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前作に引き続きめちゃめちゃ面白かったです!!!
個人的に2作目ってなんか1作目の期待値超えられない感じあるんですが、めちゃめちゃ楽しめました。最初からずっと続きが気になって仕方がない。読むのを止めるのが惜しい作品でした。後半から読み終えて気づいたら夜中の4時だった。
前作のがっつり続きなので、前作読んでから是非読んでほしい(前作のモロネタバレになる)のと、前作の伏線とかが回収されたりするので、前作読んだ人は絶対読んでほしい!!
主人公のピップが、正義感が強くて行動力があって勉強もできるけど、基本は普通の女子高生であり、誰も使えるスマホやパソコンなどのガジェットやアプリを駆使して真相を解明していく様は読んでてとても楽しい。ツールがとてもタイムリーなので(PODCASTとかインスタのストーリーとか、マッチングアプリとか)臨場感が増して良いです。
ピップが普通の女の子なので一緒に謎を解明している感じがでて楽しい。探偵役がいるミステリだと読者は一歩遅れて真相を知る感じになることが多いけど、そういうのが無いのがスッキリしてて読み心地がいい。
早く次の話も読みたいな
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今作もおもろかったな〜
良い言葉だと思って読んでたセリフにそんな伏線があったなんて 見事に裏切られた
特に最終局面は考えさせられるね
続編も読みます
本棚です
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面白かったけど、1巻より辛かった……。3巻はこれより辛いんだと思うと、今からしんどいけど、面白いからやめられない。
スタンリー………生きててほしかったな。
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自由研究シリーズの二作目。
前作はかなりめでたしめでたしで終わったので、
その次の作品をその2週間後からスタートするとは、
著者は勇気があるな。
そして、自分も傷つき周囲も巻き込んだ騒動に
また突っ込んでいくとは勇気があるな、ピップも。
友達の兄が行方不明になり、警察も頼りにならないとあって、
いまや前回の事件で何十万人にもリスナーがついたポッドキャストを利用して、
情報を募ることを決意する。
と同時に、その兄の当日の行動を調べ始める。
SNSのなりすまし犯罪かと思いきや、
過去の連続殺人がからんできたのがちょっと唐突。
その殺人の「共犯者」が前作から登場していた人物だったのだが、
それも唐突。
取ってつけた感を感じてしまう。
前作で重要ファクターだった性犯罪に対する裁判が始まっていたが、
判決が無実になってしまい、
ピップが怒りのあまり証言の録音をポッドキャストにアップしたり、
家に落書きをしたりと荒ぶっていたのには驚いたが、
最後には目の前で人が死んでしまう。
だからといって、ピップがお葬式を執り行うのも、
お葬式に対して抗議行動をするのも、ちょっと違う気がする。
行方不明だった友だちの兄は無事見つかったのは良かったが、
どこへいってしまうのか、ピップ。
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すごく良かった
一作目よりこっちの方が好き
相変わらず読みやすい
今作で出てきたいけ好かない奴らは三作目でちょっと痛い目にあってほしい
でも人数多過ぎて無理か
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完全なる続編。これから読むと前作のネタバレが冒頭にあるので注意。
ピップの正義感がもたらす不幸に苦しむ人々や自身が読んでいて辛かった。
自分自身が分からなくなって感情が暴走してしまう場面からは一気読みだった。
まさしく題名の通り、優等生には向かない事に気づいたピップの行動と立ち直りは圧巻。すごい精神力だなと感じたけれど、終わり…ピップの精神が…心配。ピップもちょっと行動力があって賢い普通の女子高生。等身大の少女の今後がどうなるか、不安で仕方ない。
Posted by ブクログ
『自由研究には向かない殺人』の続き
前回の事件を全面的に引き継ぐ形で物語が進んでいく
今回も調査記録はレポートや原稿としてまとめられる.
