
良質なホラーです。
独特な表現方法でつづられる本書は、書籍のはずなのに「死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?」を読んでいるような気分にさせられます。本筋(語り部の体験談を聞かされている体)のほかに、ブログからの引用、掲示板からの引用、ウェブサイトからの引用、などなどがふんだんに盛り込まれているため、話を読みながら関連リンクを別タブで開いていくあの感じ。恐怖が生々しい、受動的なものではなく自身の好奇心ですべてが進んでいくあの感じ。
途中、QRコードが挟んであり実際に電子媒体から掲示板を模倣したサイトに飛ぶこともできます。どうしても書籍だと引用になってしまい掲示板の見た目は再現できないため、視覚として掲示板を見、独特の空気感に改めて触れられてよかったです。これ、はじめてこういうタイプの参加型読書(って言えばいいのかな)をしたので新鮮で面白かったな。2000年代初期の、匿名掲示板のあの雑多な感じ。向こうに人がいるはずなのにいない、騒がしい、なにか異質なものがまぎれていても気づけない不気味は雰囲気。それがふんだんに浴びせられました。怖い。
結構入り組んだ話ですし、正直何度か読んでここはこうなのかなとか、そういうふうに落とし込める感じがします。ミステリ系ホラーというか、謎解き系ホラーというか。頭を使って読まなきゃならない&恐怖で読み終えた後どっと疲れました。でも怖くて眠れない、みたいなふうになりました……おもしろいんだけど。ホラーとして正しいんだけど。半泣きです。
しかし、まだ内容に触れる前にツイート画面をQRコードで提示、しかもそれだけは転載可ってそりゃないよ……悪意、悪意。ご協力ありがとうございました(笑)
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書き方が好き。
説明している文は同じところをぐるぐる回る。
心の気持ちを表しているような文章が好きだし、この本はそうだった。
最後の章がいまひとつしっくり来なかったのは説明が届かなかったからかも。
表紙のカバー写真が心霊写真だったってことか。
怖さというよりは面白さが強い作品でした。
呪いの物語。
Posted by ブクログ
うわぁぁぁ悪意!隙あらば読者を荷担させて加害者にさせようとする悪意!
オカ板が盛り上がっててアングラ掲示板が普通にある時代を生きたインターネット老人なので、懐かしさを感じると共に「もしかしたら、あの怪談は『そういうもの』だったのか……?」っていう想像も掻き立てられてぞわぞわ
Posted by ブクログ
全体を通して複雑な文章に苦戦しましたが、少しずついろいろなことが関わり合っていることに気付いて結末を追いたくなりました☺️
最終章の幽霊に会う方法の描写は本当に心臓が飛び出るくらいびっくりしました
Posted by ブクログ
ちょっとわかりにくかったけどネット怪談小説としてはおもしろかったかな。
夢小説のこととか出てきてちょっと懐かしくなった笑
QRコード読み込んだらちゃんと出てきて手が込んでるなって思った。
Posted by ブクログ
怖い話の中へ
何も考えずに没入したいのに
作りが複雑すぎて面白さ半分だった…
ネット怪談の成り立ちと
楽しみ方をご教示されたような気分。
恐怖というものの概念が
そもそも違ってきているのかなー?
否応なく誰かを
呪ってしまっているのも怖いけど
でも、やっぱり
自分の身に災いが降りかかるかもと
考えてしまう方が恐ろしさに震えてしまう。
Posted by ブクログ
各章で直接その人を書いてはいないのに、読者にはある一定の影がちらついてと、モキュメンタリーを思わせる小説。
その時代のスラング?単語や会話の続け方がかすっているので勝手に雰囲気に浸っていた。
文章の書き方?リズム?というのか切り方に違和感があり気味悪さがついて回った。
ネットのログから作者、その奥の個人を読み解こうとすると、間にあるなりたいであったり、隠したいがあるので歪んでしまう。それを補正して考えていたつもりが、実は補正しない歪んだものが個人だとわかる。もやもや。
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最終章までの話は良いホラーでした。読んでいると1人の女性の像がチラついてきて、モキュメンタリー特有の各章の繋がりを感じたときの恐怖はよかったです。
最終章はそれまでの内容と変わったテイストの文体になります。説明的でくどく感じるので、なんか読むの飽きてきたな〜と読むのを辞めそうになった瞬間、壁を越えてきて巻き込まれました。頭が混乱してきます。
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モキュメンタリー小説。
後半に少し面白さが失速した感じを受けました。
ただ、2000年代のネット界隈の空気感がしっかりと伝わってきたので世代の人は結構ハマるかもしれません!
