【感想・ネタバレ】臼月【うすづき】トウコは援護【まも】りたいのレビュー

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Posted by ブクログ

これはなかなか良かった。デビュー作の掃除機刑事も意表を突いて面白かったが、こちらも、基本は倒叙ミステリ的ながらも、この臼月トウコなる風変わりな人物のユーモラスな雰囲気が、意図せず犯人を壊していくのが痛快。非常に優秀な刑事かなと思う笠置刑事が一向に卯月を覚えていないのは変ではと思っていたら・・・最後に・・・そうきたかとにんまり。

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2022年09月08日

Posted by ブクログ

完璧なはずの計画で事件を起こした者たち。しかし彼らの計画を潰してしまうのは、よりにもよって不器用で使えない新人だと思っていた臼月トウコ。しかも味方をするつもりが余計に窮地に追い込んでしまうって……! ユーモラスな読み心地の倒叙ミステリ連作です。
これは酷いなあ。犯人の立場からしたらやってられない。臼月トウコは別に捜査をするわけでもなく、たまたまほんのちょっと口を突っ込んできただけなのに、それでよりにもよって犯人の計画をぶっ潰してしまうんですね。しかも良かれと思って! あーダメだ。悪意がないだけ余計にたちの悪いやつだ。もちろん、犯人以外の人物にとっては愉快で仕方のないことです。特に「偶然の事情」は一番いけ好かない犯人だったので、快哉を叫びたくなります。
お気に入りは「阿迦奢に旅立つ」。倒叙だもん犯人は分かっているし、だけれどどういうふうにやったんだろこれ? って思っていたら、そういうことだったのね!

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2022年08月17日

Posted by ブクログ

初読みの作家さん。
倒叙大好きなので期待して手にしました。悪くないです。というか全体的にはおもしろかった。

ただ、トウコの話し方とか刑事の反応とかがちょっと不自然すぎて気になってしまってからは読むペースが・・・最後はそういうことかと驚かされましたが(^^;

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2022年10月16日

Posted by ブクログ

倒叙ミステリ短篇集。
周到に証拠を隠滅し、アリバイを構築して犯罪を犯した犯人たち。しかし犯人が刑事と話しているときに「無実を証明できます」と横から口を出してくるトウコによって、皮肉にも窮地に追い込まれていくという話だった。
トウコは職を転々としており、毎回別の職場に現れてその不器用さで犯人をイラッとさせるのだが、本人は純粋に犯人の無実を証明しようと懸命に刑事に訴えかけるところが笑える。実際にいたらウザいキャラだろうが面白かった。

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2022年09月01日

Posted by ブクログ

『掃除機探偵の推理と冒険』がとても面白かったので読んでみました。

トウコの謎解きというよりも、犯人側の視点や心情がメインとなっている本作。倒叙ミステリと言えるのかもしれませんが、トウコの発言がいきなり核心をついてくるところが面白い。犯人にしたらたまったもんじゃないでしょうが・・・(笑)。

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2022年08月22日

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