区切りごとに課題・問題点を列挙し、一つ一つ解決して新しく出てくる謎に挑む、という構造は理解しやすい。
やはり日本とは生活や文化、個々の性格など全然違うが、描写や表現が分かりやすいので問題なく読めた。
どんな状況でもピップの自分の信じる道を突き進む姿、いつもその背中を押すラヴィは応援したくなる。
真実とは何か。正義とは何か。
答えは一人一人違う。それを実感させられる。
きっと自分だったらピップとは違う道を行くだろう。
だからこそ、他者を否定せず受け入れられる自分でいたいと思った。
Posted by ブクログ
ピップさん、成長してます。感動しました。まだまだ成長するみたい。真実とは、正義とは、なんて課題があるみたいですから。前作より面白かったです。
皆さんネタバレあるから、前作から読むことを勧めてらっしゃいますが、加えて、前作には本作の伏線が•••。ということは、本作にも次作の伏線があるのかな?楽しみです。
ピップさん、成長しながらパワーも身に付けています。ポッドキャストのリスナー60万人ですよ!イギリスの人口約6千800万人なので人口の約0.9%、凄すぎます(内容もエグい)。
成長って言葉、還暦過ぎには新鮮に感じます。成長の定義は、単位時間あたりのポジティブ変化量?意識したら楽しそうですね。
途中まで、あの人のこと書きたいと思ってましたが、理由あって書けず残念。
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ピップの勇気に拍手ばかり。かっこいい、カッコ良すぎるピップ。ラヴィも素敵。2人の掛け合いが大好きです。最後は大泣きしながら読んだ。ピップのこれからが気になるからこの後のシリーズも読む一択であることを決めた。読んでよかった。
Posted by ブクログ
前作に続きボリューミーながらも非常に読みやすく
最後まで没入感があって満足度が非常に高かった。
青春ミステリー小説の爽やかさを残しつつ、
今作はぐっと問題提起を投げかけてくるストーリーだった。
最終作の三部へのつなぎも見事で
一気に三部作読めたのは本当に幸せだった!
なんと言っても
海外ミステリーといえば老人の謎解きという
トラディショナルな枠を華麗に飛び越えて
優等生JKピップがひたむきに真実と正義と向き合う姿が
たまらなく良かった………。
三部で完結がすごく寂しい…。
自由研究には向かない殺人の続編です。
前作から時をおかず、ピップは新たな謎に挑むことになります。様々な悲劇や恐怖を経験したピップは、躊躇いながらも自分の中の強い感情に導かれるようにして依頼を引き受けます。
Tinderやpodcastなど現代らしいアイテムを使って描かれる現代的なミステリーで共感できます。
本国では三作目が刊行されているようなので、翻訳されるのが楽しみです。
Posted by ブクログ
★5.0/5.0
いやぁ、前作に引き続き今作も一気読みしてしまいました、、500ページ以上あるのに気づいたら読み終わってた。
前作もかなり複雑に入り組んだ事件だったけど、今作もなかなか手応えある作品でした!
前作の続編ということで、前作を読んでない人はそっちを読んでから今作を読むことをオススメします。
なんていったって、前作に登場した人物が引き続き登場するし、前作に散りばめられた伏線が今作で回収されるからです。
物語としては、ピップの友達コナーの兄、ジェイミーの失踪事件を解明していくという話。
まさかの人が犯人で、、、
ここからはかなりネタバレになるけど、マックスはなんで無罪なの!?っていう憤りが途中からすごかったのと、チャーリーとフローラどこ行ったん!?っていう疑問がすごくて笑
最後これで終わりなのか、と思ったくらい笑
前作に比べると少し物語の世界に入り込むまでに時間がかかった(冒頭のポッドキャスト配信の描写が長かったからかな)けど、やっぱり序盤から犯人が分かりそうで分からないという前作同様のモヤモヤに駆られながら、結末知りたさに読みとばしました笑笑
総じてとても良かったです!3作目早く読みたい、、多分3作目を読んで完結だと思うので、今作で回収しきれなかった伏線とか、マックスとかチャーリー、フローラのその後などなど、非常に気になる部分を次作で解明するのが楽しみです!