Posted by ブクログ
うーん、もっとなんかスッキリする終わりかと思ってたら結局何?って感じだった。
途中までおもしろく読んでたけど、最後がな…微妙。
同じような話に芦田央さんの「火のないところに煙は」があるけど、あっちの方が好き。またはネットで話題の「近畿地方のある場所について」のほうが秀逸では。
もうちょっとなんかあるとよかったな。
Posted by ブクログ
面白いのかとおもってよんだけど、結局いまいちだった。
可哀想なのは話の中に出てくる人なのか、それとも巻き込まれる人なのか。
なんか不気味だった。
それが狙いなんだろうけど。
Posted by ブクログ
ゾワゾワ系ホラーだった。「あらいさらし」の話が不気味。あと読んでる途中途中で精神的にくるというかビックリしちゃう感じあり。
2000年くらいのネット界隈懐かしく読んだなー
Posted by ブクログ
オリジナルの呪いを考案して、鬱憤を晴らしていたら、本物の呪いになっちゃって、それがウィルスみたいに拡大している内に、呪いをかけている側に返ってきているという流れになるのか。
最初は、架空の人物を酷い目に合わせる、呪ってみるというのだったのが、架空の怪談話の登場人物の名前を憎い人の名前に変更して、ねっとの掲示板なのどに掲載して拡散するとか、そういったささいな悪意で、手順を踏んだ呪いではなかったのにな。
この話の作者を巻き込んで、読者を呪いゴッコの輪の中に引き込んで、呪い返しというか、穢れみたいなものを分散しようという魂胆なのか。
横次鈴と洋子という二人の女性が出てくる。
それぞれに語られる体験談の中で、横次鈴という女性が、酷い目にあったりおかしくなったりしているが、横次鈴は一人の女性の事を指しているのだろうか?
なんて思ったりした。
呪いの対象としての概念が横次鈴なのかなとも。
ねっとの中で無限増殖していく悪意の象徴として、洋子と横次鈴がいるのかな。
スッキリする回答のないお話なので、怖いは怖いけれど、答えのないもよもよが多く心に残って、もう怖くて読めない!とはならなかった。
だけど、途中の
「それを繰り返したせいで、どんどん変な方向に向かって行ったんですよ、みんな」
彼がそういうと、あなたの頭の中にはその台詞を喋っている彼の声が入ってきました。
で、実際に、男の声が聞こえてくる。音として「聞こえて」いる訳ではないけど、脳内再生されているので
後ろから聞こええいた男性の声は、回り込むように右耳を経由して、今度は正面から聞こえている。
と、続く一文で、見えない存在が自分の直ぐ側にいるような気配を感じてぞっとした。
本の内容をちゃんとわかっては居ないけれど、ゾワゾワ怖さを楽しめるポイントが何箇所もあって、楽しい本だった。
Posted by ブクログ
筆者がこれまでに収集した情報をもとに怪談を読み解く、読者参加型ホラーモキュメンタリー。
あ~怖かった…だけど詳しく知りたくて即ネットの考察読んだらさらに怖くなった…
チ━━( ꒪⌓꒪)━━ン・・・
参加型
読者参加型の物語。ホラーと言うほど怖くはなかったが、虫のシーンなど、ぞわぞわする描写が上手いと思った。ネットの記事やブログに載るような怖い話はほとんど読んだことがなく、『かわいそ笑』も人のおすすめだったので、このようなジャンルは新鮮だった。
怖くない
私は怖くなかったです。というか意味が伝わらなかった。ただ昔の掲示板とか懐かしいなぁと思って読み勧めてました。
たぶん呪拡散型なのですよね、ただ文章も稚拙で具体的な怖さがなかなか伝わってきませんでした。