【感想・ネタバレ】AI法廷のハッカー弁護士のレビュー

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Posted by ブクログ

エンターテイメント作品 連作短編集

裁判に詳しくなくても気軽に読めます
ラストの法廷は痛快でした

まさか、現実には有り得ないでしょう?
ですが、いつか現実化するかも知れません

シリーズ化して欲しい

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2024年05月09日

Posted by ブクログ

第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞でデビューした著者の2作目。AIが裁判官を務める近未来を舞台にした法廷ミステリー。ハッカー弁護士といってもサーバーに不正ログインするわけではなくアルゴリズムの穴を突く(グーグルで検索上位に載せる方法やツイッターでバズる方法の文脈で使われる「ハックする」の意)のが主人公の法廷戦術。古沢良太『リーガルハイ』の古美門研介もしくは新川帆立『元彼の遺言状』の剣持麗子の系譜。登場人物みんなそのまま映像化できそうなくらいキャラが立っていて面白いwまた、著者の本職がデータサイエンティスト(AI技術者)ということもあってディテールにも隙が無い。いつだって脆弱性の本質は突き詰めれば小さいミスなのだ。確かにAI裁判官が導入された暁には、判決に至る過程の演算は自然言語で説明されないわけだからこういうバグを突いた戦い方は全然あり得そう。AIとプロ棋士の対決だって最初期はそうだったわけだから。

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2022年06月23日

Posted by ブクログ

知識集約型の職業はAIに取って代わられる、という。
その観点からいけば、膨大な法律と判例を駆使して公正な判断をくだす裁判官はAI向き、とも考えられる。
では実際にAIが裁判官となれば何が起こるのか、なぜAI時代に弁護士は身なりや振る舞いにこだわるのか、ハッカー弁護士とはどういう意味なのか、ということを、現代のAIの根幹である機械学習の特徴を踏まえつつ、裁判エンターテイメントに仕上げている。さらに正義の御旗を振る弁護士もの、というよりはコン・ゲームの味わいも含めつつの「逆転裁判」な展開が待ってるだけに、続きが気になって仕方ない。
主人公の機島雄弁、依頼人の軒下、ハッカーの錦野、などなど登場人物たちのキャラクターも立ってるので、シリーズ化してほしい。

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2023年05月28日

Posted by ブクログ

逆転裁判×リーガルハイのSF小説。裁判の公正を期すため裁判官をAIにして全ての判決を間違いなく導けるようになった近未来。主人公の機島雄弁はハッカー弁護士として勝訴をとってきた。しかしある事件での依頼人、軒下と出会うことで彼の道徳観は動かされていく、という内容。法廷の茶番劇感は逆転裁判みたく、雄弁はリーガルハイの古美門先生を彷彿とさせる。その時点でもうエンタメとしては面白すぎる。しかしの根本は何でもAI化してしまうことに対するアンチテーゼのようで逆に道徳観を問われる物語に思えた。ラストの法廷シーンは圧巻。

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2023年02月07日

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内容は理解できないたころが多々あったけれどもテンポの良さと憎めない悪徳弁護士の活躍が楽しかった。登場人物はみなくせ者揃いで飽きさせなかった。つづきを期待している。

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2022年08月07日

Posted by ブクログ

AI裁判官が導入され、今までの膨大な裁判記録や検証がシステムにより迅速かつスムーズに行われるようになり、
裁判件数処理も比較的に増した世の中になった。
無敗の弁護士・機島雄弁は、AI裁判制度のシステムのホールをついて、勝利を勝ち取ってきた弁護士。
そんな彼が出くわす裁判の数々と、AIのマスターキーを追う話。

SFにあまり親しみを持てない人には、なかなかにハードな物理科学のデータ検証、数値、説明。
途中でそれらを理解するということを止めた途端に、読みやすくなった。
実現しそうなAI裁判制度を一足先に覗き見た気分だ。
主人公の機島は、性格がひん曲がっているが、意外とまぁ…あまり依頼はしたくないが見ている分には。笑

AI裁判が導入されれば、データ認証過程を利用した頭脳犯も続々と生み出されそうな予感。

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2023年03月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

発想は面白いと思うな、AI裁判官が導入された世の中でシステムのバグをつきながら魔法のごとく勝訴していく機島雄弁。その良心っぽいものになりつつある軒下。(チートキャラ)
ちゃんと読んだら何を言おうとしてるかはわかるけど、若干くどさもあり、軒下のチートさもあり。
あと冷徹弁護士キャラがわりとすぐに懐柔されるところもちょびっと萎えるというか。1冊を通してここまで変わっちゃうかという感じ。
面白かったけどもうちょっと期待しちゃった。

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2023年01月29日

Posted by ブクログ

あれ?これってエンジニアの人なら分かる表現なんかな?それとも誰も分からん作中の造語なんかな?何なんだろう?っていうのが結構多くて、都度調べるのが読者として正しい姿勢だろうけど、でもその手間って本を読む上ではノイズになってしまう。
これは本や作者が悪いということではなく、読者の知識の浅さが招いたノイズなので、もっと勉強せななあと気づけた点で良い本でした。
とにかく軒下くんがキュートなのでOKみたいなとこある。

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2023年01月14日

Posted by ブクログ

タイトル、テーマに強く惹かれたため購入したが、思ったほどは面白くなかった。比喩が分かりにくく文章もブツブツと切れてスムーズに読めない。
ストーリー展開も引き込みが弱いので途中で読むのをやめてしまった。

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2022年10月13日

Posted by ブクログ

序盤はあまり面白くなかったけど、キャラに慣れた後半からわりと面白く読めた。
主人公はAI裁判官に最適化して、システムの穴をついて勝訴することだけを考えているようでありながら、実は裁判制度をより良くしようとしているような中途半端さ(そこが魅力なのか?)。
文章は割とスカスカでラノベっぽく、キャラは完全にラノベというか漫画。

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2022年08月09日

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