Posted by ブクログ
前作とかなり連続している続編。前作でタウン誌にデマを掲載していたり、薬物ディーラーのハワード・ボワーズと関係してたりと、犯罪者ではないながらもイヤな奴という印象だったスタンリー・フォーブスの意外な過去が明らかになる。
ピップが有名になったことを疎ましく思う人々が増え、親友だったアントとも決裂するなど、YA作品らしくハリー・ポッターの中盤みたいな展開になり気持ちが沈む。
Posted by ブクログ
前作「自由研究には向かない殺人」がとても面白かったので2作目も迷わず購入しました。
相変わらず面白い。他の小説とは違った構成が魅力的。前作の感想にも書きましたが、海外小説の割に素人にもとても読みやすく、すぐ世界観に入り込めます。
まさか前作で出てきたあのシーンがここに繋がるとは…と驚かされました。
伏線が前作の時点で張られていたことにとてもびっくりしました。一体頭の中はどうなっているのでしょう…これ以上はネタバレになるといけないので
是非興味がありましたら前作から読んでいただけたらと思います
もちろん次作「卒業生には向かない真実」も購入します
Posted by ブクログ
今回も期待を裏切らない面白さ。
行方不明者を探す。
この著者は2作目だけど、今回もストーリー展開に驚かされました。
伏線の回収の仕方が「こう来るか!」と、思いもよらぬ方向からボールが飛んできた感じです。
このストーリー展開が自然な流れなのです。(やっつけ感がない!)あまりに自然で感動です。
犯行の目的、犯人は行方不明者でない……。
誰が想像つくでしょうか。
今まで影薄く存在していたサブキャラがメインディッシュだったなんて。人間の思い込みとは恐ろしいものです。
彼らの生い立ちが丸ごと肝になるのですが、そこに行きつくまでのピップの情報収集能力と集めた情報を紐づける洞察力はマジで素晴らしい。
(てか、本当に十代??)
今回はポッドキャストを利用しての情報収集。今回も時代を感じさせます!
(日本でもスタンドFMなど、誰でも音声配信できる時代になってきてますね。素人とは思えぬ発信力に脱帽です)
あとは前作同様、インターネットと足で情報を集める。
この頭の回転の速さ、行動力も見習いたいところです。(本当に十代なの??しつこいって。笑)
彼女の最も優れているところは、集めた情報を取捨選択して、キーとなるものをつなぎ合わせ(点と点をつなげる作業)核心に迫るところなんですよね。
情報が溢れる現代で、この能力はかなり必要だと思われます。
情報にのまれて自分を失うとロクなことが起きません!
前作に引き続き、ピップの情報処理能力には驚くばかりです。彼女から学ぶことは次回作でもありそうです。
「卒業生には向かない真実」ですね。文庫本で670ページ。気合いを入れて読まねば!!
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前作からの引き続き、ピップの活躍が目を見張る。今日の友は明日の敵。
自分の秘密が暴かれたら、明日には周りに誰もいないかもしれない。その時にも近くにいる人を、自分を見守ってくれる人を大切にしたい。
ラヴィの裏方的な支え方がすばらしい。
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前作を読んでないとネタバレもあるし、そうだったなぁと思い出せました。ピップ、やっぱり格好いい!!自分よりも年下なのに憧れる。残念な所もあったけど、綺麗事だけじゃ済まないなぁと感じた。
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前作で探偵は辞めると決意した主人公のもとに、行方不明の兄を探してという依頼が舞い込みます。ポッドキャスト、SNSを駆使した調査で今回もそうきたかー!という謎が明らかになるのでとても面白かったですが、ピップの心に大きな傷が残ったのが気がかり。司法はあてにならないし、調べることで自分と周りが傷つくことにどう折り合いをつけるのか。これは次の巻も読むしかない。
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前作が青春小説として爽やかで気持ちのいいラストを迎えたのに対して、第二部に当たる今作は『怒り』にあふれた物語だと感じた。
ピップは怒っている。たぶん序盤からラストまでずっと。そうして怒りに呑まれている自分を見て、ラヴィに、その寛容に相応しくないと感じている。
ああ〜なんてたまらないんだろう。ピップの誠実が。全然善良ではなくて、燃えたぎっていて、許せなさが原動力ですらある。でも、一方で何かを許したり認めたりしたくてたまらないんだって切実な思いも涙が出るくらいちゃんと伝わってくる。
ピップが自分を許せるようになってほしいな。うまく言えないけれど、ただピップに、ラヴィの優しさを受け入れてほしい。あなたは、少なくともラヴィに対しては、加害者じゃないよ。そういう小さな真実を見落とさないで。
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文句なしに面白い!
前作からの伏線が繋がって、後半に行くほど、なるほどそうくるか、と腹落ち。でも解決されてない疑問がありそうで、もやもやする。早く次が読みたい。
あと、最新のテクノロジーが前作より更に駆使されてて、上手く使ってるなぁと感心。
これが現実だとちょっとやりすぎ?なところもあるけど、エンタメとして面白く読めた。
Posted by ブクログ
前作「自由研究には向かない殺人」の完全なる続編。
前作での活躍によって一躍有名になった主人公への良い意味でも悪い意味でも目立ってしまうことの描写がリアルで苦しかった。全てが身近であり私たちも気をつけなければならないことだと痛感する。
前作同様、読みやすい!登場人物も前作から引き続きのメンバーだったので新たに覚える人間が少なくて、海外の名前でもわかりやすかった。
推理としてもこれまた王道。一歩ずつ犯人に近づいていく様が変にコロコロと展開がかわるよりもわかりやすい。どんでん返しも好きだけど理解するのに時間がかかったりするので、真っ直ぐで本当に良い。
好きです。
推しのラヴィが相変わらず格好良くて良かった……!ピップと幸せになってくれー!
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前作からの流れで爽やか青春ミステリーとならないだろうとは思っていたけどしんどい展開
正義を振りかざすピップの正しさが不幸を呼び寄せてるようにも思え、でもそれって悪いことではないし…とモヤモヤ
あいつは無罪で帰ってくるし、三作目も覚悟して読もう
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「自由研究には向かない殺人」の続編。友人の兄、ジェイミーを探すという新たな調査に取り組むようになったピッピに、さらなる謎と試練が襲いかかる。正義とは、悪とは、人を裁くとは・・・思い悩むピッピは、読んでいるだけで辛い。
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「自由研究には向かない殺人」の続編
とりあえず「登場人物」欄を見ただけの段階で、怪しいと当たりを付けた人物が犯人でした。ダメじゃん。
前作で主要登場人物についての予備知識があるというアドバンテージがある上で、ですが。つまり、ミステリで怪しいと思われがちな立ち位置の人物が犯人という事で。
話としては前作よりよく練り込まれていると感じました。前作の事件を経験した後のピップの内面での葛藤が描かれるなど、読み応えはあると思います。裏を返せば、事件そのものの情報が出てくるのがなかなか遅い。ネットや携帯、ガジェット等を使っての情報収集など、今時のツールを使って情報を集める様を描くのがキモなので致し方ないとは思いますが。
犯人についてもそのヒントが出てくるのは中盤以降になります。
ただ、話としては推理小説というよりはサスペンスに近い感じで、ピップの推理がバババーンと冴えわたる事はほぼなく、犯人の解明は話の流れに身を任せる感じになります。
今回は終盤で、過去にあった連続殺人事件の話が出てきますが、(読者の知らない)この事件の話が出るところまで行かないと、すべてのヒントが出そろった、とは言えないでしょう。(これが原題のBad Bloodの事か、となります)
読み応えはありますが、失踪前に記録されたジェイミーのおかしな犯罪行為をよく考えれば犯人はすぐ分かるし(そこにそれがあるのを彼は何故知っていた?誰が教えた?)、解説にある通り第2部(というより第2章)的な位置づけで、結局前作、次作を読まないと話としてつながらない、という事で、今回も★4つかな。
いいやつが死ぬのはつらい。
終盤、犯人に奪われたピップの携帯がどうなったのかが気になる。前作で活躍したあのアプリはアンインストールしてしまったのだろうか?そして900ポンドの返済はどうなった?
Posted by ブクログ
なるほど、これは三部作というより完全続編だ。
絶対に順番通りに、続けて読んだほうがいいです。
わたしはこのまま三作目まで読みます。
今回はコナーの兄、ジェイミーの行方を探すことになったピップとラヴィ。ピップは、本当はもう探偵みたいなことはやめたいのに、自分の正義を曲げることができない。
アンディベル事件から地続きの登場人物たち。
怪しい動きをしていた人たちの伏線が動き出す。
ピップが正義を貫こうとするほど、被害者に寄り添おうとするほど、冷たい現実がピップを追い詰める。
Posted by ブクログ
面白かった〜〜!ちょっと間空いて読んでたから忘れた部分もあったけど読めて良かった!
「そんな事まで配信するのは流石にYouTuber(ではない)すぎる」と思いながら読んでた。
やっぱり独特な言い回しとか皮肉とかが大好きすぎる!翻訳が天才なんだろうなぁ。
内容はまあまあ...。前回同様結構探索系のTRPGみたいだったけど前回よりも「え、何その情報」みたいなのが多くて難易度高えわ。
Posted by ブクログ
ピップの正義感は素晴らしいが、あやうい。社会は必ずしも正しい者を支持しない。事件は解決しても、悪党は捕まらない。
ピップの行動力に引っ張られるように読み進むが、後味は必ずしも良くない。
あれ?あれ?そっちに行きます?
前作を読み終え、勢いで2作目も読みました。
皆様仰ってますが、ちゃんと1作目から読んで頂きたい。
いきなり前作のネタバレから始まるので、本作から読むとみすみす傑作ミステリー小説を一冊ドブに捨てる事になります。要注意です。
さて本編のお話、先ずコナーがダルい作者の意図どおりだと思いますが、もう一度言いますコナーだるい、うざ絡みやん、嫌やったら依頼すんなよ!って心から思いました。
一方、ラヴィが出てくるとテンポアップするんですが、コナーとの対比からかラヴィが軽く見える気がしました。
主人公がコーラ?をある人に頭からぶっかけるシーンやA~Bの時間帯に関する情報提供は不要というニュアンスで話すシーン、同級生を集め、ある箇所を捜索した際の解散の下り等、何様?と感じるシーンが多く作者が意図的に行っているとはわかりつつ、前作の頃より主人公A性格拗らせている感を感じました。
アントとローラン?ペアもウザイ!クソウザイ!3作目はこの二人の事件にしようぜ!?
前作の正義感で突っ走る清々しさは薄く純粋さも無く、依頼をされたから、ある意味でのタイムリミットを意識し無くなく対処している感が読者に伝わってきます、狙いなんでしょうケド。
結末もう~ん、ピップ頑張れと思う反面...
三部作の二作目なので、ネタフリ回なのかな?という、あざとい見方も出来ますが
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思っていた以上に続きだった。そして前回の件とSNSで知名度を上げてしまった十代らしい振り回されようがしんどい。主人公も前作の無謀な感じとは違う感じに迷走しての暴走気味に見える。自身を削って歪ませて真実を追求してるような様子が痛々しい。重責や影響軽く見積もって軽率に頼ってないかコナー。背負いすぎてトンチンカンになりかけてるフシもあったところに(家破壊はやり過ぎ)今回トラウマ植えつけがあり、正直次が不安。家族とラヴィとのやりとりが癒しなので、続編でもソコだけは無事でいてほしいと切に祈る。本当に。頼むよ。
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展開の強引さは前作よりも穏やかになったかと思います。
ただ高三から大学入学までの1年足らずの間に、どうして彼女はこんなとんでもない事件ばかりに巻き込まれてしまうのか…。しかもどうやら次作はもっとひどいことになるそうで…。かわいそうでなりません。彼女にごく普通の大学生活を送らせてあげたいのですが…。
Posted by ブクログ
訳者がよくない。
今作の中には、前作の作品タイトルがそのまま物語の中にも出てきます。
つまり、現実と虚構を混ぜるという著者の遊び心ですね。
ところが、日本版では訳者のせいでそれがおじゃんになりました。
今作の日本版では、ピップが前回手掛けた殺人事件は「グッドガールの殺人ガイド」という名前になってしまいます。
それというのも、前作の原題を訳者(もしくは編集者)が勝手に「自由研究には向かない殺人」などというタイトルに変えてしまったせいで、
そのタイトルのまま使うとおかしな感じになるので「グッドガールの殺人ガイド」という本来の原題を直訳したものを使うことになっています。
しかも、グッドガールの殺人ガイド、ってそのまま直訳されても日本人には意味不明。
前作の原題はA Good Girl's Guide to Murderです。
このタイトルの最後の部分を「殺人ガイド」と訳すのは、犯人目線になるのでおかしい。
英語で殺人事件はa Murderであり、Good Girl'sの頭にAが掛かっているので、Murderも殺人というよりは殺人事件の意味になるのでは?
殺人ガイドということであれば、Guide to Murder of A Good Girl'sという綴りになったのではないでしょうか。
それから、われわれ日本人はよく攻略本のことをガイドブックとも言います。
つまり、「グッドガールが殺人事件を攻略した」というのが原題に込められた意味なのでは?と思います。
だけど、日本ミステリにおいて「殺人事件攻略」って綴りは、あまり馴染みがない。
同じ意味でよく使われるのが「殺人事件簿」ですね。
そしてグッドガールは本作のタイトルである優等生をそのまま使用することにして、
「優等生の殺人事件簿」もしくは「良い子の殺人事件簿」とするべきだったのではないかと、個人的には思いました。
前作がこのような日本語タイトルであったなら、今作の中に出てくる前作のタイトルをそのまま違和感なく使えたことでしょう。
それからこの訳者のよろしくない点は他にあります。
教会横の墓地でのシーン。
とある人物が「ったく、驚かさないでくれ」とつぶやき、それに対してもう一人の人物が「教会の近くで、”ったく” って吐き捨てていいんですか?」と返して、場が少し和むシーンがある。
日本版では「ったく、」って訳されている部分、おそらく原著では”Hory shit!"もしくは"Fu◯k!"って言っていたのではないでしょうか?
だからこそ、「教会の隣でそんなこと言っていいのか?」っていう返しで、笑いの効果があるわけです。
それを「ったく、」って訳してしまったものだから、このシーンは日本人にとっては不思議なやり取りになってしまっている。
せめて「くそったれ!」ぐらいに訳し、それに反応する人物のセリフは「神聖な場所で汚い言葉は謹んでくださいね」って返すのであれば、日本人にも文脈がよく分かる。
このシリーズは英国のド田舎で起きる出来事であり、田舎といえば日本だろうが英国だろうが田舎特有の”おおらかさ”と、少々の”下品さ”や”がさつさ”が入り混じっているわけです。
ところが、この訳者の生み出す日本語では、その下品でがさつな部分がかき消えてるんですね。登場人物のセリフは極めて上品なものに変えられてしまっている。
だからド田舎の雰囲気がまるで出ていない。
本シリーズを、服部京子なる訳者に任せたのは大失敗だったと言えよう。